落雷の瞬間を見たことある?
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930年(延長8年)のこの日(旧暦)、平安京の清涼殿に落雷があり、大納言の藤原清貫(ふじわら の きよつら)が亡くなった。
平安京では長い間日照りが続き、公卿たちが清涼殿に集まり雨乞いを行っていた時の出来事だった。
この落雷は政治的な策略によって京の都から太宰府に左遷され、そこで亡くなった菅原道真(すがわら の みちざね)の祟り(たたり)であると信じられ、道真の学者としての名誉を回復した。また、これにより菅原道真は雷の神「天神」と同一視されるようになり、「天神=学問の神」として菅原道真が祀られるきっかけとなった日である。
関連する記念日として、「天神」として信仰される菅原道真の誕生日と命日に由来して毎月25日は「天神の縁日」、命日に由来して2月25日は「道真忌」となっている。
(引用終わり)
平安時代の落雷でそのような記念日ができていたのですね。
大学者であった菅原道真。
政治的には不遇でしたが、祟りと恐れられ、学問の神様として祭られてることになりました。
ちなみに雷については、仙台気象台が次のような資料を公開しているようですね。
https://www.jma-net.go.jp/sendai/knowledge/kyouiku/yoho/ts.pdf
(気象庁ホームページから引用)
ピカッと稲妻 いなずま が光って、その後にゴロゴロゴロ・・・という大きな音が聞こえてくる。 雷です。では、雷の正体はなんでしょうか。
雷は、積乱雲という発達した雲で発生します。
積乱雲の中には、非常 ひじょう に強い上昇気流とたくさんの水や氷の粒が あります。氷の粒と氷の粒がぶつかると静電気が発生して、積乱雲の 中には静電気がたまっていきます。
静電気が雲の中にたまるのは、強い 上昇気流によって軽い粒と重 い粒が上下に分かれるためです。例えば、軽い粒がプラスの静電気を持って重い粒が マイナスの静電気を持つとすると、下図のように雲の上下にプラスとマイナスの静電気が分かれてたまります。また、雲の下側のマイナスの静電気 せいでんき に引きよせられて、 地面にはプラスの静電気が集まってきます。
空気の中は電気が流れにくいのですが、このような仕組みで静電気が大量にたまっ てくると、耐え切れなくなって激しい光とゴロゴロという音を出しながら電気が流れます。これが雷の正体というわけです。雷は雲と地面の間だけでなく、雲の中でも発生します。
(引用終わり)
物理の世界ですね。自然現象のメカニズムというのは興味深いものです( ・ω・)
本日の記事紹介。
神武征討記( ・ω・)
第2部 神武東征・退魔大戦編
第68話「神様の声!八咫鏡と伊勢神宮!」
雨ごいの儀式中に落雷があり、人が死んでしまったって、
科学の知識の無い平安時代の人達からしたら、現代以上に怖かったでしょうねぇ。
菅原道真の怨念が落雷を起こしたとは思いませんが、
それが無ければ、天神様への信仰も生まれなかった。
その場合、合格祈願は、どの神様にしてたんでしょうねぇ( ・ω・)?
奇しくも、菅原道真の名を知らぬ人のいない存在に変えた落雷事故。
人の世の歴史とは面白いものです。
読んでくださり、ありがとうございました。
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