こんにちは。

アレテーを求めて~

今日もトコトコ( ・ω・)

弁護士の岡本卓大です。

 

3月17日放送の大河ドラマ『光る君へ』。

まひとと道長、なかなか深い仲になってますね( ・ω・)

 

大河ドラマを見てない人は、

再放送か、NHKプラスで視聴してみてください。

(※ 大河ドラマ『光る君へ』の著作権は、NHKに属します。

また浜松市の公式キャラクター「出世大名家康くん」と本作の

家康くんは、縁もゆかりもありません。

なお、本作の著作権は、作者に属します( ・ω・))

 

では、週一連載。

【進め家康くん( ・ω・)】『光る君へ』を語れ!

はじまり、はじまり~

 

 

(『光る君へ』「まどう心」あらすじ)

兼家の計画により花山天皇が退位し、為時は再び官職を失うこととなった。

まひろは左大臣家の娘・倫子に父が復職できるよう口添えを頼むが、摂政となった兼家の決定を覆すことはできないと断られる。

諦めきれないまひろは兼家に直訴するが…。

一方、東三条殿では道隆の嫡男・伊周らも招いて宴が催され、栄華を極めようとしていた。

 

 

家康くん「うわぁぁぁぁぁぁぁ( ゚Д゚)!」

 

瀬名「殿!?今日はなにごとですか!?」

 

家康くん「た、高御座に生首!うわぁ~~~( ゚Д゚)!」

 

於愛「戦国の天下人の殿が…シャキッとしなさい!」

 

家康くん「普通、ビビるだろ。

あんなところに生首置いてあったら( ・ω・)」

 

瀬名「大河で描かれた生首事件は、『大鏡』にも出てくるようですね。

 

家康くん「ステラnetで解説してくれてる山本淳子教授の紹介によると、

次のような記述があるようだな( ・ω・)」

 

(引用)

さきの一条院の御即位の日、大極殿たいごくでん御装束おんしょうぞくすとて人々集まりたるに、たかくらのうちに、髪つきたるもののかしらの、血うちつきたるを見つけたりける。

先の一条天皇の御即位の日、大極殿の設営に人々が集まったところ、高御座の内部で髪を生やし血の付いた生首を発見した。
(『大鏡』「道長(雑々物語)」)

(引用終わり)

 

於愛「一世一代のご即位のときだけに使用される高御座で、

そのようなことが…ぞっとしますわ。」

 

瀬名「兼家は誰がやったのかわかっているようなことを言っていましたが、

何者のしわざでしょうか?」

 

家康くん「高御座なんてものは、普通の人間は近寄ることもできん。

あの状況で、そんなことができた人がいたとしたら、

退位させられた花山院くらいだろ( ・ω・)」

 

於愛「花山院、呪詛しておられましたねぇ。

最後は、数珠が飛び散りましたけど。」

 

瀬名「花山院の新帝即位への嫌がらせのために、

罪も無い誰かが殺されているのでしょうか…」

 

家康くん「まあ、本当に人間の生首だったんだとしたら、

誰か殺されてるんだろうね…

嫌がらせというか、ケガレによる即位式の妨害だったのだろうな。」

 

於愛「『ケガレ』というのは?」

 

家康くん「穢れ(ケガレ)は仏教・神道における観念で、

不潔・不浄といった理想ではない状態のことじゃ。

死というのは、その典型的なものだな。

ケガレのある状態では、即位式等の朝廷の行事は本来

行ってはいけない( ・ω・)」

 

於愛「えっ!?でも、一条天皇、即位しましたよ?」

 

家康くん「兼家のオッサンは、ケガレも物ともしないヤツだったようだね。

まあ、常識のある人間なら、『寛和の変』みたいなことは起こさないさ( ・ω・)」

 

瀬名「兼家といえば、まひろは、父・為時の再任官のために兼家に直訴しましたね。

冷たくあしらわれましたけど。」

 

家康くん「兼家もわざわざ、まひろに会ってやって、

為時の方から離れて行ったとか答えるって、性格悪いよね( ・ω・)」

 

於愛「兼家のオッサン、大っ嫌い!」

 

瀬名「東三条殿で、道隆の一家が安倍晴明を招いて宴をしておりましたね。

そこに道兼がやってきて、自分が招かれていないと怒っていました。」

 

於愛「道兼も、大っ嫌い!」

 

家康くん「まあ、そこまで嫌われたら、演者は役者冥利に尽きるだろな。

良い悪役ぶりだ( ・ω・)」

 

瀬名「後に道長のライバルとして権力闘争をすることになる伊周や、

一条天皇の中宮となる定子(さだこ)もおりましたね。」

 

於愛「定子というと、清少納言が仕えた方ですね!」

 

家康くん「定子…彼女を通じて、

またドヤ顔の清少納言が登場してくることになりそうじゃな( ・ω・)」

 

於愛「まひろと道長…なんだか複雑な関係になってきましたね。

まひろも、道長に『北の方』にしろとせがんでましたが。」

 

家康くん「『北の方』は、公卿や大名などの身分の高い者の正妻だな。

寝殿造りで正殿の北の対に住んでいたから、正妻を北の方という( ・ω・)」

 

瀬名「ようするに、道長は、まひろを『北の方』にはできないけど、

妻(妾)にはしたい…

そういうことですね…」

 

於愛「なんだか、『源氏物語』の『明石の上』と真逆な対応な気がしましたね。

まひろは、『北の方』にこだわった。

『明石の上』は光源氏に対して、『身分が違うから』と傍に行くことを遠慮しながら、

光源氏の娘を生んだ。」

 

家康くん「まひろ(紫式部)が自分のできなかったことを、

『源氏物語』で『明石の上』にやらせたって?

そういう解釈もあり得るかもね( ・ω・)」

 

瀬名「まあ、まひろが、道長に言われるままに、

道長の妾になっていたら、『源氏物語』は生まれませんものねぇ…」

 

家康くん「まあ、権力者の恋って、大変だねぇ。

やっぱり自由で気楽な庶民がいいや( ・ω・)」

 

瀬名・於愛「天下人のくせに…」

 

家康くん「果たして、道長は父・兼家に

いったい何を頼むつもりなのか?

また、来週も見ねばなるまい( ・ω・)」

 

 

来週も語れ!

進め!家康くん!