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資産活用コンサルタント
岡本晶代（まさよ）
投資戦略の考え方・・・アセットアロケーションについて
投資を始めたいけど、リスクは抑えたい。
投資戦略の方法でリスクが低いと言われている「アセットアロケイション」について知り実践してみたい。
そんな疑問にお答えします。
アセットアロケーション戦略において何よりも重要なのが、資産を振り分ける割合「アセットバランス」です。
アセットバランスは、アセットアロケーション投資を成功させるための『カギ』となります。
アセットアロケーションを実施する際には、各アセットごとにあなたの資金を何%の割合で投資するか考える必要があります。
この、資産を振り分ける割合を「アセットバランス」と呼びます。
アセットアロケーション運用において、アセットバランスは投資結果の80%を決めます。
たとえば、年利回り5%を目指している場合。利回りのうち4%は投資資金をどのアセットにどれだけ配分するかのバランスで決まるのです。
投資結果の残り20%を決める要素は、金融商品や商品を購入したタイミングになります。
アセットバランスさえしっかりと設定できればアセットアロケーション投資の恩恵を十分に受けられるということです。
まず、どのように割合を決めるのか、指針を考えていきましょう。
アセットバランスの指針となるものはさまざまあります。リスク許容度や利回りの目標など、人によって異なるでしょう。
どの決め方も一長一短があり、決して間違っているわけではありません。
ただ、アセットバランスを決める指針は継続する力が大切だと考えています。
そもそも指針を考える際は、あなたが何のために投資をしているのかを思い出してください。
投資を始めたい方の多くは、お金を増やすことが目的ではないでしょうか。
投資対象になる金融商品には値動きがあるため、価格が上がったり下がったりします。
私たちはお金を増やすことが目的なため、購入した商品の価格が上がるのを期待しますよね。
価格が上がって儲けたお金で、何か商品やサービスと交換したいと考えているはずです。
この交換する力は「購買力」と呼びます。いわゆる、商品やサービスを買う力です。
つまり、お金を増やす目的は「購買力を維持させ向上することが目的」とも言い換えられます。
アセットバランスを決める方針を「購買力の維持・向上」として、実際に割合を考えていきましょう。
アセットバランスの割合を考える際は、主に2つのアプローチ方法があります。
1. 金融工学に基づいたアプローチ
2. 社会学に基づいたアプローチ
1.金融工学的アプローチとは
さまざまな数値を用いて理論的にアセットバランスを導き出す考え方です。
そもそも、アセットアロケーション理論は金融工学から生まれています。
2社会学に基づいたアプローチは
現実世界の経済状況や生活環境を踏まえてアセットバランスを考える「社会学的アプローチ」があります。
大切なのは、日本と先進国や新興国の経済規模の違いや各国の力関係などの部分です。
金融工学的アプローチと違い、社会学的アプローチでは理論的な計算ではなくGDP比率や時価総額などを参考にアセットバランスを導き出します。
社会学的アプローチでは、年齢や投資可能な期間などの、運用を行う本人の状況も加味して考えます。
2つのアプローチ方法がありますが、どちらでアセットバランスを求めるのが正解なのでしょうか。
結論から伝えると、2つのアプローチ方法を両方組み合わせて考えるとうまくいきます。
今日はここまでです。
明日は投資の割合についてお話ししますので、またお越し頂くと嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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