皆さん、おはようございます。さて、皆さんは米百俵の話をご存じですか。明治維新のとき、新政府軍と徹底的に戦った、今の新潟県である長岡藩は焼け野原となり、七万四千石あった禄高が二万四千石に減らされました。みんな食べる物がなくなったとき、知り合いの藩から米百俵をおくってもらえたのです。みんな喜びました。

 

しかし、長岡藩の小林虎三郎は、この百俵の米を食べるのではなく、将来のために学校を作ると言いだしたのです。みんな怒りました。しかし、小林虎三郎は“学校を作りたいのだ”といい、みんなは納得したのです。この学校から、東京大学の総長や山本五十六元帥が誕生しました。みんな、お腹がへって苦しみましたが、この国に宝を残したのです。

 

同じように会社も将来に備えなければなりません。そのために、少々苦しいこともありましょう、言いたいこともありましょう。今だけ良ければいいのではありません、将来に備えるために、ちょっとシンボウしなければならないときもあります。少々シンドイくらいでヘコたれてはなりません。明るくて安心な将来のため、今日も一日頑張ってください。