決断 | 岡本達也オフィシャルブログ「常行一直心~チョコっと日記~」Powered by Ameba

決断

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。



2013年最初の更新でありますが、今日はこのブログを見てくれている皆さんに大切な報告をしなければなりません。


チームからも発表がありましたが、私、岡本達也は2013シーズン、ガイナーレ鳥取へ移籍する事になりました。



僕にとって水戸ホーリーホックは、ジュビロ磐田を退団し、もう一度Jリーグに挑戦すると誓って進んだ大学から、僕を拾い、再挑戦させてくれた感謝しても感謝しきれない大切なチームです。

また、このブログでも度々書いたように、いろんな面で大きな可能性を秘めた、これからとても楽しみなクラブであると思っています。

サッカー人として、そんなクラブの変化に携わりたい、自分自身が影響を与えて変化させたい、その先の景色を見てみたい。
そんな夢、希望を持っていることは紛れもない事実です。


正直、シーズン終了後、最初にオファーの話を頂いた時、移籍する意志はありませんでした。


しかし、今年一年をしっかりと振り返った時に、サッカー選手としてもっと成長しなければいけないと強く感じ、どちらが大きく成長できる可能性があるのか考え、移籍するという選択に至りました。


サッカー人として、水戸に残ってこのクラブや地域を変化させてみたい、大きく変化していく水戸に携わりたいという自分と、1人のサッカー選手として、もっともっと成長しなければいけないと切実に思う自分の間で揺れに揺れました。

過去にこんなに何かを決める事で悩んだ事はありませんでした。
ジュビロから大学に行く事を決める時の何倍、何十倍も悩みました。

でも、どんなに悩んでも、いろんな人に相談しても、答えはなかなか出ませんでした。

と、いうよりも、もともと答えなんかない。

選択した道を正解にするかどうか。
自分自身の手で、いや、足で、選択が正しかった道にするしかないんです。



過去に水戸で活躍した選手の多くは上位のチームに引き抜かれていきました。

えいこー、塩谷、フランク、たくろうくん、荒田くん...。

鳥取は順位を見てもわかる通り、昨シーズン残留争いで何とかJに残ったチームです。

何で下位のチームにいくんだ!?

そう思う方もいると思います。


でも、僕は苦しい状況が待っていようとも、その道でもがいて、結果を出し続ける事で、今まで以上に大きく変化、成長できると考えました。

1番心苦しいのは、水戸で僕を愛し、支え、応援してくれたサポーターの方々の事です。
僕はこのブログやインタビュー、様々なものを通して、夢を語り、これからの水戸のあるべき姿について発信してきました。
そんな僕に共感し、応援し、愛してくれた方々がたくさんいてくれました。
そんな方々に恩返しもできず、挨拶もせずに、半ば裏切るような形でチームを去らなければならない事は本当に辛く、申し訳ないです。
まさかこんな形になるとは自分でも予想もしていませんでした。

ただ、僕が「今現在」サッカー選手として絶対に忘れてはならないのは、僕が語った事、発信した事、サッカーへの取り組みや考え方によって、多くの方が応援してくれたわけではないという事。

もちろんそこに共感してもらえていた部分もあると思うけど、1番は僕がピッチの上で、ある程度の結果を出したからだ。


ピッチでいろんなものを証明し、表現する事がプロ選手として絶対に必要な事だと思う。

ならば、僕はプロ選手として、僕に共感し、愛し、応援してくれた方々のためにも、昨年以上に、もっともっと結果を出し続けなくてはいけない。

そんな僕だからこそたくさんの人が僕の考え方や取り組み方、発信する事に共感し、応援してくれる。
プロサッカー選手である以上、僕が1番考えなくてはいけないのはやはり、一点でも多くゴールを取る事。

そう考えました。


僕が語った想い、夢に偽りは一つもありません。
今でも水戸ホーリーホックというクラブが大好きです。
僕を拾い、育て、愛してくれた大切なクラブです。
離れなければならないのは本当に辛く、残念ですが、クラブはここに存在し続けます。
僕がいなくなっても、どんなにスタッフ、選手が入れ替わっても、ファンやサポーターの皆さんはずっと変わらない。

皆さんはクラブの財産、宝物です。

僕の夢は皆さんに託します。
どんな形になるかはまったく想像がつきませんが、いつか、また水戸ホーリーホックに何らかの形で力になれたらと思っています。




僕の大好きな、大切なクラブ、水戸ホーリーホックをよろしくお願いします。





そして、こんなに愛してもらったチームを自分で決めて出て行くからには、どんなに苦しくても、自分の選択した道を正しい選択にできるよう、死ぬ気で、サッカー人生を賭けて結果を出そうと思います。

この選択に不安がないわけではありません。
でも、不安や分からない部分が大きいからこそ、逆に考えれば、大きく変化できるチャンスだと捉えています。

とにかくコンスタントに試合に出続けて、結果を残し続ける事。

僕はもっと変化できる。
もっとゴールが取れる。

自分自身を信じ、自分自身に期待して、僕らしく全力で挑みます。


同じリーグで闘いますが、こんな僕をこれからも応援し続けて頂けたら、いや、気にかけていただけたらサッカー選手としてこんなに嬉しいことはありません。

いろんな想いの中で選択した道ですが、自分で考え、自分で決断しました。

もう僕ができる事、やらなければいけない事は、この選択した道を正解にするために死ぬ気で前に進み続ける事、のみです。

自分自身で、自分の人生を何とか切り開いていこうと思います。


水戸を応援してくださった皆さん、本当に二年間ありがとうございました。
この二年間、クラブ、そして愛し、応援し、支えてくださった皆さんのおかげで、人としてもサッカー選手としても成長できたと思います。

ゴール後の皆さんの笑顔、勝利の後の笑顔、何よりも好きでした、最高です。

またK'Sスタでお会いできる事、成長した姿を見せられる事を楽しみにしています。

大仏しちゃいますから。笑

チームは離れますが、これからもよろしくお願いします。






最後に、大好きな桜井さんの曲に、またしても僕の心境に驚くほど似た曲があったので載せさせてもらいます。

もし良ければぜひ聞いてみてください。
詩だけでなく、曲も「やってやる」みたいな迫ってくる感じがすごく心を動かされます。
2番のオブラートに包んで~のとことか、まさに僕の想いを書いてくれたんじゃないかって思わされます。

どこまでいけるかはわかりませんが、僕も暗いトンネルの向こう、終わらぬ夢のその先に必死で手を伸ばしてみようと思います。






Mr.Children / hyponosis

揺れ動く思いが 風に吹かれて
群青色の夕闇に溶け
迷いを消してくれるなら

すべてが思い通りに
ならぬことくらいは
知っているつもり 
でもすんなり
受け入れられもしないから

不安に追いつかれないよう
願いを今 遠くへ 遠くへと

今日も見果てぬ夢が 
僕をまた弄んで
暗いトンネルの向こうに
光をチラつかす
叶うなら このまま夢のまま 
もう現実から見捨てられても 
構わないさ


自分に潜んでた狂気が 首をもたげて 牙を剥き出し 遠吠えをあげる
もう手懐けられはしないだろう

国道に弓張り月
消えそうな細く尊い煌き

オブラートに包んで
何度も飲み込んだ悔しさが 
今 歯軋りをしながら
僕を突き動かす

新しい何かに出会えるかな
今 終わらぬ夢のその先に
僕は手を伸ばす

今日も見果てぬ夢が 
僕をまた弄んで
暗い深海に沈んだ 希望をちらつかす
叶うなら このまま 夢のまんま
もう 現実に引き返せなくたっていい

いつか新しい自分に また出会えるまで そうさ 終わらぬ夢のその先に
僕は手を伸ばす





















iPhoneからの投稿