2024/06/08 宇野亜喜良と難波田史男と合わせて見てすごいことになるの日 | [開運]オカポンポン*のついてる日々

[開運]オカポンポン*のついてる日々

毎日とってもついてるので忘れないように、記録いたしますね〜〜

先週6/1NHKの

ラジオで宇野亜喜良の声が聞こえて

展覧会があることを知った

自身のことをとても普通に淡々として

話す様子が心地よくて

早速出かけてみた

チケット売り場がかなり混雑して

待ち列ができていた

夥しい量の作品が天井まで並んでいた

私が小学生から中学生の頃

よくPARCOでみたポスターや本の中で出会う

(公ではじっくりとは正視できない雰囲気の)

怪しくて猥雑とても惹かれる魅惑的な少女や馬がモチーフ

の作品が多くある










みているうちにあの頃の昭和時代を思い出す

宇野氏は、文字 ポスター 書籍の作成

編集や装丁、アニメーション、

舞台に関する美術の総てを手書き、異素材との合成

(PCはまだ無い)で

なんでもできてしまうすごい人です

コラボしているお仲間たちの面子が、

寺山修司、澁澤龍彦、和田誠、横尾忠則、アラーキー

などなど

一世を風靡していた方々です

本やお芝居の展示物が夥しく沢山あった、

舞台装置は勿論、衣装、粘土作品、被り物まで!

アンダーグラウンド界をデザイン性で超越し

宇野亜喜良WORLDに変換してしまい

時代を代表してしまった天才職人アーティスト

圧倒的かつ堪能できる内容と量でした


突如急ぐ用事ができてしまい💦

2階の併設の展覧会を大急ぎで覗いて

帰ろうとして驚いた


難波田史男という画家の絵が

真っ直ぐに自分に入ってきたからだ




家のすぐ近所で育った方、

父親が日本では有名な抽象画家で、

ご本人は若くして亡くなったと経歴にある

一番驚いたのは、

「太陽なんていらない」や「宇宙人会議」といった

今、通用するテーマを1968年に描いていたこと

見ていると、彼の描く線がまさに

潜在意識から浮かび上がるそのままを

映し取っていることに気づく

線が振動しており生まれ出てくる時に色彩はない

色彩がでるのは意識が現実と触れ合う時に

感情や知性的な判断をともなう色としてつくようだ








展示の最後に父親の龍起の小品が参考に 

ニ点展示されている

父親の完全に完成され作成意図も伝わる抽象画、

史男はお父さんの作品(自己と周囲の統合性)

を遥かに超えた所に立ち

現代の私たちがまさに今直面する

分断された自己と他者の関係を心象風景として

透徹した視点から浮かび上がらせ

絵に外在化させている

その因を自分の中の意識そして集合意識まで

届かせ、太陽や宇宙にまで拡大している

実際にファンタジックに

宇宙へ出かけて行ってる感あり

内なる自己を日々顕微鏡で見ることで意識がどんどん

拡大していく様子を見ることができる展示会

(6/16まで初台オペラシティアートギャラリー)

こんな画家がいたなんてすごい収穫でした