こんにちは。

アレテーを求めて~

今日もトコトコ( ・ω・)

弁護士の岡本卓大です。

 

9月8日放送の大河ドラマ『光る君へ』。

興福寺の僧たちが都にやってきて、それを追い払わせる道長。

その後、不審な火事が続く。

一方、まひろの書いた『源氏物語』は、宮中で大いに話題に。

曲水の宴の途中で降った雨と、その中で彰子が見た道長らの姿。

男はかわいいものだというまひろ。

彰子と一条天皇の関係も、少しずつ変化していくのでしょうか?

吉野の金峯山に頼道とともに参る道長。

その留守を狙う、伊周の企み?

ちなみに、まひろは、幼い少女時代の『紫の上』が登場する『若紫』を書き始めたようですねぇ( ・ω・)

 

 

大河ドラマを見てない人は、

再放送か、NHKプラスで視聴してみてください。

(※ 大河ドラマ『光る君へ』の著作権は、NHKに属します。

また浜松市の公式キャラクター「出世大名家康くん」と本作の

家康くんは、縁もゆかりもありません。

なお、本作の著作権は、作者に属します( ・ω・))

 

では、週一連載。

【進め家康くん( ・ω・)】『光る君へ』を語れ!

はじまり、はじまり~

 

 

(『光る君へ』「目覚め」あらすじ)

興福寺の僧らが都に押し寄せ、朝廷に要求を突きつける非常事態。

道長は事の収拾に奔走する。

一方、まひろは物語を書き進め、宮中の話題を集めるが、狙いである一条天皇と中宮・彰子の関係は深まらない。

道長が熱望する彰子の懐妊はほど遠く、さらに都で病や火事など、不吉な出来事が続いたため、道長は一世一代のある決断をする。

そんな中、天皇がまひろを訪ねてきて…

 

 

家康くん「興福寺の僧ども、意外とあっさり追い払われたな( ・ω・)」

 

瀬名「自分たちのやらかしていることを取り締まっている国司らの解任を朝廷に求めるとは、なんだかなな話でしたね…」

 

於愛「でも、興福寺の僧たちが追い払われた後、都で火事が頻発してます。

祟りでしょうか?」

 

家康くん「祟りなんかじゃないさ。興福寺の手の者の放火だろ( ・ω・)」

 

瀬名「興福寺を始めとした寺社勢力って、けっこうやりたい放題だったのですね。」

 

於愛「とても神仏を信仰している人たちの行いとは思えません!」

 

家康くん「寺社勢力ってね。実は、ずっと厄介な存在だったんだ。

そもそも桓武天皇が奈良の平城京から京都の平安京に遷都されたのは、

奈良では南都六宗を始めとする寺の勢力が強かった。

だから、その影響を受けずにすむように平安京遷都を決行したのさ。

その後も、寺社勢力は、独自の荘園を拡げ、武装化し、

なにかと神仏を掲げては自分たちの要求を通そうとする。

とても、やっかいな存在だったのさ( ・ω・)」

 

瀬名「織田信長殿が、比叡山延暦寺を焼き討ちしたのも、そのような背景があったのでしょうね。」

 

於愛「朝廷も、鎌倉幕府も、室町幕府も、寺社勢力のやりたい放題を防げなかったのですね。」

 

家康くん「だから、わしが開いた江戸幕府では、寺院諸法度や神社条目を作り、

宗教勢力も幕府の法の統治下に置いたのじゃ( ・ω・)」

 

瀬名「ところで、『源氏物語』。宮中では大流行していますね。」

 

於愛「女房達も、公卿達も、夢中になって読んでいますね!」

 

家康くん「やっぱり文学って影響力大きいよねぇ。

どうして『源氏』にしたのかとか、

自分がモデルかと思ってたとか、

『源氏物語』に描かれている人物達が、

それぞれの読む人にとって誰それがモデルかと思わせてしまう。

それは、まひろこと紫式部の人間観察、分析、描写の能力の高さだろうねぇ( ・ω・)」

 

瀬名「彰子は、『源氏物語』に登場する男達のことがまったくわからないようなことを言っていましたね。

それが、曲水の宴が雨で中断されている間に、道長や他の公卿たちの姿を見て、少し理解できるようになったのかも知れません。」

 

於愛「こういう表現は誤解されるかも知れませんけど、

彰子は男を知らないから『源氏物語』の男達のことがわからなかったのでしょうね。」

 

家康くん「まさにそうだろうね。

『源氏物語』という物語の深さは、読者の人生経験によって、

かなり感じ方が変わってくるのだろうね( ・ω・)」

 

瀬名「道長が息子の頼道とともに、大和(奈良県)の金峯山にお参りの旅に出ましたね。」

 

家康くん「役行者(えんのぎょうじゃ)こと役小角が開いた山だな。

山岳信仰に密教や浄土信仰なんかが結びついた修験道。

日本の古くからの信仰も調べてみるとなかなか面白そうだねぇ( ・ω・)」

 

於愛「でも、道長たちがお参りの旅に出かけてる間に、

伊周が何かやりそうですね。もう大人しくしてればいいのに…」

 

家康くん「藤原伊周という男も、くだらない野心を持たずに、

学問、詩の道に生きれば、優秀な男だったろうにねぇ…

だが、彼が野心を持つようになったのも、そのような家柄に生まれてしまったからだろうな。

ある意味、かわいそうな男なのかも知れん( ・ω・)」

 

瀬名「まひろが『源氏物語』の続きを書きながらつぶやいていた言葉…

『若紫』を書き始めたようですね。」

 

於愛「光源氏が、幼い『紫の上』と出会う話ですね。」

 

家康くん「紫式部の『紫』は『紫の上』から来ているとも言われる。

『源氏物語』の中でも主要人物の登場の物語だねぇ( ・ω・)」

 

瀬名「次回は、やはり伊周が仕掛けてくる謀略と、

それに対する道長の対応というところになるのでしょうか?」

 

於愛「一条天皇と彰子の関係も、何か進みそうな予感がしますね!」

 

家康くん「まあ、またいろいろ起こるんだろうから、

見逃さずに、次回も観ねばなるまい( ・ω・)」

 

 

来週も語れ!

進め!家康くん!