ダンスは好き?苦手?

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こんにちは。
アレテーを求めて~
今日もトコトコ( ・ω・)
弁護士の岡本卓大です。
 
埼玉弁護士会主催の憲法と人権を考える市民のつどいで、
長谷部恭男先生の講演を聞いて来た帰りです。
被疑者国選の打診があったので、第一部の講演のみの参加でした。
証拠写真( ・ω・)
 
さて、今日は、タップダンスの日ですか。
お題は、ダンスは好き?苦手?
ということなので、「好きだけど、苦手」という回答ではダメそうです。
気持ちはいつも踊っていますが、実際のダンスは体が動きませんね。
見るのは好きです。
あと、阿波踊りなら、たぶん、踊れます( ・ω・)
 
(ウィキペディアから引用)

タップダンス(英: tap dance)は、モダンダンスの一つ。タップスと呼ばれる金属板を靴底の爪先(ボウル)と踵(ヒール)につけて床を踏み鳴らしながら踊る。

現在ではタップダンスも多様化しており、リズムタップやミュージカルタップなどのスタイルがある。リズムタップはビートを重視し、ステップによって音楽を作りだしていくスタイルである。ミュージカルタップはブロードウェイミュージカルに見られるようにタップだけではなく体全体の動きも重視し、曲に合わせて踊っていくスタイルである。

「タップの神様」と呼ばれたビル・ボージャングル・ロビンソンの誕生日にちなみ、毎年5月25日は「National Tap Dance Day」となっている。

(引用終わり)

 

さて、せっかく長谷部恭男先生の講演を聞いて来たので、

講演の中で出てきたパネルを一つ引用させてもらいましょう。

個別的自衛権と集団的自衛権の話です( ・ω・)

 

(長谷部恭男教授の講演レジュメから)

【2014年までの政府解釈(1972年政府見解が典型)】

我が国が直接武力攻撃を受けた場合、国民の生命、自由、幸福追求の権利が根底から覆される危険がある。

  ↓

必要最小限度の武力を用いて対処する(比例原則)。

裏返して言えば、他国が武力攻撃を受けた場合、そうした明白な危険はない。

  ↓

武力の行使は許されない。

 

【2014年7月の閣議決定】

他国への武力攻撃によって日本国民の生命、自由、幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合には、武力を用いて対処することができる。

 

従来の政府解釈の片言隻句を転用し、全く筋の通らない論拠で集団的自衛権の行使を認めた。

2014年閣議決定自身が解釈変更に際して必要だとする論理的整合性も法的安定性も欠如。

  ↓

いかなる場合に武力の行使が認められるかが完全に不明瞭化。

法が存在しない状況に。

 

現下の敵基地攻撃能力保持に関する議論に実質的な憲法論議が欠如しているのも、憲法論の土台となる底(reasonableness)が抜けてしまったことによる。

(引用終わり)

 

憲法というのは、国家権力、権力者が守らなけばならないルールです。

それを、第2次安倍晋三内閣は、閣議決定という方法で内閣の判断で勝手に変えたと称しています。

ルールのもとにプレーするプレイヤーが、

プレイヤーに都合よく勝手にルールを変えることなどあり得ないはずです。

そのあり得ないことをやっているのが、第2次安倍晋三内閣以降の現政権与党ということです。

そういう政権を承認(あるいは黙認)し続けている日本国民って、なんなんでしょうね?

あるいは、現在の選挙制度が悪いのかも知れませんが。

 

第2次安倍晋三内閣による2014年7月1日閣議決定は、明らかな憲法違反です。

逆に、専守防衛の日本が攻められてしまったときに自衛隊が戦うことは従来の確立していた政府解釈からも認められるものでした。

憲法が実態に合わないから9条を変えなければならないという人は、

日本を軍事国家にしたいのでしょうか?

戦前のような?

 

【宇宙一わかりやすい僕らの憲法のお話( ・ω・)】

9 平和主義、その本当の意義

 

安全保障にかかわる政策決定は、情緒論に流されやすく、しばしば十分な情報が開示されず、不合理な決定となりやすいと長谷部教授は説きます。

だからこそ、あらかじめ憲法で政府にできる行動の枠をはめておくというのは合理的なことだと思います。

 

思い込みでなく、きちんとした情報を把握して、冷静に議論していきたいものです。

読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

 

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