GARMIN ガーミン RTL515 のおすすめ | オカポンのブログ

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岡本 誠 OKAMOTO Makoto

GARMINのリアビューレーダー Varia RTL515(28,500円)を使ってみました。とても素晴らしかったので、ご紹介します。


◼リアビューレーダーとは
自転車に乗っていて一番怖いのは、後方から来る車にはねられることです。自分がどんなに注意していても、追い越す車が車間を間違えて接触してくれば、どうしようもありません。大型トラックやワゴンなどが、自分のすぐ右側ぎりぎりをすごいスピードで追い越していき、肝を冷やしたことは誰にもあるでしょう。

近年は自転車の車道走行を推進するために、自転車レーンの青いラインや矢印が引かれている所が増えましたが、そこに路上駐車している車が多く、後方から車が来ているかどうか、自転車乗り・サイクリストは頻繁に後方を確認する必要があります。


自分はロードバイクの右ハンドルの端にバックミラーを付けて時々後方を確認しますが、ミラーが小さいので見落としがある。駐車の車を避ける時は頭を右にひねって後方を目視確認しています。
※駐車中の車を追い越す時、ハンドサインは不要です。頭を右にひねった方が、ドライバーは気付きやすい。またハンドルから手を離すことはとても危険なので、減速や障害物を指すなどのハンドサインは私は一切やりません。

 

駐車の車がなければ、車道の左側の段差から30~50cm内側を、ふらつかずに真っ直ぐ走っていればいいのですが、車が来てなければリラックスして姿勢を変えたりボトルを取ったりするし、車が来ていれば緊張を高めて左側をまっすぐ走る。そういうメリハリを付けるためにも後方から来る車は常に把握しておきたいのです。
 

リアビューレーダーは、後方から接近する車をレーダーで検知してサイクリストに通知するデバイスです。ミリ波レーダーを後方に発信し、140m後方以内の接近してくる車だけを知らせるものです。サイクルコンピュータのGARMINが先鞭を付け、現在は競合メーカーもあります。
リアビューレーダーを実際に自転車の安全に役立てる

◼機種の選定
私はサイクルコンピュータを使っていないので、スマホで使えることが前提条件です。メーカーはGarmin、Magene、Brytonの3社。Garmin RTL515、Magene L508、Bryton R300の3モデルを次のサイトで比較していました。
Garmin Varia RTL515 vs. Magene L508 vs. Bryton Gardia R300: Which One to Buy?
Google翻訳を使いました。


どれもスマホで使えます。誤検知が少なくバッテリーの持ちが良いのは、Garmin RTL515でした。但し、値段は一番高く、Amazonで28,500円です。
GarminにはライトがないRVR315があり22,000円と安いのですが、バッテリーの持ちがカタログで7時間なのでロングライドでは電池切れになりそうです。RTL515はカタログ・デイフラッシュモードで16時間持ちます。
Garminの新モデルにRCT715があり後方を録画できます。録画は要らないし値段が49,000円もするので対象外です。
以上よりGarmin RTL515をAmazonにて28,500円で購入しました。スマホのソフト(GARMIN Varia)は無料でGoogle Playからインストールしました。

◼ロードバイクへの取り付け
RTL515にはリアシートポストに取り付けるアタッチメントが太さを変えて3種類も入っています。またサドルなどに付けるアタッチメントが別売されています。しかし私のロードバイクはリアシートポストにバッグがあるので、そのままでは付けられません。
バッグに付いているタグを上手く使うことをひらめき、クリップペンシルをタグに引っ掛けてRTL515のシートポストマウントを取り付けました。このブログで一番PRしたいポイントです。


◼使用レポート
RTL515の操作マニュアルには、テールライトをオフにする操作(デバイスキーを2秒間押し続ける)が書かれていますが、これは機器の電源をオフにする操作です。ライトを消してレーダーを使うことはできませんでした。
スマホのアプリを起動して走り、後ろから車が接近すると、画面に車の絵が表示されます。


複数台の車が来た時は、複数表示します。

 

車接近の検知は正確でした。


車接近のアラームは、アプリの画面で見るのではなく、アプリのベル音で認識した方が実用的です。後方140m以内に車が入ってきた時はベル2回。車が追い越し終わったり道を外れたときは、電子音(コロン)が鳴ります。車が急に接近した場合はベルが3回鳴ります。アプリをスマホに表示しておく必要はありません。
ベルで「コーション」、電子音で「クリア」といった感じ。ベルが鳴ったら、電子音が聞こえるまで、左側をふらつかずにしっかり走る、という使い方をしました。
アプリのベル音は、Bluetoothの骨伝導イヤホンで聞いています。カナル型のイヤホンを片耳だけに付けてもいいと思います。


バッテリーの持ちですが、2時間弱、デイフラッシュで使い、アプリに表示されるバッテリーの減りは1~2割でした。最長何時間使えるかは、よく分かりません。
スマホの方は、アプリを起動したら別アプリを表示させたり画面をオフにしていても、車接近のアラームは鳴ります。よってスマホのバッテリーの減りは問題になりません。

◼問題点
2時間弱の走行中、RTL515とスマホのBluetooth通信が1度切れました。アプリを操作して接続は回復しましたが、その間は車の接近を通知しませんでした。これが頻繁に発生しないか心配です。

◼まとめ
GarminのRTL515のリアビューレーダーは、車に追い越される時のリスクと不安を減らす、素晴らしいデバイスです。Garminのサイコンがなくても使えます。車の接近を音で知らせます。Bluetoothイヤホンとの併用をおすすめします。
以上