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資産活用コンサルタント
岡本晶代（まさよ）
一世帯の借入金はいくら？健全な家計管理のポイントを解説
・一世帯あたりの借入金の金額や目的って？
・どうすれば健全な家計管理ができるのか知りたい
こんな疑問にお答えしていきます。
みんながどれくらい貯めているのか、どれくらい借入金があるのか知りたくても、なかなか人と話ができない話題の1つが「お金」ではないでしょうか。
この記事では、「一世帯当たりの借入金の金額や目的、健全な家計管理のポイント」について解説していきます。
一世帯当たりの借入金はいくら？
2022年の金融広報中央委員会の調査によると、借入金のある世帯は単身世帯で15.3％、2人以上世帯で20.4％でした。
借入金残高の平均額は次のとおりです。
単身世帯：384万円
2人以上世帯：1,303万円
単身世帯と2人以上世帯の借入金額には大きな差があり、それぞれに目的も異なります。
●単身世帯の借入の目的
日常の生活資金：44.8％
耐久消費財（車、家電、家具）の購入資金：13.4％
旅行・レジャー資金：10.5％
●2人以上世帯の借入の目的
住宅の取得や増改築のための資金：47.8％
日常の生活資金：20.3％
耐久消費財（車、家電、家具）の購入資金：15.3％
これらは、あくまでも平均値であるため、個人や世帯によってはもっと少ない場合もあれば、もっと多い場合もあるでしょう。
また、借入金は返済能力に合わせて適切に管理することが重要です。
健全な家計管理の3つのポイント
健全な家計とは、収入と支出のバランスが取れていることはもちろん、資産と負債のバランスが取れていることを指します。
また、借金にはいい借金と悪い借金があります。
「いい借金」とは、将来値上がりする資産を買うための借金や収益を生み出す資産を買うための借金をいい、「悪い借金」は、金利の高いカードローンやキャッシングなど資産が残らないものをいいます。
日常や生活資金のための借入金は一日でも早く返済し、健全な家計管理を取り入れる必要があります。
ポイントとしては、次の3つ。
1.家計簿をつけて収入と支出のバランスを取る
どんぶり勘定の人はまずはきっちり収入と支出を把握してバランスが取れているかを把握するようにしましょう。
2.大きな買い物や投資は計画的にする
車や家具、家電などの大きな買い物や投資などは、長期的な目線で貯蓄を積立て計画的に購入するようにしましょう。
3.無駄遣いしない
今の自分に本当に必要なものか？と一度自分に問いかけてから購入するように心がけましょう。
つい貯金額などの資産に意識が向きがちですが、負債とのバランスを意識して、健全な家計管理を目指していけるといいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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