こんにちは。

アレテーを求めて~

今日もトコトコ( ・ω・)

弁護士の岡本卓大です。

 

神武征討記の登場人物等はこちら( ・ω・)

 

 

 

なお、この物語はフィクションです。

極右、ネトウヨからの批判、誹謗中傷は受け付けません。

本作の著作権は、作者に属します( ・ω・)

それでは、はじまりはじまり~

 

 

 

この物語は、日本という国の原型を作った一人の

空前絶後の英雄の生涯を描いた物語である。

 

神武征討記

第68話「神様の声!八咫鏡と伊勢神宮!」

 

 

ストーリーテラーのアメノウズメでございます。

7大魔王たちによる日本全土の封印。

そして、京都の町を襲う魔王カーリー配下の魔物ラークサシャ(羅刹)。

そこにクロウノウシワカが現れる!

 

 

ハナサカジジロウ「ク、クロウノウシワカ…」

 

ソノナアマビエ「あのクロウノウシワカが、私たちを助けに…?」

 

 

クロウノウシワカの登場に驚く神武近衛兵団たち。

 

 

ラークサシャ「何を驚いているのか知らんが、

人間が一人のこのこ現れたからといってなにほどのことか。

貴様から潰してやるわ!」

 

クロウノウシワカ「ふっ。」

 

 

クロウノウシワカに襲い掛かるラークサシャ!

ラークサシャが振るうこん棒は、大地を割るすさまじい威力を発揮します!

しかし、ラークサシャの攻撃をかわしていくクロウノウシワカ!

 

 

カチカチウサギメ「あのラークサシャという魔物!

なんというすさまじい攻撃力!」

 

ネズミノヨメ「でも当たらない!

クロウノウシワカはうまくかわしているわ!」

 

 

攻撃が当たらずにイライラしているラークサシャ!

 

 

ラークサシャ「ええ~い!

ちょこまかと逃げ回りおって!

正々堂々と俺のこん棒を受けぬか!」

 

クロウノウシワカ「どんな剛力も

当たらなければ意味が無い。

攻撃をかわすことのどこが正々堂々でないのか、

理解に苦しむな。」

 

ラークサシャ「ムッキ~!」

 

 

こん棒を大きく振りかぶり、クロウノウシワカに叩き落とすラークサシャ!

しかし、これもクロウノウシワカはかわします!

 

 

クロウノウシワカ「ここだ!

鞍馬流奥義!鬼霊指弾!」

 

 

至近距離からラークサシャに鬼霊指弾を放つクロウノウシワカ!

しかし、鬼霊指弾を受けても、ラークサシャはびくともしません!

 

 

オンガエシオツル「あのクロウノウシワカの鬼霊指弾が!

効かない!?」

 

ゴンノヒョウジュウ「な、なんてバケモノだ!」

 

ラークサシャ「ふん!それが貴様の攻撃か?

俺にはまったく効かんな。

貴様の攻撃が効かぬ俺、

俺の攻撃をかわす貴様、

一見、互角に見えるが、そうではないのは

貴様に頭がついていれば理解できるな?」

 

カグヤツキヒメ「たしかに、互角ではない…

いくら攻撃しても攻撃が通らないラークサシャには何度攻撃しても

ダメージは与えられない。

でも、かわしつづけることは体力にも限界がある…

クロウノウシワカの体力が尽きれば、

あのラークサシャのすさまじい力にクロウノウシワカは

潰されてしまうわ!」

 

クロウノウシワカ「……」

 

ラークサシャ「ふん!わかったか!

貴様が俺から逃げ続けられるのも、時間の問題だということよ!」

 

 

さらにクロウノウシワカを攻撃し続けるラークサシャ!

クロウノウシワカは攻撃をかわしながら反撃するものの、

ラークサシャには、まったくダメージが与えられない!

 

 

クロウノウシワカ「仕方がない。あきらめるか。」

 

ラークサシャ「あきらめて、俺に潰される覚悟ができたか!?」

 

クロウノウシワカ「勘違いするな。

俺があきらめるのは、素手で戦い続けることだ。

俺の武器を使う。」

 

サルカニニギリ「クロウノウシワカの武器だって!?」

 

オムスビゴロリ「そういえば、クロウノウシワカのヤツ、

ずっと素手で戦ってたな。武器があるのか?」

 

ベンケイ「驚くことはあるまい。クロウノウシワカ様には、

あの方にしか扱えぬ、あの方にふさわしい武器がある。」

 

チカラジロウ「お前は!クロウノウシワカの家臣ベンケイ!

それにヨイチノユミ!」

 

ヨイチノユミ「私たちも話には聞いているけど、

見たことはないわ。まさか、魔王と戦う前に、

あの方の武器を出すことになるとは…

思った以上に強いわね。

あのラークサシャという魔物…」

 

 

右腕を天高く掲げるクロウノウシワカ!

するとそこに稲妻が落ちる!

そして、クロウノウシワカの右腕に一本の日本刀が!

 

 

クロウノウシワカ「異国の魔物ラークサシャよ。

世界で一番切れる武器が何か知っているか?

世界で一番切れる武器、

それは、この日本(ヒノモト)の刀!

そして、この刀こそ、この国の人ならざる者たちが

神々とさえ戦えるように鍛えた刀剣!

その名も!

鬼切雷神丸!」

 

ラークサシャ「おにきり…らいじんまる…だぁ?

ふん!そんな細い剣一本持ったからどうだというのだ!

喰らえぃ!我が渾身の一撃!

ラークサシャ・インパクト!」

 

 

渾身の力を込め、ラークサシャはラークサシャ・インパクトを放つ!

クロウノウシワカは、真っ向からラークサシャに飛び込んでいく!

 

 

クロウノウシワカ「鞍馬流最強剣!雷神雷光斬!!!」

 

 

クロウノウシワカの雷神雷光斬とラークサシャのラークサシャ・インパクトの激突!

勝ったのは!?

 

 

ラークサシャ「ふ、ふざけるな…

お、俺は、インドで何百人もの神の戦士を叩き潰してきた…

カーリー様側近の…ラークサシャ様だぞ…」

 

クロウノウシワカ「……」

 

ラークサシャ「な、なんで、こんな小さな島国に、

こんなとんでもない神の戦士がいやがるんだ~~~!!!」

 

 

左肩から右腰にかけて真っ二つになるラークサシャ!

勝ったのは、クロウノウシワカよ!

クロウノウシワカの勝利に沸く京の人々!

 

 

クロウノウシワカ「まだまだだな…

まだ俺一人では魔王には及ばなそうだ。

もっと強くならなければ…」

 

 

比叡山カーリー宮殿…

 

 

カーリー「なんと…あのラークサシャが敗れるとは。

この国の神の戦士…すさまじい力を持っておるな。」

 

アシュラ「カーリー様。あの京都という都市があった地域。

他にも神の戦士の気を感じます。

神の戦士どもが集結する前に、早目に掃討すべきかと。」

 

カーリー「うふふっ…楽しいじゃない。

無抵抗な弱者を支配しても面白くもなんともない。

やっぱり、ああいう強い戦士どもを叩き潰してこそ、

征服もし甲斐があるというものよね。」

 

 

安芸(広島県)神武王宮…

 

 

神武「ミカワノタケチヨも、クロウノウシワカもたいしたものだ。

俺たちも負けてられないな( ・ω・)」

 

ダザイテンマン「神武様。八咫鏡の準備ができました。」

 

神武「うむ( ・ω・)」

 

 

三種の神器の一つである八咫鏡(ヤタノカガミ)。

八咫鏡の前で、神々の声を聞こうと、イツクシマ三姉妹が祈りを捧げています。

 

 

タギシミミ「父上…本当に神々の声を聞くことなどできるのでしょうか?」

 

神武「タギシミミは八咫鏡を使っているのを見たことがなかったか。

見ていろ。イツクシマ三姉妹が神様たちの声を地上に届けれてくれるぞ( ・ω・)」

 

イツクシマ三姉妹「うっ!」

 

タギシミミ「イツクシマ三姉妹が、気を失った!

大丈夫か!?」

 

イツクシマタギリヒメ(タジカラオ)

「むん!筋肉は裏切らない!」

 

アチタケル「こ、このセリフ!いきなりのマッスルポーズ!」

 

サルメノウズメ「力の神タジカラオ先生だわ!」

 

ショウリュウキ「っていうか…なんでイツクシマタギリヒメの体で、

マッスルポーズを…?」

 

神武「タジカラオ先生。魔王軍を倒すための方法を知っていますか?」

 

イツクシマタギリヒメ(タジカラオ)

「むん!筋肉は裏切らない!俺以外のヤツに聞け!」

 

アチタケル「ご先祖様!あんた、何しに出てきた!?」

 

イツクシマタギツヒメ(オモイカネ)

「神武、アチタケル、サルメノウズメ、ダザイテンマンも。

久しぶりだな。

もう一人の女性は、沖縄のショウリュウキか。

その少年は、神武の子のタギシミミだな。」

 

ショウリュウキ「この方は?」

 

サルメノウズメ「智恵の神オモイカネ先生よ。

私たちの出雲大社学宮での学問の先生。

チチブカネビメのご先祖様でもあるわ。」

 

イツクシマタギツヒメ(オモイカネ)

「本題に入る前に、もう一人来ている。」

 

イツクシマオキツシマヒメ(オオクニヌシ)

「神武君、みなさん。みなさんの活躍は出雲大社からずっと見ていましたよ。

みんな、立派になりましたね。」

 

神武「オオクニヌシ校長!」

 

ショウリュウキ「姿はイツクシマ三姉妹だけど、この方たちが、

オオクニヌシ、オモイカネ、タジカラオ。

この国の神様たち…」

 

タギシミミ「すげぇ…神様たちが目の前に…

そして、この神様たちが父上たちの先生…」

 

イツクシマオキツシマヒメ(オオクニヌシ)

「神降ろしは、イツクシマ三姉妹に大きな負担を与えます。

あまりゆっくりと話している時間はありません。」

 

イツクシマタギツヒメ(オモイカネ)

「神武。それにみな。大魔王ハルマゲドンの復活は見たな?」

 

神武「はい。大魔王ハルマゲドンと7大魔王たち。

ヤツらにどう対抗していくかが、今の俺たちの課題です。」

 

イツクシマタギツヒメ(オモイカネ)

「7大魔王たちについては情報がある。

世界神様会議で、それぞれの話を昔聞いた。

ルシファーについては大天使ミカエルから、

フェンリルについては北欧のオーディンから、

テュポーンについてはギリシアのゼウスから、

カーリーについてはインドのブラフマーから、

マーラについては大日如来から、

パズスについてはマルドゥクから、

アーリマンについてはアフラ・マズダから聞いている。

説明していると大変だから、このまとめたメモをやろう。」

 

 

神武は、『7大魔王についてのメモ』を手に入れた!

 

 

神武「まとめたメモがあるのかよ( ・ω・)」

 

ショウリュウキ「世界神様会議…神様たちって、

そんな世界規模のネットワークを持ってるの…?」

 

イツクシマオキツシマヒメ(オオクニヌシ)

「残念ながら、大魔王ハルマゲドンについてはくわしい情報はありません。

ですが、あの7大魔王を率いていることからすると、

とてつもない大魔王であることは間違いありません。」

 

イツクシマタギリヒメ(タジカラオ)

「むん!筋肉は裏切らない!」

 

ダザイテンマン「(さっきから、タジカラオ先生は、

何をなさっているのだろう…?)」

 

イツクシマタギツヒメ(オモイカネ)

「神武よ!この日本(ヒノモト)には、

24人の『神の戦士』がいる!

その者達を集めて、大魔王ハルマゲドンを討伐しろ!

メンバーは、神武十将軍と大和十二神将。

そして、神武お前と、ヒメタタライスケヨリヒメだ。」

 

神武「なんか説明が安直な気がするが…

まあ、いいか( ・ω・)」

 

タギシミミ「『神の戦士』…オモイカネ様!

俺は天孫5世!神武王の息子です!

王太子である俺が魔王討伐に行くのではダメなのですか!?」

 

イツクシマタギツヒメ(オモイカネ)

「タギシミミ。残念だが、それはできん。

君には…大魔王ハルマゲドンを倒す唯一の武器、

天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ)が装備できないのだ!」

 

タギシミミ「ガ~~~ン!

そんな…俺には、正当な天孫5世の資格が無いというのか…」

 

イツクシマオキツシマヒメ(オオクニヌシ)

「タギシミミ君…人にはそれぞれ向き、不向き、

それぞれの人の役割がある。

君には王太子として民を守っていく大切な役目があるのだよ。

大魔王を倒す勇者でなくたって、君は君だ。

落ち込むことはないのだよ…」

 

タギシミミ「は、はい…ありがとうございます。

オオクニヌシ様。

…………」

 

神武「タギシミミ。なんだか説明がめちゃくちゃ雑な気はするが、

魔王討伐の旅には、俺が出る。お前は民達を守ってくれ( ・ω・)」

 

タギシミミ「は、はい!」

 

イツクシマオキツシマヒメ(オオクニヌシ)

「神武君、アチタケル君、サルメノウズメ君、

そして、ショウリュウキ君。

まずは、出雲大社へ向かいなさい。

出雲大社では、イズモノカンナギが君たちを待っているはずだ。」

 

神武「イズモノカンナギ先生が!?」

 

イツクシマタギツヒメ(オモイカネ)

「出雲大社の空間で、イズモノカンナギだけが神降ろしできる神が

お前たちを待っている。それは…」

 

神武「スサノオだろ( ・ω・)?」

 

イツクシマタギツヒメ(オモイカネ)

「さすが神武。よくわかってるな。

スサノオに詳しい話を聞くがよい!」

 

イツクシマオキツシマヒメ(オオクニヌシ)

「時間です。では、みなさん、がんばって!

必ずこの日本(ヒノモト)を救ってください!」

 

イツクシマタギリヒメ(タジカラオ)

「むん!筋肉は裏切らない!」

 

 

イツクシマ三姉妹が倒れる。

神降ろしで消耗したイツクシマ三姉妹は気を失っているようです。

 

 

サルメノウズメ「タジカラオ先生…

出てきた意味あったのかしら?」

 

アチタケル「ご先祖~!」

 

ショウリュウキ「ずいぶん慌ただしかったわね。

結局、何が何だかよくわからないけど…」

 

神武「タギシミミ、ダザイテンマン。留守を頼む。

俺たち4人は、出雲大社に向かう( ・ω・)」

 

ダザイテンマン「ははっ!」

 

タギシミミ「父上、安芸(広島県)の民はきっと守ってみせます!」

 

神武「ああ。信頼してる。

行って来るよ( ・ω・)」

 

 

こうして、神武様、アチタケル、サルメノウズメ、ショウリュウキの4人のパーティは、

魔王軍討伐の旅に出る。

まずはスサノオの話を聞くために出雲大社を目指すことになる。

 

 

神武パーティが結成されました!

 

 

ところ変わって、伊勢(三重県)。

スケヨリヒメ、ヤマトノショウトク、ミカワノタケチヨの3人は伊勢神宮に向かっていました。

 

 

ヤマトノショウトク「ミカワノタケチヨ殿。

メフィストフェレスとの戦いでかなりのダメージを受けていたようだが、

大丈夫なのですか?」

 

ミカワノタケチヨ「ショウトク先生。

どうやら、メフィストフェレスに勝ってレベルが上がったみたいだ。

レベルアップすると、体力も魔力も全回復する仕様らしい( ・ω・)」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「レベルアップで回復もするのね。」

 

 

伊勢神宮…

 

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「お父様…

オオモノヌシの神は、伊勢神宮に行けと言ってたけど、

ここでなにがあるのかしら?」

 

ミカワノタケチヨ「魔物の気配がしませんね。

さすがお伊勢さんには、魔物は入れないのか?」

 

ヤマトノショウトク「むっ!なんだあの光は!?」

 

ミカワノタケチヨ「光が!近づいてくる!?」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「きゃ~~~~!!!」

 

 

伊勢神宮内で、光に渦に巻き込まれる3人!

そして、スケヨリヒメ達3人は、異空間に連れてこられたようです。

 

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「こ、ここは?」

 

ヤマトノショウトク「異空間?…でしょうか?」

 

ミカワノタケチヨ「一体、何が?」

 

サルタヒコ「よく来たな。神の戦士たちよ!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「あなたは!?」

 

サルタヒコ「わしは、導きの神サルタヒコ。

天孫ニニギノミコト様を高千穂に導いたのもわしだ。」

 

ヤマトノショウトク「サルタヒコ!?天津神のサルタヒコか!?」

 

ミカワノタケチヨ「なんと、神様のご登場かよ。」

 

サルタヒコ「我らが主神アマテラス大御神の命により、

君たちを待っていた。

大魔王ハルマゲドンを倒すためのキーパーソンを教えてやろう。」

 

ミカワノタケチヨ「大魔王ハルマゲドンを倒すためのキーパーソンだと!?

それはいったい誰なんだ!?」

 

サルタヒコ「アマテラス様の子孫達の母となることを運命とする

オオモノヌシの娘ヒメタタライスケヨリヒメ。

君が、大魔王ハルマゲドンを倒すためのキーパーソンだ!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「わ、妾が…?」

 

ミカワノタケチヨ「アマテラス様の子孫達の母となることを運命とする?

いったいどういうことだ( ・ω・)?」

 

ヤマトノショウトク「スケヨリヒメ様が…

大魔王ハルマゲドンを倒すためのキーパーソン?」

 

サルタヒコ「ヒメタタライスケヨリヒメよ。

この国に24人いる神の戦士。

その神の戦士のうち、神武の剣だけが大魔王ハルマゲドンに通じる攻撃。

そして、神武の力を増大させる役割を持つのが君だ。

つまり、君と神武がそろって初めて大魔王ハルマゲドンを倒すことができる。

そして、君と神武を守り戦うのが、他の22人の神の戦士なのだ。」

 

ヤマトノショウトク「神武殿の力を増大させる…?

スケヨリヒメ様が?」

 

ミカワノタケチヨ「他の22人は神武とスケヨリヒメ様のお供ってことか( ・ω・)?」

 

サルタヒコ「魔王軍、とりわけ7大魔王は強大だ。

大魔王ハルマゲドンのところにたどり着くためには、

7大魔王すべてを倒し、各地の封印を解かねばならん。

神の戦士たちはやることがたくさんあるぞ!」

 

ミカワノタケチヨ「ようするに、スケヨリヒメ様が神武と会って、

一緒に各魔王を倒していって、最後に大魔王ハルマゲドンを倒せということか( ・ω・)」

 

サルタヒコ「そゆこと。」

 

ヤマトノショウトク「スケヨリヒメ様にそのような危険な旅をさせろと?

本気で言っているのか、天津神サルタヒコよ!」

 

サルタヒコ「それ伝えるのが俺の役目なのよ。

俺に怒っても仕方ないのよ。ショウトクちゃん。」

 

ヤマトノショウトク「スケヨリヒメ様は、これまで

箸よりも重いものを持ったことがないようなお嬢様育ちだぞ!

そんな危険な旅をするなど!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「妾はやるぞ!

妾の力がこの国を救うために必要とされるのであれば、

妾は喜んで危険な旅に出よう!」

 

ヤマトノショウトク「ス、スケヨリヒメ様…」

 

ミカワノタケチヨ「まあ、魔王軍に封印された日本全国。

どこにいたって安全なところなんてありゃしねぇ。

それなら、いっそ、魔王軍と戦える

俺たちや神武と旅をする方が安全かもね( ・ω・)」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「魔王軍討伐の旅をするとして、まずは

どこへ行けばいいのかしら?」

 

サルタヒコ「まずは神武と会うことだね。神武と会うには、

神武が中国地方の封印を解いてくれれば、スケヨリヒメなら、

次のエリアに移動することが可能になる。」

 

ミカワノタケチヨ「神武に会おうと思ったら、とりあえず、

近畿と中国地方の境目…播磨(兵庫県)あたりに向かえばいいのか?」

 

サルタヒコ「たぶんね。細かい流れは、やりながら。」

 

ミカワノタケチヨ「テキトーだのう( ・ω・)」

 

ヤマトノショウトク「それでは、さっそく西に向かいましょうか。」

 

サルタヒコ「ちょい待ちな。

ミカワノタケチヨは…レベル30か。

ヤマトノショウトクは…おや、あんたもレベル30。

2人ともそこそこレベル高いねぇ。」

 

ヤマトノショウトク「レベル?それはなんですか?」

 

サルタヒコ「神の戦士としてのレベル。最高は99まで。

大魔王と戦うなら、レベル99まで上げてないとキツイだろうね。

え~と。スケヨリヒメは…おいおい、レベル1じゃないの!

こんなので旅に出たら、雑魚敵にやられて死んじゃうよ!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「そのレベルというのはどうすれば上がるのですか?」

 

サルタヒコ「簡単よ。魔物を倒せば経験値が得られる。

経験値が一定値に達すればレベルが上がる。

そんなの基本ですわ。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「ショウトクやミカワノタケチヨが30もあるのに、

どうして、妾だけレベル1なのじゃ!?」

 

サルタヒコ「そら、魔物と戦う以外でも、この二人はいろいろ経験を積んできてるからねぇ。

女王様、今までなんにも苦労してないだろ?

旅に出る前に少しだけ、ここで修行していきな。」

 

 

伊勢神宮とつながる異空間でサルタヒコの修行を受けることになったスケヨリヒメ。

 

 

サルタヒコ「まずは格好から入らんとな。うりゃ!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「きゃっ!?」

 

 

サルタヒコの放った光線を受け、スケヨリヒメは、ドラクエ3の戦士のような

ビキニアーマー姿に!?

ちょっと、サルタヒコ!あんた、何やってるのよ!

 

 

ヤマトノショウトク「ああ!スケヨリヒメ様!

なんというハレンチなお姿に!」

 

ミカワノタケチヨ「ビキニアーマーって、絶対、守備力低いよね。

肌、出しすぎ。ただのセクハラだわ( ・ω・)」

 

サルタヒコ「さあ、スケヨリヒメよ!戦うがよい!

まずは最弱の魔物スライムからだ!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「くっ!」

 

 

スライム(×3)が現れた!

 

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「こ、この青い、

ぷにぷにした魔物たちを倒せばよいのか…?」

 

ヤマトノショウトク「な、なぜ!?

古代日本にドラクエのモンスター・スライムが!?」

 

ミカワノタケチヨ「まあ、ドラクエ・ワールドは、

世界どこにいっても通じる神話みたいなもんだからな。

スライム知らない日本人はいねえだろ( ・ω・)」

 

 

スケヨリヒメと3匹のスライムの激闘が始まった!

 

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「行きます!やぁ~!」

 

 

スケヨリヒメの攻撃!ミス!スライムAにダメージを与えられない!

スライムAの攻撃!スケヨリヒメは3ポイントのダメージを受けた!

スライムBの攻撃!スケヨリヒメは3ポイントのダメージを受けた!

スライムCの攻撃!スケヨリヒメは3ポイントのダメージを受けた!

スケヨリヒメは力尽きた!

 

 

ヤマトノショウトク「スケヨリヒメ様~!」

 

ミカワノタケチヨ「スライムにやられる人って、いたんだ…」

 

サルタヒコ「おいおい!女王様!

最大ヒットポイント9かよ!

いくらなんでも激ヨワすぎだろ!」

 

 

サルタヒコが呪文を唱えるとスケヨリヒメは蘇生した。

 

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「はぁ、はぁ…

なんという恐ろしい魔物たち…」

 

スライムA「ピキ~!」

 

サルタヒコ「戦士系の素質は無さそうだな。

コスチュームチェンジ!」

 

 

サルタヒコの放った光線を受け、スケヨリヒメは今度は、

ドラクエ4のマーニャのような踊り子の服に!

こら!サルタヒコ!あんたセクハラして遊んでるでしょ!

 

 

ヤマトノショウトク「スケヨリヒメ様!露出すごすぎ!」

 

ミカワノタケチヨ「こりゃ、映像化したら女性団体から抗議きそうですなぁ。

こりゃ、映像化できませんなぁ( ・ω・)」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「くっ!」

 

サルタヒコ「女王様。あんた、武器を持ってなかったな。

武器をやろう。3つのうちから選べ。

『ジュリアナの扇』、『女王様のムチ』、『女神の杖』。

さあ、どれがいい?」

 

ミカワノタケチヨ「『ジュリアナの扇』って…

平成初期かよ( ・ω・)」

 

ヤマトノショウトク「じょ、女王様のムチ?

いけません!スケヨリヒメ様、『女王様のムチ』だけはいけません!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「『女神の杖』で。」

 

 

スケヨリヒメは、『女神の杖』を装備した!

 

 

サルタヒコ「さあ!スケヨリヒメよ!

唱えるのだ!マハリクマハリタヤンバラヤンヤンヤン!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「ま、まはりく、まはりた、

やんばらやんやんやん?

これは何の呪文じゃ!?」

 

サルタヒコ「どわぁ~はっは!

知らんのか?魔法使いサリーじゃ!

どわぁ~はっは!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「サルタヒコ!

貴様!妾を愚弄しておったのか!?」

 

サルタヒコ「あれ?今ごろ、気づいた?

ごめ~ん。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「おのれ~!

やはり天津神など信用できぬわ!」

 

サルタヒコ「失敬、失敬。真面目にやりますか。」

 

 

踊り子の服から元の姿に戻るスケヨリヒメ。

 

 

サルタヒコ「スケヨリヒメ。あんたは肉弾戦には向いてない。

旅に出るにあたって、初歩的な呪文をいくつか教えてやる。

その後は、修行してレベルを上げて、より強力な呪文を覚えていけ。

まずは、火炎呪文。

指先に魔法力を集中して…撃つ!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「指先に魔法力を集中…

火炎呪文!」

 

 

スケヨリヒメはスライムAに火炎呪文を放った!

スライムAに10ポイントのダメージを与えた!

スライムAをやっつけた!

 

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「できたわ!」

 

ミカワノタケチヨ「ドラクエでいうところのメラね( ・ω・)」

 

サルタヒコ「次は、手のひらに魔法力を集中。

複数の魔物に攻撃できる閃熱呪文だ!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「手のひらに魔法力を集中…

閃熱呪文!」

 

 

スケヨリヒメは閃熱呪文を放った!

スライムB、スライムCに平均15ポイントのダメージを与えた!

スライムたちをやっつけた!

 

 

ヤマトノショウトク「今度は、ドラクエでいうところのギラですね。」

 

 

魔物の群れが現れた!

 

 

サルタヒコ「最後は、弱い敵なら一掃できる呪文。

両手に魔法力を集中…小さな爆発を起こす爆裂呪文!

ドラクエでいうところのイオだ!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「両手に魔法力を集中…

爆裂呪文!」

 

 

スケヨリヒメは爆裂呪文を放った!

魔物の群れに平均20ポイントのダメージ!

魔物の群れをやっつけた!

スケヨリヒメはレベルが上がった!

最大ヒットポイントが10ポイント、

最大マジックパワーが20ポイント、

ちからが1ポイント、すばやさが3ポイント、みのまもりが2ポイント、かしこさが8ポイント上がった!

スケヨリヒメは治癒呪文を覚えた!

 

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「レベルが上がった?

新しい呪文を覚えたみたいだわ。」

 

サルタヒコ「治癒呪文は、自分や仲間のヒットポイントを回復させる呪文だ。

使えると便利だぜ。」

 

ミカワノタケチヨ「ドラクエでいうところのホイミね( ・ω・)」

 

サルタヒコ「まあ、まだまだヨワヨワな女王様だが、

攻撃呪文3つと回復呪文があればある程度は戦えるだろ。

あとは、この女王様は打たれ弱いから、仲間たちで

しっかり守ってやりな。

それがパーティってもんだ。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「サルタヒコ…

感謝する。」

 

サルタヒコ「さて、民たちが魔王軍の脅威にさらされている。

ここでゆっくり修行している時間も無いだろう。

あとは、実戦で身につけていけ。

大魔王ハルマゲドンさえ倒せるだけの力を。

まずは、伊勢(三重県)から近江(滋賀県)を通って、

山城(京都府)に行きな。

そこで、お前たちの仲間になる者たちが待っているはずだ。

気をつけてな!」

 

 

スケヨリヒメ、ヤマトノショウトク、ミカワノタケチヨの3人は地上へ戻った。

 

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「行くぞ!ショウトク!タケチヨ!

魔王たちを倒す旅に!」

 

ヤマトノショウトク「ははっ!」

 

ミカワノタケチヨ「行きますか。激闘の日々の始まりだな( ・ω・)」

 

 

スケヨリヒメパーティが結成されました!

 

 

こうして、神武パーティとスケヨリヒメパーティ。

二つのパーティが魔王軍討伐の旅に出ることとなった。

今回は、ここまでにしておきましょうか。

次回は、

 

第69話「スケヨリヒメ一行、京都へ!激戦地の死闘!」

 

歴史の糸を紡ぐのは誰だ!?

ナビゲーターは、アメノウズメでした。