こんにちは。
アレテーを求めて~
今日もトコトコ( ・ω・)
弁護士の岡本卓大です。
4月21日放送の大河ドラマ『光る君へ』。
さわが傷ついたことについては、まひろには責任は無いような…と思いつつ。
権勢をふるい遊び暮らす道隆一家。とくに伊周の詮子に対する態度は無礼でしたね。
疫病のまん延、病に倒れ死んでいく貧しい民達。それに対して、なんらの対策も取らない
無能な最高権力者・藤原道隆。
悲田院で病人たちを看病するまひろ。おそらく感染してしまったまひろを一晩中看病する道長…
倫子さんは、道長の心の中にまひろがいることに勘づいている?
まあ、いろいろあった回でした( ・ω・)
大河ドラマを見てない人は、
再放送か、NHKプラスで視聴してみてください。
(※ 大河ドラマ『光る君へ』の著作権は、NHKに属します。
また浜松市の公式キャラクター「出世大名家康くん」と本作の
家康くんは、縁もゆかりもありません。
なお、本作の著作権は、作者に属します( ・ω・))
では、週一連載。
【進め家康くん( ・ω・)】『光る君へ』を語れ!
はじまり、はじまり~
(『光る君へ』「華の影」あらすじ)
石山寺からの帰路、まひろは思いがけず、さわを傷つけていることを知り落胆する。
宮中では、後宮に伊周や弟の隆家らが集い賑わう中、詮子が現れる。
一条天皇らが緊張する中、伊周は…
その頃、都で疫病がまん延していた。
ある日、たねがまひろを訪ね、悲田院に行った父母が帰ってこないと助けを求める。
悲田院でまひろが見たのは…
家康くん「都で疫病のまん延…
当時の感覚だと、政治が悪いから疫病が広がったんだと、
民達は道隆一家を怨嗟したことだろうねぇ( ・ω・)」
瀬名「悲田院でたくさんの民たちが死んでいきましたね。
たねの両親も、たねも…」
於愛「『悲田院』って、なんなんですか?」
家康くん「『悲田院』というのは、仏教の慈悲の思想に基づき、
貧しい人や孤児を救うために建てられた施設じゃ。
伝承レベルではその最初は、聖徳太子。
記録が残っている最初のものとしては、聖武天皇の皇后であった
光明皇后が皇太子妃時代に興福寺に設置したとされている。
平安時代には、平安京の東西2か所に設置されていたようだね( ・ω・)」
於愛「貧しい人々や孤児たちの福祉施設のようなものですか?」
家康くん「現代のような生存権に基づく福祉施設というよりは、
豊かな者は貧しい者に施しをしなさいという権力者の恩恵のような施設だね。」
瀬名「疫病にかかった民達が集まっても、まともに治療をしてもらえるわけでもなく、
死ねば、まとめて捨てられているようなところでしたね…」
於愛「民達が疫病で苦しんでいるのに、最高権力者である道隆の一族は、
なにも対策を取りませんね。
むしろ、遊び暮らしているようで、腹が立ちました。」
家康くん「お貴族様達にとっては、民の命など、気にもならなかったのかもね…
そういう意味では、隋の煬帝を出して、民に見放されないような君主であろうとした
一条天皇は、まだまともな方なのかもねぇ( ・ω・)」
瀬名「まあ、言うだけで何もしていないので、評価には値しませんけどね…」
於愛「『高炉峰の雪』と聞いて簾を上げる。
定子と清少納言のこのエピソードが出ましたね。」
家康くん「清少納言の『枕草子』に出てくる有名な逸話だな( ・ω・)
雪のいと高う降りたるを、例ならず御格子まゐりて、炭櫃に火おこして、物語などしてあつまりさぶらふに、「少納言よ。香炉峰の雪いかならむ」と仰せらるれば、御格子上げさせて、御簾を高く上げたれば、笑はせたまふ。人々も「さる事は知り、歌などにさへうたへど、思ひこそよらざりつれ。なほこの宮の人にはさべきなめり」と言ふ。
(現代語訳)
雪が大変深く降り積もっているのを、いつになく御格子を下ろしたままで、炭櫃に火を起こして、私たち女房が話などをして集まって伺候していると、中宮様が「少納言よ。香炉峰の雪はどんなであろう」と仰せになるので、女官に御格子を上げさせて、御簾を高く巻き上げたところ、お笑いあそばす。周りの人々も「白楽天のその詩句は知っていて、歌などにまで読み込むのだけれど、中宮様の謎かけとは思いもしなかったわ。(とっさに御簾を上げた少納言のように、)やはり、この宮にお仕えする人としては、そうあるべきなのね」と言う。
まあ、教養高きお貴族様達のお遊びだな( ・ω・)」
於愛「う~ん。清少納言は、『枕草子』に書くくらい嬉しかったのでしょうけど、
なんか、教養ひけらかす感じ悪い人たちみたいですね。」
瀬名「貴族たちが雪遊びをしている間に、民達は疫病で次々に死んでいますしね…」
家康くん「まあドラマだから仕方ないけど、
疫病で民達が苦しむ中、遊んで偉そうにしてる伊周と、
悲田院に様子を見に行く道長。
そして、定子の前で簾を上げて喜んでいる清少納言(ききょう)と、
悲田院で死んでいく民達を必死に看病するまひろ。
どっちが好感持たれるかは、明らかだわなぁ( ・ω・)」
瀬名「まひろが倒れ、ちょうど道長が来ていて看病しましたね。」
於愛「まひろが倒れる瞬間に、道長が悲田院に来ている。
ドラマみたいですぅ!」
家康くん「まあ、ドラマだから( ・ω・)」
瀬名「一晩帰ってこなかった道長。
妻の倫子は、自分でも明子でもない者が道長の心にいると勘づいていますね。」
於愛「その相手がまひろというところまで、気づいているのでしょうかねぇ?」
家康くん「次回は、『うつろい』。
まひろと道長との関係とお互いの心。
最高権力者・道隆の衰弱。
まひろの周囲も、宮中もまたいろいろと起こりそうじゃな。
次回も、観ねばなるまい( ・ω・)」
来週も語れ!
進め!家康くん!