こんにちは。

アレテーを求めて~

今日もトコトコ( ・ω・)

弁護士の岡本卓大です。

 

神武征討記の登場人物等はこちら( ・ω・)

 

 

 

なお、この物語はフィクションです。

極右、ネトウヨからの批判、誹謗中傷は受け付けません。

本作の著作権は、作者に属します( ・ω・)

それでは、はじまりはじまり~

 

 

 

この物語は、日本という国の原型を作った一人の

空前絶後の英雄の生涯を描いた物語である。

 

神武征討記

第79話「神武とスケヨリヒメの合流!広島へ向かえ!」

 

 

ストーリーテラーのアメノウズメでございます。

今回は、メインの舞台の前に、少々、この人の周辺のことを見ておきたいと思います。

日向(宮崎県)高千穂。

魔王パズスに封印され、熱病が流行している九州の高千穂にある日、ランという名の女が現れました。

そのランは、魔王パズスにより広められた熱病を治療し、瞬く間に高千穂の人々、

そして、神武様の妻であるアイラの信用を得るようになっていました。

 

 

アイラツヒメ「ラン殿。あなたのおかげで高千穂の人々が熱病から救われました。

本当にありがとうございます。

あなたは、いったいどこでそのような医術を学ばれたのですか?」

 

ラン「アイラツヒメ王妃様。大陸で少々、医術の修行をしておりました。

まあ、私などの過去のことなど、王妃様がお気にされるほどのものではございませんわ。」

 

アイラツヒメ「そう。大陸で医術を。

あなたのような名医がいることを知らなかったなんて、

私も神武の妻である王妃としてまだまだですね。」

 

ラン「いえいえ。アイラツヒメ王妃様ほどのお方は天下広しといえども、

他におられません。

ですが、なにかお悩みではありませんか?

よければ、この私にお話しください。」

 

アイラツヒメ「……実は、最近、おかしな夢を見るのです。

毎晩のように…

私の夫・神武がスケヨリヒメさんと結婚して、私が捨てられる夢…

おかしな夢ね。まあ、ただの夢ですから、気にしていないわ。」

 

ラン「……アイラツヒメ王妃様。その夢のこと、詳しくお聞かせください。」

 

 

アイラはランという謎の女医に自分が毎晩見る夢のことを話します。

それに対して、ランは、アイラに神武様とスケヨリヒメが出会えば二人はやがて愛し合うことになる、

そのことをアイラが感じ取って夢に見ているのだと話します。

ショックを受けるアイラ…

 

 

アイラツヒメ「私がそのようなことを思っている…

神武がスケヨリヒメと出会わないようにスケヨリヒメに死んで欲しいと…

しかし!それでは、魔王軍を倒せないのでは!?」

 

ラン「アイラツヒメ王妃様…しょせんは、ただの夢です。

何も、ご心配なされず、辛い時は、いつでも私にお話しください。」

 

アイラツヒメ「ええ…ありがとう…」

 

 

ランの元から帰っていくアイラ。ランが一人になってから…

 

 

ラン「ふふっ…私たちパズス軍が広めている病気を治すふりをしただけで、

これほど私を信用するとは、愚かな女ね。アイラツヒメ。

神武とスケヨリヒメが出会うことなくスケヨリヒメが死ねばそれでよし。

出会ってしまったときには、あなたを私たち魔王軍に引き込み

あなたの夫・神武を殺させてあげるわ。

くっくくく、さあ、どう転んでもお楽しみね。」

 

 

アイラに近づいているこのランという謎の女…どうやら魔王パズスの手の者のようです。

アイラを闇に引き込もうとする何者かが策動を始めているようです…

さて、場面変わって、安芸(広島県)吉田郡山。

 

 

サンシノモトナリ「神の戦士の中でも特別な力を持つ神武様。

7大魔王と大魔王ハルマゲドンと戦うには、あなたと大和女王ヒメタタライスケヨリヒメ様

が揃う必要があります。」

 

神武「それは、どういうことなんだ( ・ω・)?」

 

サンシノモトナリ「7大魔王はいずれもランクで言えば、Sランクよりもさらに上のSSランク。

このSSランクと戦えるのは、神武様とヒメタタライスケヨリヒメ様だけなのです。」

 

アチタケル「俺達、金色の神の戦士でも魔王とは戦えないということなのか?」

 

サンシノモトナリ「戦うこと自体はできるでしょうな…

ただ、魔王を倒すには、スケヨリヒメ様に強化された神武様の剣で倒すしか方法がありません。

その他の方法では、魔王にはトドメをさせないのです。」

 

サルメノウズメ「いったいどういうことなの?」

 

サンシノモトナリ「そういうルールです。以上。」

 

神武「なるほど、そういうルールなのか( ・ω・)」

 

ショウリュウキ「何の説明にもなっていない気がするけど…」

 

サルメノウズメ「まあとにかく、神武様とスケヨリヒメ殿が合流する必要があるということね。

スケヨリヒメ殿は、広島にいるみたいね。

広島に戻りましょうか。」

 

アチタケル「う~ん。せっかく吉田郡山まで来たが、思ったほどの収穫は無かったか。」

 

サンシノモトナリ「ああ。せっかくじゃ。

神武様。呪文を一つ教えて差し上げましょう。」

 

神武「呪文?なんの呪文だ( ・ω・)?」

 

サンシノモトナリ「この広い日本(ヒノモト)各地を徒歩で動くのは大変でしょう。

この呪文は、古(いにしえ)の秘呪文。

一度、行ったことのある場所であれば、一瞬で飛ぶことができる呪文です。

その名も、瞬間移動呪文(ルーラ)。」

 

神武「ほう。それは便利な呪文だな( ・ω・)」

 

サンシノモトナリ「呪文の習得に一晩かかりますので、

それまでこの吉田郡山でお休みください。」

 

 

どうやら神武様はサンシノモトナリから瞬間移動呪文(ルーラ)を伝授されるようです。

習得まで一晩。その間、神武様達は、吉田郡山に滞在することになりました。

さて、その間に、またしても魔王軍にも動きがあるようです。

大和(奈良県)ハルマゲドン魔城…

 

 

パンドラ「大魔王ハルマゲドン様!

申し訳ございません!

ヒメタタライスケヨリヒメを神武と同じアーリマンのエリアに入らせてしまいました!」

 

ハルマゲドン「ふむ。パンドラ。ちと我慢しろ。」

 

パンドラ「えっ!?」

 

 

パンドラを激しい電撃が襲う!

 

 

パンドラ「キャ~~~!!!」

 

 

電撃に撃たれ、倒れるパンドラ。

 

 

ハルマゲドン「ふっふ…美女が苦しみ悶える姿と声は良いのう。」

 

パンドラ「お、お許しを……」

 

ハルマゲドン「余の趣味のために、ちとビリビリさせてイジメただけだ。

パンドラよ。神武とスケヨリヒメが合流すれば、

魔王達が討たれる可能性が出てくる。

あの二人を合流させなければ、我ら魔王軍の勝率は100パーセントだ。

負けることの無い戦いをして、人間どもを神の戦士どもをいたぶってやろうではないか。」

 

パンドラ「(な、なに?私、ハルマゲドン様の趣味のために

ビリビリさせられただけなの?これパワハラ、セクハラじゃね?)」

 

ハルマゲドン「これまでに神の戦士どもに討たれたが、

惜しい者達を余が復活させよう。

以前よりもはるかに強く、このハルマゲドンに忠実な僕(しもべ)としてな。」

 

 

ハルマゲドンが召喚の呪文を唱えると、5体のSランクの魔物が現れる!

それは、ミカワノタケチヨに敗れた悪魔紳士メフィストフェレス、

エツノケンシンに敗れたベリアル、

ツチミカドヒメに敗れたブリュンヒルト、

ヘイケノキヨモリに敗れたハヌマーン(ボスマーン)、

ヘイハチトウゴに敗れたレヴィアタンの5体!

 

 

パンドラ「こ、この者達は!?」

 

URメフィストフェレス「偉大なる大魔王ハルマゲドン様。

Aランクのときに神の戦士に敗れた我らを見捨てられることなく、

復活させてくださったこと、心より感謝いたします。」

 

URブリュンヒルト「我らの本当の力。神の戦士どもに見せてやりたいと思いますわ。」

 

URベリアル「我らは、Sランクのハルマゲドン親衛隊として、

必ずや神の戦士どもを皆殺しにしてみせます。」

 

URレヴィアタン「くっくく。我らは雑魚な魔物とは違う。

その真の力、お見せいたしましょう。」

 

URハヌマーン「まずは、神の戦士ヘイケノキヨモリ。

俺を殺したあの男をスクラップにしてやります。」

 

ハルマゲドン「パンドラよ。この者達は、Aランクとして消えるには惜しい者達。

Sランクに強化して復活させた。

このハルマゲドン親衛隊の指揮は、パンドラ、お前に任せる。

広島に行き、ヒメタタライスケヨリヒメを殺してくるがいい。」

 

パンドラ「はっ!必ずや!」

 

 

大魔王ハルマゲドンは、スケヨリヒメの抹殺のため、パンドラ率いるハルマゲドン親衛隊と軍勢を広島に派遣する。

他方、吉備(岡山県)鬼ノ城(キノジョウ)…

 

 

アーリマン「神武とヒメタタライスケヨリヒメが揃えば、

吉備(岡山県)にこのアーリマンを討ちに来ることは

目に見えている。

ハルマゲドン親衛隊がスケヨリヒメを殺すまでの間、

なんとしても、神武を足止めする!」

 

ナアス「このダエーワ・リボーン、ナアスにお任せください!

神武達を広島に近づけさせません!」

 

アーリマン「ここで止めろ!

神武とスケヨリヒメが合流すれば、ヤツらは、この岡山に来るぞ!

どんな卑怯な手を使っても、神武を足止めするのだ!」

 

ナアス「必ずや!」

 

 

魔王アーリマンは、ダエーワ・リボーンのナアスを総大将に神武様達を足止めするための軍勢を

吉田郡山と広島の間の広島の東北地域に派遣する。

そして、大空のスクリーンにハルマゲドン放送局の中継が始まる!

 

 

キョウメ(@大坂)「始まった!魔王軍の侵攻!

今回は、どこや!?」

 

ミヤコ(@大坂)「また安芸(広島県)!広島や!

広島が戦場になるのは、これで3回目やで!」

 

ラン(@高千穂)「アイラツヒメ王妃様。魔王軍が広島に侵攻しているようです。

広島にスケヨリヒメ女王がいるせいですわ。

魔王軍の狙いは、おそらくはスケヨリヒメ女王一人。

王妃様のお子様であるタギシミミ王太子や神武王宮のみなさん、

そして、広島の民達は、スケヨリヒメ女王の巻き添えになって襲われるのです。」

 

アイラツヒメ(@高千穂)「スケヨリヒメの巻き添えになって…

私の息子や民達が、襲われるというの…?」

 

 

広島上空に現れるパンドラ!

そして広島の町を包囲するAランクのハルマゲドン直属の魔物達!

 

 

パンドラ「出てきなさい!ヒメタタライスケヨリヒメ!

あなたを殺しに大魔王ハルマゲドン様直属のAランクの魔物の軍勢を連れて来てあげたわ!

出てこなければ、広島の町の人間を皆殺しにする!」

 

 

神武王宮…

 

 

タギシミミ「大魔王ハルマゲドン直属のAランクの魔物の軍勢だって?

それでは神の戦士ではない俺達には手も足も出せないじゃないか!」

 

ダザイテンマン「なんということだ…魔王軍のかつてない精鋭部隊ということか…」

 

イツクシマオキツシマヒメ「町の者達を神武王宮に避難させています!

しかし、あの軍勢が相手では、堅固な神武王宮であっても持ちこたえられぬやも知れません!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「妾は行きます!ヤツらの狙いは妾の命!

妾が行けば、神武王宮や広島の民達は助かるはず!」

 

タギシミミ「ダメです!父上が、神武が戻るまで、神武王宮で耐えしのぎましょう!

あなたが殺されては、もう魔王達や大魔王ハルマゲドンを倒すことができなくなる!」

 

ヘイケノキヨモリ「俺が出て戦おう。」

 

ヒムカノナミ「いくらなんでもムチャよ!あなた一人であの数の軍勢と戦うなんて!」

 

ヘイケノキヨモリ「ムチャでもなんでも…

俺しか戦える者がおらん!

神武殿達が戻るまでの時間を稼ごう!」

 

イナバノウサメ「ヘイケノキヨモリ……」

 

 

一人出撃するヘイケノキヨモリ!

ヘイケノキヨモリは、たった一人で、Aランクの魔物の軍勢に立ち向かっていきます。

 

 

ヘイケノキヨモリ「Aランクともなると、昇天呪文(ザラキ)は効果が無さそうだな。

我が槍で相手をしてやろう!魔王軍よ!」

 

パンドラ「ふふっ。たった一人で大魔王ハルマゲドン様直属の

精鋭達と戦おうとは、なかなか無謀な男ね。ヘイケノキヨモリ。

さあ、みんな!やっておしまい!」

 

ヘイケノキヨモリ「相手にとって不足なし…

西国覇王ヘイケノキヨモリ!参る!」

 

 

ヘイケノキヨモリの獅子奮迅の戦いが始まる!傷つきながらも、次々にAランクの魔物達を倒していくヘイケノキヨモリ!

その頃、吉田郡山では…

 

 

神武「いくらヘイケノキヨモリでも一人ではあの数の魔物と戦うのはムチャだ!

急ぎ、広島へ向かう!」

 

サンシノモトナリ「お待ちなされ。瞬間移動呪文(ルーラ)の習得にはあと少し時間がかかる。

習得後に呪文で飛ぶ方が、ここから走って向かうより速い。」

 

神武「しかし、このままでは、ヘイケノキヨモリが!」

 

アチタケル「神武様!我らが先に向かいます!」

 

サルメノウズメ「サンシノモトナリさん、私たちを広島近くに飛ばすことはできるかしら?」

 

サンシノモトナリ「広島までは無理じゃが、広島の近くまでは飛ばそう。」

 

ショウリュウキ「お願いします。」

 

サンシノモトナリ「瞬間移動呪文(ルーラ)!」

 

 

サンシノモトナリの瞬間移動呪文(ルーラ)で、広島の東北にある太田川の岸辺まで飛ばされる

アチタケル、サルメノウズメ、ショウリュウキの3人。

しかし!

 

 

アチタケル「川の向こうに渡れない!なんだ、この異様な空間は!?」

 

ナアス「ふふっ、ようこそ神の戦士たち。

このアーリマン軍のナアスが太田川を巡って結界を張り巡らせているわ。

あなたたちは、広島には入れない。

ここで、我らアーリマン軍が足止めさせてもらうわ!」

 

サルメノウズメ「魔王アーリマン軍!

空間使いか!」

 

ナアス「死霊剣士たちよ!こやつらを囲い込め!

倒す必要はないわ!

こいつらを、足止めできればその間にスケヨリヒメをハルマゲドン親衛隊が殺すわよ!」

 

ショウリュウキ「私たちを足止めするために!

ここで時間を消費されたら、広島が落ちてしまうわ!」

 

 

広島を目前に張り巡らされた結界!

アチタケル達3人はアーリマン軍に足止めを受けます!

その頃、広島では、ヘイケノキヨモリの前にSランクのハルマゲドン親衛隊が!

 

 

ヘイケノキヨモリ「な、なんだ…こいつらは?

他の魔物達と次元の異なる力を感じる。」

 

URハヌマーン「よう。ヘイケノキヨモリ。

俺のことを覚えているか?」

 

ヘイケノキヨモリ「貴様は!神戸で俺が倒したハヌマーンの王、

ボスマーン!?」

 

URハヌマーン「その生まれ変わり!ハルマゲドン親衛隊が一人!

URハヌマーンだ!俺様の仇であるお前を叩き潰してやるぜ!」

 

ヘイケノキヨモリ「くっ!平家槍術!死突北斗七星槍!!!」

 

 

URハヌマーンの胸に北斗七星槍を打ち込むヘイケノキヨモリ。

しかし、URハヌマーンの体は、ヘイケノキヨモリの槍をはじき返します!

 

 

ヘイケノキヨモリ「バカな!俺の北斗七星槍が効かない!」

 

URハヌマーン「俺たちは、大魔王ハルマゲドン様のお力で

以前とはけた違いに強く復活したのだ!

喰らえ!ハヌマーン爆裂拳!!!」

 

ヘイケノキヨモリ「ぐおぉ!」

 

 

URハヌマーンの拳の連打により白銀の鎧を打ち砕かれ吹き飛ぶヘイケノキヨモリ!

 

 

タギシミミ(@神武王宮)「なんてパワーだ!ヘイケノキヨモリの白銀の鎧が粉々に!」

 

URハヌマーン「スクラップにしてやるぜ!

ヘイケノキヨモリぃ!」

 

イナバノウサメ(@神武王宮)「あの強いヘイケノキヨモリが…

手も足も出ずにやられている!」

 

 

ハルマゲドン親衛隊URハヌマーンのパワーになすすべもないヘイケノキヨモリ。

もうヘイケノキヨモリは瀕死の状態だわ!

 

 

URハヌマーン「トドメだ!俺様の仇!」

 

 

URハヌマーンがヘイケノキヨモリにトドメを指そうとした瞬間!

URハヌマーンを強烈な火炎が襲う!

 

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「火炎呪文・超(メラゾーマ)!!!」

 

URハヌマーン「ぬおっ!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「治癒呪文・中(ベホイミ)!

ヘイケノキヨモリ、すまぬ。今の妾の回復呪文では、お主を全開させることまではできぬ。

だが、これで命は助かるはずじゃ!」

 

ヘイケノキヨモリ「ス、スケヨリヒメ様…いけません…

こいつらの狙いは…あなたの命…」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「むっ!」

 

 

スケヨリヒメはハルマゲドン親衛隊に囲まれてしまっています。

 

 

URメフィストフェレス「くっくく、ヘイケノキヨモリを助けようと

たまらず出て来てしまいましたね。

ヒメタタライスケヨリヒメ女王殿。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「貴様は!?メフィストフェレス!?

貴様は、伊勢(三重県)でミカワノタケチヨに討たれたはず!」

 

URメフィストフェレス「我ら5人は、大魔王ハルマゲドン様のお力により、

Sランクとして復活させていただいたのです。

女王殿!死んでいただく!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「くっ!絶対防御呪文(アストロン)!

妾を討つのが目的なら、妾はこうしてお主らの攻撃を防ぎ続ければよいのじゃ!」

 

 

完全な防御に徹する絶対防御呪文(アストロン)を自らにかけるスケヨリヒメ。

これでスケヨリヒメにはどんな攻撃も効きません。

 

 

URベリアル「ほう。器用な技を身につけたものだな。

ならば…」

 

URレヴィアタン「広島の民達を見殺しにして自分の身を守り続けられるかな?」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「なんじゃと!?」

 

 

広島の町に向けて、攻撃を開始するハルマゲドン親衛隊!

広島の町が次々に破壊されていきます!

そして、ついに神武王宮からも火の手が上がります!

 

 

タギシミミ(@神武王宮)「なんという破壊力!みな!

神武王宮から避難する!民達を先導せよ!」

 

ヒムカノナミ(@神武王宮)「でも、このまま神武王宮を出ても、

あのハルマゲドン親衛隊に民達が殺されるわ!

私たちでは、ヤツらとはまともに戦うことすらできないわ!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「や、やめよ!妾が相手をする!

町への攻撃をやめるのじゃ!」

 

 

たまらず完全防御呪文(アストロン)を解くスケヨリヒメ!

 

 

URブリュンヒルト「今よ!受けなさい!

氷結呪文・極(マヒャデドス)!!!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「きゃぁ~~~!!!」

 

 

究極の氷系呪文に大ダメージを受けるスケヨリヒメ!

 

 

ヤマトノショウトク(@大坂)「スケヨリヒメ様!」

 

ミカワノタケチヨ(@大坂)「くっ、スケヨリヒメ様の危機だというのに、

大坂にいる俺達にはなにもできねぇ!」

 

キョウノミチナガ(@大坂)「中国地方の金色の神の戦士たちよ!

なんとか、間に合ってくれ!」

 

 

広島の東北・太田川北岸…

 

 

ショウリュウキ「アチタケル、サルメノウズメ!

Sランクのハルマゲドン親衛隊と戦えるのは、

あなたたち金色の神の戦士だけ!

この結界に穴を開けるから、あなたたちは広島へ!

スケヨリヒメを、みんなを助けに行って!」

 

アチタケル「ショウリュウキ。しかし、どうやって?」

 

ショウリュウキ「結界の弱い部分は見つけたわ。

スケヨリヒメが中国地方に来た時と同じ方法…

魔力大開放(マダンテ)を使うわ!

結界に穴ができるから、そこから広島へ飛んで!」

 

サルメノウズメ「でも、それではあなたの魔法力が無くなり

戦えなくなるわ!」

 

ショウリュウキ「私には乾坤圏もあるわ!

迷っている時間は無い!

魔力大解放(マダンテ)!!!」

 

 

ショウリュウキの魔力大解放(マダンテ)により、結界に穴が!

 

 

ショウリュウキ「ここは私に任せて行きなさい!」

 

アチタケル「くっ、行くぞ!ウズメ!」

 

サルメノウズメ「ショウリュウキ!死なないでね!」

 

 

結界に空いた穴から広島へ飛ぶアチタケルとサルメノウズメ。

しかし、ショウリュウキは魔法力を使い果たしていました。

 

 

ナアス「あらあら。あなた魔法力が空っぽね。

神武さえ、スケヨリヒメのもとへ行かせなければ、

金色の神の戦士が2人行ったところで、どうということはないわ。」

 

ショウリュウキ「はあ、はあ…」

 

ナアス「あなたはこのナアスがいたぶり殺してあげるわ。

魔法力を使い果たした呪文使い系白銀の神の戦士など、

この私の敵ではないわ!」

 

ショウリュウキ「くっ、きゃぁ~!」

 

 

魔法力を使い果たしたショウリュウキには、もう戦う力は残っていないようです。

ショウリュウキの必死の行動にもかかわらず、広島では…

 

 

アチタケル「ぐわっ!」

 

サルメノウズメ「きゃぁ!」

 

パンドラ「スケヨリヒメを殺す邪魔はさせないわ。

あなた達は、このパンドラが直々に相手をしてあげるわ。」

 

 

アチタケルとサルメノウズメはパンドラに阻まれ、スケヨリヒメの救援に向かえません。

パンドラ、この女、さすがに大魔王ハルマゲドンの側近ね。

金色の神の戦士2人を相手にハンパじゃない強さだわ…

 

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「な、なんということじゃ…

広島の町は壊滅し、神武王宮は炎上…

ヘイケノキヨモリは倒れ、ショウリュウキは一方的にいたぶられておる。

そして、アチタケルとサルメノウズメ、金色の神の戦士が2人がかりで、

あのパンドラという女にかなわぬというのか…

このままでは、我らは全滅する!」

 

 

まさしく絶体絶命!

このまま人間たちはついに魔王軍の力に滅ぼされてしまうのか!?

そのとき、吉田郡山からすさまじい勢いで光が飛んだ!?

 

 

ナアス「ショウリュウキ、トドメよ!

どうやら神の戦士最初の犠牲者はあなたのようね!

このナアスの相手をした不幸を呪うがよい!」

 

ショウリュウキ「うっ…はっ、なに!あの光は!?」

 

ナアス「きゃ~~~!」

 

 

ショウリュウキにトドメを指そうしたナアスが光に吹き飛ばされ、ナアスは消滅する。

その光の正体は…

 

 

神武「ショウリュウキ。大丈夫か?

このまま広島に飛ぶぞ。」

 

ショウリュウキ「神武!」

 

神武「瞬間移動呪文(ルーラ)!!!」

 

 

広島…

 

 

タギシミミ「ダメだ…俺では民達を守り抜けなかった…

父上…すみません…」

 

URレヴィアタン「くっくく、人間ども。焼き尽くしてやるわ。

うげっ!?」

 

タギシミミ「えっ!?」

 

 

URレヴィアタンに追い詰められていたタギシミミ達だったが、そのURレヴィアタンが吹き飛ばされる!

 

 

URレヴィアタン「な、なんだ!?このすさまじい攻撃は!?」

 

URハヌマーン「まさか!?」

 

 

そこに現れたのは、神武様だった!金色の鎧を身にまとった神武様がついに広島に!

 

 

URメフィストフェレス「来たのか!?ついに来てしまったのか!?」

 

URブリュンヒルト「あれが、この国最強の神の戦士!

太陽の帝皇(ていおう)神武か!」

 

URベリアル「くっ!スケヨリヒメさえ殺せば!

喰らえ!閃熱呪文・極(ギラグレイド)!!!」

 

 

スケヨリヒメに閃熱呪文・極(ギラグレイド)を放つURベリアル!

しかし、URベリアルの閃熱呪文・極(ギラグレイド)の威力は、神武様の剣に切り裂かれます!

 

 

URベリアル「な!?この俺の究極の攻撃呪文を剣で切り裂いただと!

あ、あり得ねぇ!」

 

 

スケヨリヒメの手を取る神武様。

 

 

神武「スケヨリヒメ。立てるかい( ・ω・)」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「おおぉ!神武よ!

よくぞ!よくぞ助けに来てくれた!」

 

神武「ずいぶん待たせてしまったようだな。

だが、俺とお前がそろった以上、もう、この先は、

魔王軍の連戦連敗しかストーリーはあり得ない( ・ω・)」

 

パンドラ「くっ!なんということ!

ついに神武とスケヨリヒメが合流してしまったわ!」

 

 

神武様とスケヨリヒメはお互いの右手を合わせ、

さらにその右手を天にかざします。

そして、天から二人に光が降り注ぎます。

 

 

神武「やるぞ!スケヨリヒメ!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「ええ!神武!」

 

パンドラ「ハルマゲドン親衛隊!撤退!

逃げるわよ!」

 

URメフィストフェレス「に、逃げろ!魔王様達を倒せる力を持った二人の

合体技!我ら、Sランクではひとたまりもないぞ!」

 

神武・ヒメタタライスケヨリヒメ「合体技!天地太陽覇!!!」

 

 

神武様とスケヨリヒメは合体技を放つ!そのすさまじい光は魔物の軍勢を一掃する!

 

 

パンドラ「お、覚えてらっしゃい!」

 

 

パンドラとハルマゲドン親衛隊は逃げ出した(瞬間移動呪文・ルーラ)!

魔物の群れをやっつけた!

 

 

神武様とスケヨリヒメはついに合流を果たした。

そして、安芸(広島県)広島は、3度目の魔王軍の侵攻を撃退した。

長年のパートナーのように息の合った合体技を放った神武様とスケヨリヒメ。

ハルマゲドン放送局を見ていた全国の人々がこの二人の合流を喜び、祝いました。

ただ、一人を除いて…

日向(宮崎県)高千穂…

 

 

ラン「神武王様とスケヨリヒメ女王様。

すごいですわね。まるで長年のパートナーのようですわ。」

 

アイラツヒメ「神武とスケヨリヒメさんがパートナー…」

 

ラン「そう…あの二人は、宿命づけられたパートナー。

きっと一緒にいれば、関係もより深まっていくことでしょうね。」

 

アイラツヒメ「神武とスケヨリヒメはパートナー…

では、私は…神武の妻である私の存在はなんなの!?」

 

ラン「アイラツヒメ王妃様、失礼いたしました!

…お気持ちが乱れているようですわね。

この薬をこれから毎日、朝昼晩、お飲みください。

きっとお気持ちも休まりますわ。」

 

アイラツヒメ「ええ…ありがとうラン…

私の悩みを話せるのは、あなただけだわ。」

 

ラン「(くっくく、堕ちよ。アイラツヒメ。

あなたは闇に染まり、そして、神武とスケヨリヒメの前に

立ちはだかることになるわ。

そう、それほど遠くないうちにね。)」

 

 

アイラに近づくこのランという謎の女は何者なのか!?

そして、アイラ、どうしちゃったの!?

さて、今回は、ここまでにしておきましょうか。

次回は、

 

第80話「吠えろモモタ!岡山開放退魔戦争!」

 

歴史の糸を紡ぐのは誰だ!?

ナビゲーターは、アメノウズメでした。