こんにちは。

アレテーを求めて~

今日もトコトコ( ・ω・)

弁護士の岡本卓大です。

 

神武征討記の登場人物等はこちら( ・ω・)

 

 

 

なお、この物語はフィクションです。

極右、ネトウヨからの批判、誹謗中傷は受け付けません。

本作の著作権は、作者に属します( ・ω・)

それでは、はじまりはじまり~

 

 

 

この物語は、日本という国の原型を作った一人の

空前絶後の英雄の生涯を描いた物語である。

 

神武征討記

第71話「魔界都市への抵抗!関東の戦い開始!」

 

 

ストーリーテラーのアメノウズメでございます。

時は神武様が悪龍アジ・ダハーカを倒す少し前に遡ります。

現在の東京都新宿区にあたる地域。

関東を封印した魔王ルシファーは、この地に魔界都市トーキョーの中心として、

シンジュク・デモンズタワーを建設し居城としておりました。

 

 

サルガタナス「ルシファー様。カズサ・アワ(千葉県)を完全制圧いたしました。」

 

ルシファー「ご苦労。サルガタナスよ。

悪魔たちの娯楽施設として建設予定のトーキョー・デスニーランド。

魔界都市トーキョーは地価が高騰し十分な広さを確保できる場所がない。

カズサ(千葉県)に良い場所はないか?」

 

サルガタナス「トーキョーのすぐ近くにウラヤスという地がありますが。

ですが、ウラヤスはトーキョーではありませんが。」

 

ルシファー「かまわん。ウラヤスもトーキョーを名乗らせてやれ。

その地の者も嬉しかろう。」

 

サルガタナス「ははっ!それでは、ウラヤスにトーキョー・デスニーランドの建設を行います。」

 

ルシファー「カントーなど、すべてトーキョーの植民地。

ウラヤスをトーキョーと言っても、誰も文句は言うまい。」

 

ベルゼバブ「ルシファー様。このカントーという地域にも、神の戦士たちがいるようです。

神の戦士たちは、今は弱くとも、成長すれば我らの脅威になるやも知れません。」

 

ルシファー「カントー各地の神の戦士だと?

カントーという地域は、すべてトーキョーの植民地ではないのか?

神の戦士どもがいるのか…?

ならば、見つけ次第、駆除せねばならぬな。」

 

アスタロト「我らルシファー軍は魔王軍最強の悪魔の軍。

Sランクの者も、多数おります。

神の戦士どもなど、敵ではありますまい。」

 

リリス「ルシファー様!空を!

ハルマゲドン放送局の中継をご覧ください!

ヒロシマという地での戦いでございます!」

 

ルキフグス「リリス殿。ヒロシマというと魔王アーリマンのエリア。

たしか、人間どもの盟主・神武とかいうヤツの本拠地だな。

だが、雑魚の戦いなど見ても意味が無いだろう。」

 

ルシファー「いや。情報は戦を決める一番の武器。

せっかくだ。観戦してやろう。この国の神の戦士どもの戦いぶりを。」

 

 

そして、ルシファーたちは、ハルマゲドン放送局が中継する広島の戦いを観戦します。

そう、それは、神武様が悪龍アジ・ダハーカを撃ち滅ぼした戦いでした。

 

 

サルガタナス「おい…マジかよ?

アジ・ダハーカってのは、俺たちと同じSランクの魔龍だろ?

な、なんだ今の戦いは!?」

 

ルキフグス「信じられねぇ…あの神武ってヤツ…

あれは人間なのか!?」

 

アスタロト「Sランクの魔龍を瞬殺するほどの…

これが、この島国の神の戦士なのか!?」

 

ベルゼバブ「いや、キョウトの戦いでは、魔王カーリーが、

6人の神の戦士を圧倒していた。

おそらくは、あの神武という神の戦士が特別なのだ。

だが…」

 

アガリアレプト「神武が別格としてもだ。

他の3人の神の戦士も、Aランクのダエーワ7人を簡単に倒している。

つまり、メフィストフェレスクラスの者達複数を倒せるヤツらがいるってことだ。」

 

ルシファー「ふっ。面白いな。この島国。

存外に征服を楽しめるかもしれんな。

カントー各地の征服を進めよ!

神の戦士は見つけ次第、全力をもって倒せ!」

 

 

さすがに魔王ルシファーは冷静ですが、ルシファー配下のSランクの悪魔たちは、

神武様の力を見て驚愕したようです。

それにしても、ウラヤスにトーキョー・デスニーランド…

東京ディズニーランドみたいなものを作るのかしら?

ところ変わって、武蔵(埼玉県)秩父では…

 

 

サキタマハニマル「はにゃ~!

神武君、あんなでっかい龍を一撃で倒しちゃった。

やっぱり、すごいなぁ!」

 

ウラワツキノミヤ「ハルマゲドン放送局が中継してくれるおかげで、

各地の情報が部分的にですがわかりますね。

これ、僕たちに情報提供してくれてるんでしょうか?」

 

チチブカネビメ「う~ん。

恐怖と絶望を与えるために中継するとパンドラは言っていたけど、戦略的には馬鹿ねぇ。

まあ、おかげで私たちは戦略を立てやすいけれど。」

 

ウラワツキノミヤ「母上。オモイカネ様の古文書の解読。

かなり進んできましたが、これからどうしますか?」

 

チチブカネビメ「秩父に籠っていると、

ハルマゲドン放送局に中継してもらう機会も無さそうねぇ。

あの放送を利用すれば、全国に私達の知識を伝えられるのだけど。」

 

サキタマハニマル「僕は、カネビメちゃんがやりやすいようにすればいいと思うよ。」

 

チチブカネビメ「町に出ましょうか。

ヒカワノドウカン殿の川越まで出て、もう少し多くの人と情報共有しておきましょう。」

 

 

オモイカネの古文書の分析を行ったチチブカネビメ一家は、秩父を出て川越に向かうようです。

同じころ、上野(群馬県)草津温泉では…

 

 

ビワジマノウサミ「ケンシン様。これからいかがなさいますか?」

 

カキザキノイズミ「魔王軍の封印により越後(新潟県)には戻れないようですが。」

 

エツノカゲカツ「……」

 

エツノケンシン「……」

 

エツノフユヒメ「親子そろって、無言ね…あなた、どうしましょうか?」

 

アイノカネツグ「ケンシン様、カゲカツ様。越後(新潟県)に戻れぬとはいえ、

悪魔たちが侵攻してきているこの上野(群馬県)で、いつまでも草津温泉で

のんびりしているわけにはいきません。

まずは、上野(群馬県)を守るために、高崎に向かうべきではないでしょうか?」

 

エツノケンシン「…民達も、また将兵たちも不安だろう。

我らは、高崎に向かう。途中で悪魔どもがいれば、戦おう。」

 

サイトウショウキ「御意!」

 

 

エツノケンシン一家と家臣団は、草津温泉での温泉旅行を中断し、悪魔たちと戦いながら高崎に向かうようです。

次の場面は、下野(栃木県)鬼怒川温泉。

おや、若い女の子が悪魔に追いかけられているわ!

 

 

アマノハルカ「いや~っ!追いかけてこないで~!」

 

使い魔A「若い女だ!ケッケケ、お嬢ちゃん、遊ぼうぜぇ~!」

 

アマノハルカ「ひいぃ!悪魔が遊ぼうって、

きっとろくでもない遊びやろ!?」

 

使い魔A「お嬢ちゃん!トシいくつ~!?」

 

アマノハルカ「じゅ、17歳~!」

 

使い魔A「じゃあ、いろいろ楽しい遊びをその体に教えてやるぜ!

ケッケケ!」

 

アマノハルカ「いややぁ!この悪魔、イヤらしいことする気やぁ!

きゃっ!」

 

 

転んでしまったアマノハルカ!そこに使い魔Aが迫ります!

 

 

使い魔A「鬼ごっこは終わりだぜ!おじょうちゃ~ん!」

 

アマノハルカ「いややぁ!誰か~!助けて~!」

 

使い魔A「魔界都市トーキョーの悪魔様である俺様に、

ド田舎の人間どもが逆らえると思うかぁ!?」

 

アマノハルカ「ひぃ!…あれ?」

 

 

使い魔Aは凍りついています!これはカムイのクルッペ・イメル(霜・稲妻)!

そして、凍りついた使い魔Aは粉々に砕け散ります!

 

 

カムイ「やれやれ。せっかくの温泉での休養が…

どこもかしこも悪魔ばかりだな。」

 

アマノハルカ「カ、カムイ様!」

 

カムイ「おや?お前は?

すまん。見覚えのある顔だが、誰だったか?」

 

アマノハルカ「神武軍軍政局のアマノハルカです!」

 

カムイ「ああ。たしかアワジミツケメ殿の姪で、

サルメノウズメ配下の軍政局のアマノハルカか。

騎馬の手配でよく世話になったな。」

 

アマノハルカ「助けてくださり、あ、ありがとうございます!」

 

カムイ「なぜ?お前が鬼怒川温泉になどいるのだ?

お前の勤務先も故郷も、こことは縁もゆかりもないだろうに。」

 

アマノハルカ「あっ、え~と(カムイ様と旅先で偶然会うことを装って、

実はカムイ様を追いかけて、来たのだけど…)。

夏季休暇でたまたま鬼怒川温泉に来ておりました!」

 

カムイ「そうか。奇遇だな。俺も休暇で温泉に来ていた。

若い女一人で見知らぬ土地にいるのは危険だろう。

これから宇都宮に向かう。一緒に来るか?」

 

アマノハルカ「はい!お供いたします!

(やったわ!カムイ様と一緒に旅をできるわ!

これが恋する乙女の行動力よ!)」

 

 

カムイは、アマノハルカとともに、宇都宮に向かうようです。

所変わって、今度は、鎌倉。

おや?ゲンジノヨリトモは、布団に潜り込んでいるようですね…

 

 

ゲンジノヨリトモ「怖いよ~!

あんな悪魔たちとなんか戦えないよ~!」

 

コシロウノヨシトキ「ヨリトモ様!

ヨリトモ様が指揮を執らねば、この鎌倉は

悪魔たちからの侵攻を防げません!

いい加減に布団から出てください!」

 

クモンジョヒロモト「ヨリトモ様!大変です!

ルシファー軍のSランク悪魔サタナキアから使者が来ました!」

 

ゲンジノヨリトモ「ええっ~!?魔王のルシファー軍から使者ぁ!?」

 

 

悪魔サタナキアからの使者である使い魔と謁見するゲンジノヨリトモ。

その場には、トクソウノトキムネ、ホリウチノリコの夫婦や

ゲンジノヨリトモの妻アマショウグンマサコ、そしてゲンジノヨリトモ軍団の重臣たちが同席しています。

 

 

使い魔B「キッヒヒ。俺様は偉大なる悪魔サタナキア様の使い。

あらゆる女を意のままに操ることを趣味とされるサタナキア様から、

降伏を認める旨、伝えに来た。感謝しろよ。」

 

トクソウノトキムネ「降伏だと?我らに戦わずして降れというのか?」

 

ゲンジノヨリトモ「……降伏すれば、助けてくれるのか?」

 

使い魔B「助けてやろう。ただし、サタナキア様はこの国の女どもをすべてご所望だ。

サタナキア様は、魔界都市トーキョーのシンジュクカブキチョウに悪魔たちが楽しむための

歓楽街を作られる予定だ。

そこに、女どもを差し出せ。

年増女どもは熟女パブで、若い女どもはキャバクラで。

まあ、どの年代の女でも、俺たち悪魔の慰み者にしてかわいがってやるぜ。

ケッケケ。」

 

アマショウグンマサコ「ふざけたことを言わないで!

女は、商品じゃないのよ!人格と人生のある人間よ!」

 

ホリウチノリコ「そうですわ!降伏の条件に私達に、

悪魔たちの性の接待をさせようなんて、ヘンタイだわ!」

 

使い魔B「ん~、お前らは熟女パブかな。」

 

アマショウグンマサコ・ホリウチノリコ「きいぃぃ~!」

 

ゲンジノヨリトモ「女たちを差し出せば、助けてくれるのか?」

 

コシロウノヨシトキ「ヨリトモ様!?」

 

ゲンジノヨリトモ「だって、我が軍最強の

ワダコタロウもハタケヤマショウジロウも、

サルガタナスってヤツのデモリッシュ・エクスプロージョンで、

一瞬でやられちゃったんだよ…

勝ち目無いよ…」

 

アマショウグンマサコ「あなた!」

 

使い魔B「ケッケケ。なかなか賢明なリーダーじゃねえか。

そうだよな。勝ち目無い戦いして死にたくないよな?」

 

ゲンジノヨリトモ「わしには、オオヒメ、サンマンヒメの2人の娘がおる。

まだ10代前半じゃ。この子らは見逃してもらえないだろうか?」

 

使い魔B「10代前半の娘か。そりゃいい。

そいつらは、トーヨコ送り確定だな。

トーヨコで、悪魔たち相手にパパ活させてやるぜ。」

 

トクソウノトキムネ「トーヨコでパパ活?なんだ、それは?」

 

使い魔B「ようするに、はした金の小遣いもらって体売るってことさ。

ケッケケ。」

 

トクソウノトキムネ「そんなもの児童売春ではないか!

いたいけな少女たちにそんなことをさせるなど、悪魔の所業だ!」

 

使い魔B「だって、俺たち、悪魔だし。」

 

ゲンジノヨリトモ「そんな…まだ子どもの娘たちまで…」

 

トクソウノトキムネ「話にならんな。

きえぇ~!」

 

使い魔B「ぐぎょ!使者をいきなり…斬りやがった…

てめえら…サタナキア様が攻めて来るぜ…がくっ。」

 

 

使い魔Bを切り捨てるトクソウノトキムネ。

使い魔Bは絶命し、消滅しました。

 

 

ゲンジノヨリトモ「あ、ああぁ~!

使者を斬っちゃった!

攻めてくる!悪魔たちが鎌倉に攻めてくる!」

 

トクソウノトキムネ「落ち着かれよ!ゲンジノヨリトモ殿。

我らは神の戦士のはず。きっと悪魔たちと戦う方法がある!」

 

ゲンジノヨリトモ「で、でも、まだ戦う方法見つかってないし~!」

 

アマショウグンマサコ「あなた。神武殿は、Sランクの悪龍アジ・ダハーカを倒しました。

あなたも神の戦士なら、きっと戦えます。」

 

ゲンジノヨリトモ「いや!神武殿は別格、っていうか異常だよ!

神武殿が来てくれるまで、どこかに隠れてようか…?」

 

ミウラヘイロク「総大将のヨリトモ様がこんななら、

もう俺たちは神頼みするしかねぇかな…?」

 

コシロウノヨシトキ「神頼み…そうだ!

スケヨリヒメ女王は、伊勢神宮で!

神武殿は、出雲大社で!

神の戦士としての力に目覚めた方たちは神社に行っている!

それなら、ゲンジノヨリトモ様とトクソウノトキムネ様が

神社で神様にお参りすれば、何か糸口が見つかるかも!」

 

クモンジョヒロモト「この鎌倉の地で神様を祭る神社と言えば…

鶴岡八幡宮か!」

 

ミウラヘイロク「まあ、まだ古代には鎌倉時代にできる八幡宮は、無いけどな…

鶴岡八幡宮になる地で、神に祈りを捧げれば、何か起きるかも知れないな。」

 

ゲンジノヨリトモ「よし!とりあえず、八幡宮の神様に祈りを捧げてみよう!」

 

 

こうしてゲンジノヨリトモとトクソウノトキムネは、現在の鶴岡八幡宮にあたる地で、

神に祈りを捧げることになりました。

所変わって、八王子。

魔界都市トーキョーの西に位置するこの地には…

 

 

ワダコタロウ「はっ!ここは黄泉の国か!?」

 

ハタケヤマショウジロウ「気がつきましたか。ワダコタロウ殿。」

 

ワダコタロウ「おお!ショウジロウ!

ここはどこだ?我らは、サルガタナスにやられたのではないのか?」

 

ハタケヤマショウジロウ「どうやら何者かに助けられたようです。

ここは八王子。ですが、太守である私が知らぬ間に軍事要塞都市ができあがっています。」

 

ワダコタロウ「なんだと!?我らが率いていた2万の兵も全員無事のようだな…

いったい、何者がこんなことを?」

 

ハタケヤマショウジロウ「書置きがあります。

ですが…字が汚くて私には読めません…」

 

ワダコタロウ「え~と。どれどれ。

イ?ザ?キャ?バ?ク?ラ?…

いざ、キャバクラ!?

なんだこの四国放送で昔、徳島県のどっかのキャバクラのCMで

使われてたキャッチフレーズのような言葉は!?」

 

ハタケヤマショウジロウ「もしや…

いざ鎌倉?を書き間違えたのでしょうか?」

 

ワダコタロウ「わからん…いったい何者が…?」

 

 

武蔵(東京都)太守であったハタケヤマショウジロウが知らぬ間に、

八王子の地に軍事要塞を築いた者…

なによりも、サルガタナスのデモリッシュ・エクスプロージョンから2万もの将兵を

助けた者は何者なのか?

そして、関東の神の戦士たちがそれぞれしかるべき地に着いたころ、

全国の空に複数の画面が映ります!

ハルマゲドン放送局の放送が開始されました!

 

 

神武(@広島)「ハルマゲドン放送局…

今日はどこだ( ・ω・)?」

 

キョウメ(@大坂)「川越…高崎…宇都宮…鎌倉…

今日は、4画面同時放送や!」

 

ミヤコ(@大坂)「関東の4つの町が悪魔たちに襲われとる!」

 

ミカワノタケチヨ(@和歌山)「この放送…なんのために

やってくれてるんだろな?」

 

オワリノブヒメ(@岐阜)「さて、今宵も観戦するか。」

 

 

大空にパンドラの姿が映し出される!

 

 

パンドラ「お~ほっほほ!今宵は、関東各地の町から放送するわよ!

魔王軍最強軍団である魔王ルシファー軍!

その圧倒的な強さに戦慄し、恐怖しなさい!

愚かなる人間どもよ!」

 

ヒムカノナミ(@広島)「あのオバサン、♡マークが消えてるわね。

前回、アジ・ダカーハが瞬殺されて余裕無くなってるのかしら?」

 

ミトノウメ(@広島)「関東が!でも、

なんで、水戸は襲われてないのぉ!?」

 

オニヨシシゲ(@水戸)「関東でも、俺たち、忘れられてる…?」

 

 

武蔵(埼玉県)川越。ここは、ルシファー軍のAランク悪魔フォラス率いる軍勢に襲われています!

 

 

チチブカネビメ「ハルマゲドン放送局の中継が始まりましたね。

ヒカワノドウカン殿。敵指揮官のフォラス以外の悪魔はCランクの使い魔たち。

あなたの用兵と我が息子ツキノミヤがいれば十分に戦えます。」

 

ヒカワノドウカン「わかった。Cランクの魔物達であれば、

人間の強者とさほど変わらぬのだったな。

だが、敵指揮官はどうすれば?」

 

チチブカネビメ「ご心配には及びません。

私(わたくし)がフォラスのお相手はいたします。」

 

 

ハルマゲドン放送局の中継を利用して全国に語りかけるチチブカネビメ。

 

 

チチブカネビメ「神武様!全国各地のみなさん!

私は、神の戦士の一人チチブカネビメ!

我が先祖であるオモイカネの残した古文書を解析し、

魔王軍への対抗方法が判明しました!」

 

フォラス「なに!?」

 

チチブカネビメ「オモイカネの古文書のタイトルは、

『魔王軍討伐冒険の書』!

我が先祖オモイカネが今日の事態を予想して書き残したものです!」

 

フォラス「くっ!そんなものを全国に中継させてたまるか!

神の戦士チチブカネビメ!Aランク悪魔のエリートである

このフォラスが貴様を殺す!」

 

 

チチブカネビメはフォラスの激しい攻撃をかわしながら、魔王軍打倒の方法を全国の人々に語ります。

その内容の概略は、Cランク以下の魔物だけでは人の町には入ってこれず、また人間相手の戦闘と同じく、

武器や火計などで倒せること。

Bランクの魔物は、武勇の高い勇者数名でかかれば、なんとか戦えること。

Aランクの魔物は、覚醒した神の戦士だけが戦えること。

覚醒する方法の説明。

Sランクの魔物は、神の戦士の中でも上位の戦士のみが戦えるが、そもそもSランクの魔物は数が少ないこと。

魔王討伐のためには、神の戦士の中でも神武様とスケヨリヒメの力が不可欠であること。

呪文の身につけ方。

魔物に通用する攻撃方法。

などなど。

 

 

パンドラ「ちょっとちょっと~!

魔王軍への対策をばっちり全国に流されちゃったじゃないの~!

誰よ、こんな中継してるの!?」

 

ペソジュン「パンドラ様ご自身かと…」

 

ヒカワノドウカン「使い魔どもを包囲殲滅せよ!かかれ~!」

 

ウラワツキノミヤ「攻撃の計!火炎陣!燃え尽きよ使い魔ども!」

 

ヒムカノナミ(@広島)「あっ!ツッキーいた!

ツッキー、がんばれ~!ファイト!」

 

 

上野(群馬県)高崎。ここではAランク悪魔であるベリアルが、使い魔たちを率いて侵攻し、

エツノケンシン軍と戦闘中です!

 

 

アイノカネツグ「我ら全国最強のエツノケンシン軍団!

この上野(群馬)は我らが守る!」

 

べリアル「おのれぃ!人間どもが調子に乗りおって!

このAランクの超強くて、コワい、ベリアル様が、貴様らを皆殺しに

してやるわ!」

 

エツノケンシン「来い。この軍神エツノケンシンが相手をしてやろう。」

 

ベリアル「貴様!神の戦士か!?

だが、このベリアルはそこいらの悪魔とは格が違うぜ!

喰らえ!閃熱呪文・強(ベギラマ)!」

 

エツノケンシン「くっ!」

 

 

呪文と武術の二段攻撃を行うべリアル。

エツノケンシンの蚩尤剣が飛ばされる!

 

 

べリアル「どうだ!このベリアル様は、

呪文も武術も超一流よ!

武器が無ければ、もう手も足も出まい。」

 

 

蚩尤剣を飛ばされ、素手となったエツノケンシン。

傷口をなめ、そして、フットワークを取りながら、ベリアルを手招きします。

その姿は、まるで北斗の拳のケンシロウのようだわ!

 

エツノケンシン「来い。ベリアル。」

 

べリアル「素手でカッコつけてんじゃねぇよ!

死にやがれ!閃熱呪文・強(ベギラマ)からの~

ベリアルクラッシュキック!」

 

 

エツノケンシンはベリアルの呪文をはじき、蚩尤剣の場所へ飛ぶ!

さらに、ベリアルのベリアルクラッシュキックを蹴りでいなす!

 

 

ベリアル「なんだと!?」

 

エツノケンシン「ほわぁ~!

あ~ったたたたたたたたたたたたたたたたたたたたった!

おわった~~~!!!」

 

 

エツノケンシンのすさまじいキックの連打!

ベリアルはボロボロです!

 

 

ベリアル「な、なんてヤツだっ!」

 

 

そして、蚩尤剣を構えるエツノケンシン。

エツノケンシンが蚩尤剣を振るう!

 

 

エツノケンシン「ベリアルよ。

これがお前との別れになる。

俺の神の戦士としての剣技。受けるがいい。

毘沙門闘神斬!!!」

 

 

ベリアルを真っ二つに切り裂くエツノケンシンの新必殺技・毘沙門闘神斬!

 

 

ベリアルをやっつけた!

 

 

下野(栃木県)宇都宮。ここにはAランクの悪魔アイムとカムイが戦っていましたが…

 

 

アイム「し、信じらん…

この俺の炎の技が…凍りつくとは!

この男!本当に人間なのか!?」

 

カムイ「相性の問題さ。俺の凍気は、神の戦士としての覚醒により、

絶対零度に近づいている。

炎の技では俺には勝てん。」

 

アイム「ひぃ!か、体が凍る!」

 

カムイ「受けろ。悪魔アイム。

俺の凍気とこの蚩尤戦斧の威力を合わせた神の戦士としての俺の新必殺技。

氷山破砕戦斧!!!」

 

アイム「お、俺様は魔界都市トーキョーの上級悪魔だぞ~!」

 

 

アイムは全身凍結しカムイの氷山破砕戦斧によって粉々に砕け散った!

 

 

アイムをやっつけた!

 

 

アマノハルカ「ああ!カムイ様、ステキ♡」

 

ウツノミヤギョウザ「使い魔どもは、ニンニクが苦手らしい。

餃子を大量に並べてやったら、逃げていきやがったぜ。

こりゃ、宇都宮は、餃子の町にするしかないな。」

 

 

相模(神奈川県)鎌倉。

ゲンジノヨリトモとトクソウノトキムネは鶴岡八幡宮でお参りをして神の戦士に覚醒したようです!

Bランクのアークデーモン軍団に攻められる鎌倉!

迎え撃つゲンジノヨリトモとトクソウノトキムネ!

そこにヤマトノアヤタムラマロも参戦する!

 

 

ゲンジノヨリトモ「よ、よ~し!やってやるわ!

わしだって、神の戦士…らしいからな!」

 

トクソウノトキムネ「この日本(ヒノモト)を貴様ら悪魔どもの

好きなようにはさせん!」

 

ヤマトノアヤタムラマロ「なぁにぃ!?俺の名を知らんだとぉ!?

悪魔どもよ!貴様ら田舎者だな!俺様が最強の神の戦士!

ヤマトノアヤタムラマロ様よぉ!」

 

 

アークデーモン軍団をやっつけた!

 

 

ゲンジノヨリトモ「はぅ!?覚醒シーンも、バトルシーンも省略!?」

 

トクソウノトキムネ「一話で4か所の対戦…尺的に無理がありましたねぇ…」

 

ヤマトノアヤタムラマロ「おい!俺!ほとんどなにやったか、

これじゃ、わかんねぇだろ!作者!この扱いなんだ!」

 

 

武蔵(埼玉県)川越。ここでは、ハルマゲドン放送局を利用して、

魔王軍攻略法の解説を終えたチチブカネビメとAランク悪魔フォラスが対峙しておりました。

 

 

フォラス「攻略法がわかったところで…

それを実行する力が伴わなければ、我ら魔王軍は倒せん!

喰らえ!火炎呪文・超(メラゾーマ)!」

 

チチブカネビメ「魔法障壁呪文(マジックバリア)!」

 

フォラス「なんだと!?この俺の火炎呪文・超の威力を消した!」

 

チチブカネビメ「オモイカネの古文書は他にもありました。

私は、『魔道書』もすべて読破し、その内容もマスターしました。」

 

ミカワノタケチヨ(@和歌山)「本読んだだけで、マスターすんのかよ!」

 

チチブカネビメ「魔力覚醒の法!さらに、魔力暴走の法!」

 

 

チチブカネビメの攻撃魔力が倍増した。

チチブカネビメの呪文暴走率(会心率)が倍増した。

 

 

フォラス「バ、バカな…

あり得ん…こ、こいつは、まさか対Sランクの神の戦士!?」

 

チチブカネビメ「これが火炎系の本当の最強呪文です。

火炎呪文・極(メラガイアー)!!!」

 

フォラス「ル、ルシファー様~!」

 

 

チチブカネビメのメラガイアーは暴走した!

フォラスに12000ポイントのダメージ!

 

 

フォラスをやっつけた!

 

 

魔界都市トーキョー、シンジュク・デモンズタワー。

 

 

リリス「ル、ルシファー様…」

 

ルシファー「やるな。神の戦士ども。

せいぜい強くなるがいい。お前たちがこのシンジュクにたどり着いたとき。

このルシファーが相手をしてやろう!」

 

 

魔王軍最強と言われるルシファー軍の悪魔たちを相手に関東各地を守った神の戦士たち。

魔界都市トーキョーとの戦いはまだまだ始まったばかりである。

さて、今回はここまでにしておきましょう。

次回は、

 

第72話「凍てつく大地に生きる者達!東北大連合の抵抗!」

 

歴史の糸を紡ぐのは誰だ!?

ナビゲーターは、アメノウズメでした。