こんにちは。

アレテーを求めて~

今日もトコトコ( ・ω・)

弁護士の岡本卓大です。

 

神武征討記の登場人物等はこちら( ・ω・)

 

 

 

なお、この物語はフィクションです。

極右、ネトウヨからの批判、誹謗中傷は受け付けません。

本作の著作権は、作者に属します( ・ω・)

それでは、はじまりはじまり~

 

 

 

この物語は、日本という国の原型を作った一人の

空前絶後の英雄の生涯を描いた物語である。

 

神武征討記

第70話「神武一行、出雲大社へ!スサノオの贈り物!?」

 

 

ストーリーテラーのアメノウズメでございます。

京都跡地の戦いで魔王カーリーに惨敗したスケヨリヒメ達。

全滅したかと思われたスケヨリヒメ達でしたが、

魔王カーリーによる爆裂呪文・超(イオナズン)×3による大爆発の直前。

スライムと化したオオモノヌシの放った『逃げなきゃ光線』により、

スケヨリヒメ達は各地に飛ばされておりました。

ミカワノタケチヨは紀伊(和歌山県)、

ヤマトノショウトクは播磨(兵庫県)、

キョウノミチナガは丹波(京都府・兵庫県丹波地方)、

クロウノウシワカは丹後(京都府丹後半島)、

オンミョウジセイメイは越前(福井県)と各地に散る神の戦士たち。

そして、スケヨリヒメは、和泉(大阪府)の岸和田に飛ばされていました。

岸和田…

 

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「うっ…はっ!

ここは!?」

 

トウヤシャ「あっ。お気づきになられましたか。

スケヨリヒメ女王様。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「ここは!?

そなたは!?」

 

トウヤシャ「私は、トウヤシャ。

ナンボクチョウタカウジ様の妾(めかけ)でございます。

ここは和泉(大阪府)の岸和田。

現在、我らナンボクチョウタカウジ軍団の本拠地です。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「おお!

ここは、ナンボクチョウタカウジの領内か!

ナンボクチョウタカウジはどこじゃ!?」

 

トウヤシャ「ナンボクチョウタカウジ様は、魔王軍と戦うべく、

河内(大阪府東部)に出陣中でございます。

現在、岸和田には、ナンボクチョウタカウジ様の正妻である

アカハシトウシ様と軍師重臣のコウノモロモロ殿が留守を守っております。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「なるほど。

では、まずは、そのアカハシトウシ殿とコウノモロモロ殿に会ってみるか。

案内してもらえるか?トウヤシャ殿。」

 

トウヤシャ「申し訳ございません…

私はアカハシトウシ様からよく思われておらず、

私が同行せぬ方がよろしいかと…

岸和田要塞は、この家を出て道沿いに進めばすぐでございます。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「そうか。わかった。」

 

オオモノヌシ「ピキ~。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「お父様。お父様が助けて下さったのですね。

でも、ショウトクやタケチヨとは別々になってしまったようね。

まずはナンボクチョウタカウジと会うために岸和田要塞に行ってみるか。」

 

 

岸和田要塞に行くスケヨリヒメ。しかし、門番に呼び止められます。

 

 

門番A「ここは岸和田要塞!ナンボクチョウタカウジ様の居城である!

貴様は何者だ!?」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「妾(わらわ)は、

大和女王ヒメタタライスケヨリヒメである。

ナンボクチョウタカウジに会いに来た。」

 

門番B「や、大和女王!?ヒメタタライスケヨリヒメ様!?

ご、ご無礼いたしました!」

 

コウノモロモロ「騒がしい。どうしたのじゃ?」

 

門番A「コウノモロモロ様!大和女王ヒメタタライスケヨリヒメ様が、

ナンボクチョウタカウジ様との面会を求めておられます!」

 

コウノモロモロ「ふん。ヒメタタライスケヨリヒメ様だと?

嘘をつくな!スケヨリヒメ女王は、

京都跡地で魔王カーリーに殺された!

貴様は、亡くなられたスケヨリヒメ女王に

化けた魔物であろう!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「何を言う!?

妾は、父・オオモノヌシにより救われたのじゃ!」

 

オオモノヌシ「ピキ~。」

 

コウノモロモロ「ふん。魔物を連れてきたか。

貴様は、スケヨリヒメ女王の名を語り、この岸和田要塞に侵入し、

ナンボクチョウタカウジ様を亡き者にしようと計っておるのであろう!

この軍師コウノモロモロにはそのような愚策通用せぬわ!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「お、お主は何を言っておるのじゃ!?

妾は紛れもなく、ヒメタタライスケヨリヒメじゃ!」

 

コウノモロモロ「この魔物を牢に入れよ!

ナンボクチョウタカウジ様がお帰りになったら処断する!」

 

 

門番らに捕らえられるスケヨリヒメ!

スケヨリヒメは、牢に入れられます!

 

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「な、なぜじゃ!?

なぜ妾が牢になど入れられねばならん!?

ナンボクチョウタカウジは妾を知っておる!

ナンボクチョウタカウジに会わせよ!」

 

オオモノヌシ「ピキ~、牢に入れられちゃったよぉ。」

 

 

やがて、河内(大阪府東部)で魔王カーリー軍に大敗したナンボクチョウタカウジが岸和田に戻ります。

 

 

アカハシトウシ「タカウジ様。お帰りなさいませ。」

 

ナンボクチョウタカウジ「魔王カーリー配下の魔物達…

強いな。河内(大阪府東部)の奪回は無理だ。

なんとかこの岸和田を守らねば…」

 

ナンボクチョウタダヨシ「留守中、変わったことはありませんでしたか?」

 

アカハシトウシ「変わったこと…というと、

コウノモロモロの話では、スケヨリヒメ女王様に化けた魔物が現れ、

牢に入れてあるとか。」

 

ナンボクチョウタカウジ「スケヨリヒメ女王は、京都跡地の戦いで、

魔王カーリーに殺されたのではないのか?」

 

コウノモロモロ「いかにも。スケヨリヒメ女王に化け、

ナンボクチョウタカウジ様を殺そうとする魔物の計でございます。

このコウノモロモロが的確に判断し、牢に入れてやったのでございます。」

 

ナンボクチョウタカウジ「その魔物の処置は、コウノモロモロに任せる。

ところで、トウヤシャはどうしておる?」

 

アカハシトウシ「あら?あんな下品な下賤の女のことがまだ気になりますか?」

 

ナンボクチョウタカウジ「い、いや…

魔王軍との戦いの最中だ。愛人の所に通ったりはせんよ…」

 

アカハシトウシ「ふん!もう二度と、あんな下賤の女の名は口にしないでほしいわね!」

 

 

この頃、ナンボクチョウタカウジ軍は、河内(大阪府東部)を魔王カーリー軍に奪われ、

和泉(大阪府南部)一国に追い詰められていました。

それにもかかわらず、内部は、ナンボクチョウタダヨシの派閥とコウノモロモロの派閥が対立し権力争いをしており、

またナンボクチョウタカウジの正妻であるアカハシトウシが側室のトウヤシャを城外へ追放するなど、

人間関係の対立を多数抱えておりました。

人間同士でそんな対立やってたら、魔王軍には勝てないわねぇ…

牢に入れられたスケヨリヒメに面会するトウヤシャ。

 

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「トウヤシャ!いったい、

このナンボクチョウタカウジ軍はどうなっておるのじゃ!?」

 

トウヤシャ「魔王軍に勝てるはずがありませんね…

我が軍は、内部で人間同士の対立をしているのです。

かくいう、私も、正妻のアカハシトウシ様から憎まれております。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「なんじゃと?

魔王軍に対抗するために一致団結せねばならぬこの時期に、

ナンボクチョウタカウジ軍は、人間同士で対立をしておるというのか?」

 

トウヤシャ「申し訳ございません。スケヨリヒメ様。

あなたのような澄んだ瞳を持った方が魔物のはずがありません。

しかし、私は身分の低い妾(めかけ)の身…

正妻のアカハシトウシ様からよく思われておらず、

今ではタカウジ様とお会いすることもままならぬ身でございます…」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「ナンボクチョウタカウジ…

今は、そのようなくだらぬ争いをしている場合ではなかろうに…」

 

 

スケヨリヒメは、こうして牢の中で数日間、とどめおかれることになりました。

さて、神武様達は、出雲大社に到着します。

出雲大社…

 

 

ショウリュウキ「さて。オオクニヌシの神に言われるがままに

この出雲大社まで来たけど。

ここでどうすればいいのかしら?」

 

ヒヨシサンノウ「神武様。奥の間で、イズモノカンナギ先生がお待ちです。」

 

神武「イズモノカンナギ先生が?

イズモノカンナギ先生は高齢で引退したと聞いたが。」

 

 

イズモノカンナギの待つ奥の間に入る神武様、アチタケル、サルメノウズメ、ショウリュウキの4人。

 

 

イズモノカンナギ「お待ちしておりましたわ。神武様。」

 

サルメノウズメ「イズモノカンナギ先生!

でも、お姿が私達が教わった20年前と全く変わっていないわ!」

 

アチタケル「すげぇな。美魔女ってやつか。」

 

ショウリュウキ「見た目20代?

う~む。実年齢いくつなのかしら?」

 

イズモノカンナギ「ふふっ。あら。ありがとう。」

 

神武「イズモノカンナギ先生。お久しぶりです。」

 

イズモノカンナギ「神武様。ご無沙汰しております。

ご立派になられましたわね。

これから、神武様を異空間にお連れいたします。」

 

 

イズモノカンナギについていく神武様達。

出雲大社とつながる異空間。ここは、かつて、

出雲大社学宮の職員室と呼ばれていた空間です。

歩いているうちに、イズモノカンナギの姿が変化していく!

イズモノカンナギにスサノオが降りてきた!

 

 

ショウリュウキ「バカな!?美しい女性について来たはずが!?」

 

サルメノウズメ「イズモノカンナギ先生が胴長短足のオッサンに!?」

 

スサノオ「サルメノウズメ。相変わらず、口が悪いな。

容姿を悪く言うと、人は傷つくんだからな( ・ω・)」

 

アチタケル「この体型…このしゃべり方。

間違いねぇな…スサノオチャレンジ以来か。」

 

スサノオ「よう。神武。20年ぶりか?

供の者はアチタケル、サルメノウズメ、

それとあんたはショウリュウキってのか。

ショウリュウキだけは初めましてだな。

わしがスサノオじゃ( ・ω・)」

 

ショウリュウキ「こ、これがスサノオ。」

 

神武「やあ。スサノオ先生。お久しぶり( ・ω・)」

 

スサノオ「神武。お前さん、人間たちの盟主になったんだってな。

それも、武力統一でなく、話し合いで盟主に選ばれた。

いや、たいしたもんだな( ・ω・)」

 

神武「スサノオ先生。ゆっくり話しているヒマは無いんだ。

実は…」

 

スサノオ「大魔王ハルマゲドンと7大魔王たちだろ。

地上で起こってることは説明してもらわなくてもすべて知ってるさ( ・ω・)」

 

神武「端的に聞く。俺たちはどうすれば魔王軍を、

大魔王ハルマゲドンを倒せるんだ?」

 

スサノオ「まあ、結論を急ぐな。順に説明しよう。

神武。お前たちは、世界神様会議ってのがあるのは聞いたことあるかい?」

 

サルメノウズメ「オモイカネ先生からそんな言葉が出てたわね。

世界中の神様の集まりだって。」

 

スサノオ「そう。その世界神様会議と対をなすものとして、

世界魔王会議ってのもあるんだ( ・ω・)」

 

アチタケル「世界魔王会議?世界中の魔王が集まる会議ということですか?」

 

スサノオ「ああ。この俺、スサノオは、世界魔王会議にもオブザーバー参加したことがある( ・ω・)」

 

ショウリュウキ「世界の魔王の会議にオブザーバー参加!?」

 

スサノオ「世界神様会議と世界魔王会議ってのは、

実は神と魔王の戦いが起こらないように、

バランスをとるために開催されてたものなんだ。

この日本(ヒノモト)には、魔王というべき存在がいなかったから、

それに近い荒ぶる神として、俺が世界魔王会議に顔を出してた( ・ω・)」

 

サルメノウズメ「そんなものがあったなんて…」

 

スサノオ「だが、神々とのバランスを図って真っ向勝負が起こらないようにしようとした

世界魔王会議の参加者の中から、バランスをとるのではなく、神との戦争を主張した連中がいてな。

ルシファー、テュポーン、フェンリル、パズス、カーリー、マーラ、

そしてアーリマン…」

 

神武「7大魔王か!?」

 

スサノオ「そう。7大魔王を名乗ってるヤツらだ。

そこで、神々と神との真っ向勝負を避けたい世界魔王会議のヤツらが協力して、

そいつらをパンドラの箱に封印した。」

 

ショウリュウキ「どうして7大魔王以外の魔王たちは神に協力したの?」

 

スサノオ「神と魔王が真っ向から戦争するってのは、地上が滅びかねないおおごとだ。

魔王を名乗るヤツらだって、地上が滅んじまったら困る。

それに地上全てを支配しようなんてヤツは少数派だ。

神とお互いぶつからないように住み分けして、

のんびり暮らしてたいってのが、ほとんどの魔王たちの本音さ( ・ω・)」

 

神武「だが、7大魔王だけは、神との全面的な戦争を主張した。

だから、他の者達が協力して封印したということか。」

 

スサノオ「そう。そして7大魔王が神を倒すための最終兵器として誕生させたのが、

大魔王ハルマゲドン。

つまり、大魔王ハルマゲドンってのは、7大魔王が魔の技術を使って開発した兵器みたいなヤツなのさ( ・ω・)」

 

神武「天然の魔王ではなく、人為的…という表現がいいかわからないけど、

魔王たちが創り出したロボット兵器みたいなものか?」

 

スサノオ「まあ、そんな感じだな。

だから、大魔王ハルマゲドンってのは、7大魔王の力をすべて

持っているようなとんでもないバケモノになった( ・ω・)」

 

アチタケル「そんなバケモノをどうやったら倒せるんですか?」

 

スサノオ「こうすれば…という方法はない。

地道に7大魔王たちを一人ずつ倒して、封印を解き、

挑んでいくしかない( ・ω・)」

 

神武「秘策は無い…ということか。」

 

スサノオ「秘策は無い。だが、神の戦士たちが協力して、

必ず倒すことができるはずだ。

まずは、神武。お前に俺のとっておきの力を与えてやるよ( ・ω・)」

 

神武「こ、これは!?」

 

 

神武様達が出雲大社からつながる異空間でスサノオと会っていた頃。

安芸(広島県)広島の町には、魔王アーリマンの軍勢が迫っておりました。

神武王宮…

 

 

タギシミミ「岡山の町が陥落した…

キビツモモタ王やキビツダンゴは!?」

 

ダザイテンマン「消息不明…とのことでございます。

岡山を落とした魔王アーリマン配下の魔物の軍勢は、

安芸(広島県)に侵入し、この広島へ向けて進軍している模様です。」

 

タギシミミ「民達を神武王宮内へ避難させる。

戦える者は魔王アーリマン軍の迎撃の準備を!」

 

 

魔王アーリマン軍が広島の町に迫る!

王太子タギシミミの指導のもと、広島の町の民達を

神武王宮内に避難させる神武軍。

 

 

アキノカナ「みなさん、こっちです!

急いでください!」

 

老婆A「ひい、ひい、年寄りには、走るのはこたえるわい…」

 

ヒムカノナミ「おばあちゃん。恐ろしい魔王軍が来るの。

あと少し頑張って!」

 

老婆A「もう、この年寄りは見捨てて若いもんだけ逃げて下され…

わしらは役立たず、ごく潰しの年寄りで集団自決した方がよいという

偉い学者さんもおるらしいですし…

ひい、ひい…」

 

ヒムカノナミ「ダメよ!私達、神武軍は、誰も見捨てない!

お年寄りの人たちだって、大切な民達よ!

これまで頑張ってこの国を支えてきたお年寄りの人たちに

集団自決なんて絶対させないわ!」

 

アキノカナ「魔物の軍勢が!

みなさん、急いで!神武王宮の中へ!」

 

 

広島の町を包囲するアーリマン配下の骸骨兵士の軍勢。

民達を神武王宮に避難させたタギシミミ達がこれを迎え撃ちます!

 

 

タギシミミ「父上が不在の広島。

なんとしても、魔王アーリマンの軍勢から民を守り抜くぞ!」

 

ジェルメ「守るぞ!」

 

 

魔王アーリマン軍 骸骨兵団 対

神武軍 王太子タギシミミ軍

攻城戦開始!

 

 

全国の空のスクリーンに安芸(広島)広島での戦いの光景が映し出される!

 

 

キョウメ(@大坂)「ハルマゲドン放送局の中継や!

ひ、広島や!神武王宮のある広島が魔王軍に攻められとる!」

 

ミヤコ(@大坂)「骸骨の軍団やわぁ!

気持ち悪いわぁ!」

 

 

広島の空に現れるパンドラ!

 

 

パンドラ「お~ほっほほ!

今日は、アーリマン様の支配下、中国地方の広島から中継するわよ!

キミたち人間どもの盟主である神武なる王の本拠地、神武王宮!

キミたちの盟主が無残に惨殺されるシーンをたっぷり見せてあげるわ!」

 

 

骸骨兵達と戦う神武兵達。

しかし、Cランクの魔物である骸骨兵も、一般の兵達からは強敵です!

 

 

神武兵A「が、骸骨の兵士!?こんなのと戦えるの!?」

 

骸骨兵士A「カカカッ!カッ!?」

 

 

崩れ去る骸骨兵士A!ジェベが骸骨兵士Aの頭を打ち砕いた!

 

 

タギシミミ「恐れるな!我らは人間は神の子である!

闇から生まれた魔物になど敗れはしない!」

 

ジェベ「恐れるな!Cランクの魔物であれば、

神の戦士でなくとも十分戦えるぞ!」

 

ジェルメ「一人で当たるな!

骸骨兵士一体に対して、10人でかかれ!」

 

スブタイ「隊長クラスの魔物は、俺たちが倒す!

兵達は10人一組で骸骨の雑兵を倒せ!」

 

ヒムカノナミ「みんなノッてる~!?

戦いの舞!武闘戦舞!」

 

ミトノウメ「火矢を放て!魔物達にも、火での攻撃は通じるわよ!」

 

ギオンマツリ「今だ!軍師チチブカネビメ様直伝!

攻撃の計!火炎陣!」

 

 

奮戦するタギシミミ達!

タギシミミ軍は、Cランクの魔物の群れである骸骨兵士たちを次々に倒していきます!

 

 

パンドラ「なんですって!?

神の戦士でもない人間どもが、アーリマン配下の骸骨兵士たちを

倒していく!?」

 

タギシミミ「全国の勇気ある者達よ!

神の戦士でなくても、魔王軍と戦うことはできる!

みんな、恐れずに立ち上がろう!」

 

 

ハルマゲドン放送局の中継を利用して、全国の勇者たちに呼びかけるタギシミミ!

 

 

ハヤトヨシヒロ(@宮崎)「タギシミミ王太子のような少年でも

戦っている…

我ら隼人も魔王軍と戦うぞ!」

 

ドクガンリュウノマサムネ(@仙台)「そうだ!

俺たち人間は魔王軍になんて負けない!

戦うぞ!みんな!」

 

ロクモンセンユキムラ(@上田)「Cランクの魔物であれば、

神の戦士ではない俺たちでも戦えるってことか。

こりゃ、俺が戦わない理由はねえな!」

 

 

タギシミミ達の奮戦は、全国の神の戦士ではない勇気ある者に魔王軍と戦う決意をさせた!

しかし、広島の地にさらなる強敵が現れる!

 

 

タギシミミ「な、なんだ!?こいつらは!?」

 

ヒムカノナミ「新手…しかも、なんか今までの魔物と気が違う…」

 

パンドラ「お~ほっほほ!

Cランクの骸骨兵士たちを倒したくらいでいい気になるんじゃないわよ!

アーリマン軍団のAランクの魔物達!

ダエーワ達の登場よぉ♡」

 

 

ダエーワ軍団が現れた!

 

 

出雲大社からつながる異空間…

 

 

神武「ぐわぁ~~~!!!」

 

アチタケル「神武様、ずっと叫ばれておるな。」

 

サルメノウズメ「ものすごいエネルギーが神武様の体に流れ込んでいる。

普通の人間なら、とても耐えられないわね。」

 

ショウリュウキ「でも、このスサノオのエネルギーを注ぎ終えれば、

神武は魔王たちとも戦える存在となるということか。」

 

スサノオ「まずいな。広島にアーリマン配下のダエーワどもが来やがった。

このままだとタギシミミ達はなすすべもなくやられちまうな( ・ω・)」

 

アチタケル「ダエーワ?なんだそいつらは?」

 

スサノオ「ダエーワってのは、魔王アーリマンに仕える悪魔たちさ。

魔物のランクで言えば、Aランク。

お前ら神の戦士でないととても戦えないクラスの強敵どもだ( ・ω・)」

 

ショウリュウキ「今から安芸(広島県)に向かっても、

間に合うかしら…?」

 

スサノオ「おい。アチタケル、サルメノウズメ、ショウリュウキ。

お前たちも待ってる間に俺がレベルアップさせてやった。

Aランクの魔物どもなら、楽勝で倒せるはずだ。

神武は、あと少し時間がかかる。

先にお前らを広島に飛ばしてやる( ・ω・)」

 

サルメノウズメ「えっ!?」

 

 

スサノオが呪文を唱えるとアチタケル、サルメノウズメ、ショウリュウキの3人が

光球に包まれ、広島に飛ばされる!

広島では、タギシミミ達がAランクの魔物ダエーワ達に打ちのめされ、倒れ伏していた。

 

 

ギオンマツリ「だ、ダメだ…

人間が戦える次元の敵じゃない…」

 

ミトノウメ「うっ、うう…ぐはっ。」

 

ジェルメ「信じられん…これが魔王軍のAランクの魔物の強さ…」

 

ダエーワA「おお。若い娘がいやがるな。

人間の若い娘は俺様の好物だ。

喰ってやるぜ。」

 

ヒムカノナミ「放して!

こんなことして、パパやママが許すと思ってるの!?」

 

タギシミミ「ナミさん!」

 

ダエーワA「パパやママが来たら、俺が殺してやるから、

安心して俺の胃袋に入りな!」

 

 

ヒムカノナミを食べようとするダエーワA。

そのとき!

 

 

アチタケル「破魔剛力掌派!!!」

 

ダエーワA「あじゃぱ~!」

 

 

消滅するダエーワA!ヒムカノナミを抱きかかえるアチタケル!

 

 

ヒムカノナミ「パパ!助けに来てくれたの!」

 

アチタケル「筋肉は裏切らない!ナミ。怪我してないか?

パパが来たからにはもう安心していいぞ。」

 

パンドラ「Aランクのダエーワを不意打ちとはいえ、

一撃で!?神の戦士か!?」

 

 

優しい歌声が響き渡る。ショウリュウキの癒しの歌です。

 

 

ジェベ「痛みが引いていく…傷が治っていく?」

 

ミトノウメ「ショウリュウキ様!」

 

サルメノウズメ「みんな。よく頑張ったわね。

あとは、神の戦士である私達に任せなさい!」

 

タギシミミ「サルメノウズメ!

父上は!?」

 

サルメノウズメ「神武様はもう少し時間がかかるそうです。

このダエーワ達は、私達3人で倒します!」

 

パンドラ「ふふっ。神の戦士が3人。

Aランクのダエーワは倍の6人。

お手並み拝見と行こうかしら。」

 

 

6人のダエーワとアチタケル、サルメノウズメ、ショウリュウキの戦いが始まった!

 

 

サルメノウズメ「戦いの舞!武闘戦舞!」

 

ショウリュウキ「戦いの歌!業火の章!」

 

アチタケル「うおおおおおおおおおおぉ!

俺の戦闘能力が、倍率ドン!さらに倍!

4倍攻撃力!金剛爆裂拳!!!」

 

 

攻撃力が4倍にアップしたアチタケルが金剛爆裂拳を放つ!

ダエーワ達に平均250のダメージ!

 

 

ショウリュウキ「火炎乾坤圏!!!」

 

 

ショウリュウキは炎に包まれた乾坤圏を投げる!

ダエーワ達に平均150のダメージ!

 

 

サルメノウズメ「燃え尽きなさい!

ダエーワども!

閃熱呪文・超(ベギラゴン)!!!」

 

 

サルメノウズメは閃熱呪文・超の呪文を唱えた!

ダエーワ達に平均180のダメージ!

 

 

ダエーワ軍団をやっつけた!

 

 

パンドラ「なんですって!?

Aランクのダエーワ達をこんな簡単に!?

こいつらレベルいくつなの!?」

 

アチタケル「あんまり雑魚敵に時間かけられないからな。

次は貴様か!?パンドラよ!」

 

パンドラ「ふん!ダエーワ達を倒したからと調子に乗るんじゃないわよ!

アーリマン軍のSランクの魔物をキミたちに紹介してあげるわ!

いでよ!

悪龍アジ・ダハーカ!」

 

タギシミミ「な、なんだ!?あれは!?」

 

 

吉備(岡山県)の鬼ノ城の方角から、飛来する巨大な龍!

 

 

アジ・ダハーカが現れた!

 

 

キョウメ(@大坂)「ゴ、ゴジラみたいなでっかいの来た~!」

 

ミヤコ(@大坂)「あ、あんなゴジラみたいなのと、

どうやって戦うんや…?」

 

パンドラ「お~ほっほほ!

この悪龍アジ・ダハーカは、魔王アーリマン軍最強にして最凶の魔物!

Sランクの恐ろしさを見るがいいわ!

愚かなる人間どもよ!お~ほっほほ!」

 

タギシミミ「悪龍アジ・ダハーカ…

こんなのがいるのか…

もう俺たち人間は滅ぶしかないのか…?」

 

アジ・ダハーカ「キシャ~~~~!!!」

 

 

アジ・ダハーカは神武王宮に向けて灼熱の炎球を吐いた!

 

 

タギシミミ「ああ!神武王宮には民達が!」

 

アチタケル「タギシミミ王太子。ご心配には及びません。」

 

サルメノウズメ「どうやら。間に合われたようね。」

 

ショウリュウキ「魔王を、いや、大魔王を倒すことができる

ただ一人の神の戦士の中の神の戦士。」

 

パンドラ「あ~ん?何を言ってるのかしらぁ?

民達を見殺しにして、カッコつけてるのぉ?

……なに!?」

 

 

民達の避難する神武王宮を襲う灼熱の炎球がはじけ飛ぶ!

そして、そこには、伝説の金属ヒヒイロカネでできた金色の鎧を身にまとった神武様が!

 

 

神武「スサノオの伝授。ギリギリで間に合ったようだな。」

 

パンドラ「アジ・ダハーカの放った炎球を正面から受け散らすとは!

貴様!何者なの!?」

 

神武「俺は天孫4世、いや…

我が国の最高神アマテラスの化身にして、

我が国最強の荒ぶる神スサノオの弟子!

太陽の帝皇(ていおう)・神武!」

 

アジ・ダハーカ「ブルブルッ…」

 

パンドラ「Sランクのアジ・ダハーカが震えている!?

あの神武という男を恐れているというの!?」

 

神武「来い。悪龍アジ・ダハーカ。お前を天に帰してやろう。」

 

アジ・ダハーカ「キシャ~~~!!!」

 

 

アジ・ダハーカは狂ったように暴れ出した!

神武様を見て恐怖しているようだわ!

それに対し、正面からアジ・ダハーカに飛ぶ神武様!

 

 

神武「受けよ!悪を滅する我が光の剣!

神・天孫光輪斬!!!」

 

アジ・ダハーカ「キシャ~~~!!!」

 

 

なんと!神武様の神・天孫光輪斬が巨大な悪龍アジ・ダハーカの体を切り裂く!

怪獣のゴジラのように巨大で強大なSランクの魔物アジ・ダハーカは一撃で消滅した!

 

 

アジ・ダハーカをやっつけた!

 

 

パンドラ「Sランクの魔物を一撃で瞬殺!?

どんだけ~~~!?

お、覚えてらっしゃい!

まだ、私達魔王軍には強い魔物がいくらでもいるんだからね!

ま、負けたなんて、思ってないんだからね!」

 

 

パンドラは逃げ出しました。

準魔王クラスと言われるSランクのアジ・ダハーカが神武様に瞬殺されたことは、

さすがに魔王軍に大きな脅威を与えたようです。

スサノオが神武様に与えた大きな力。

ここから神武様の魔王軍討伐の快進撃が始まろうとしています。

さて、今回は、ここまでにしておきますか。

次回から、しばらく各地の様子をお伝えしていくわね。

次回、

 

第71話「魔界都市への抵抗!関東の戦い開始!」

 

歴史の糸を紡ぐのは誰だ!?

ナビゲーターは、アメノウズメでした。