こんにちは。

アレテーを求めて~

今日もトコトコ( ・ω・)

弁護士の岡本卓大です。

 

神武征討記の登場人物等はこちら( ・ω・)

 

 

 

なお、この物語はフィクションです。

極右、ネトウヨからの批判、誹謗中傷は受け付けません。

本作の著作権は、作者に属します( ・ω・)

それでは、はじまりはじまり~

 

 

この物語は、日本という国の原型を作った一人の

空前絶後の英雄の生涯を描いた物語である。

 

神武征討記

第66話「これってイジメ!?オオモノヌシ 対 7大魔王!」

 

 

ストーリーテラーのアメノウズメでございます。

パンドラの箱から復活した謎の妖女パンドラ、そして、7大魔王たち!

大魔王ハルマゲドン復活の生贄にされそうになったスケヨリヒメを助けに、

国作りの神の一柱であり、スケヨリヒメの父である

オオモノヌシが降臨する!

 

 

オオモノヌシ「異国の魔王どもよ!

我こそは、この日本(ヒノモト)を作りし神の一柱!

オオモノヌシであ~る!」

 

パンドラ「オオモノヌシ!?この国の神なの!?」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「父上!?

この方が、私の父オオモノヌシの神!?」

 

オオモノヌシ「我が娘スケヨリヒメよ。

美しくなったな。そなたの母のようじゃ。」

 

パンドラ「そ・れ・で♡

何をしに来たのかしらぁ~?

辺境の島国の神様が?」

 

オオモノヌシ「この日本(ヒノモト)は、

貴様ら異国の魔王どものいるべき場所ではない。

我は戦いは好まぬ。

見逃してやるから、おとなしくこの国から出ていけい。」

 

パンドラ「い・や・よ♡

…と言ったら!?」

 

オオモノヌシ「わがはいの力を見せつけてやろう!」

 

パンドラ「ふ~ん…

ですって!魔王様方!どうされますか!?」

 

 

7大魔王のうち、テュポーンがオオモノヌシの前に進み出て、

オオモノヌシを見下ろす。

 

 

テュポーン「おい。チビ助!

なにを見せつけるって!?」

 

オオモノヌシ「で…でかっ!

なんだこのでかいのは!?」

 

 

オオモノヌシを殴りつけるテュポーン!

鼻血を出して吹き飛ぶオオモノヌシ!

 

 

オオモノヌシ「ぐっ、ぐはっ!

なんという力!」

 

テュポーン「こちとら数百年ぶりに地上に出て来て、

気分爽快なんだ!

ド玉カチ割って、耳から手突っ込んで!

アゴ!ガクガク言わしたろうかぁ!!!」

 

オオモノヌシ「ひいぃっ!!!超コワいんですけどぉっ‼」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「父上!」

 

ヤマトノショウトク「あかん…完全にビビッてしもとるわ、

オオモノヌシ様…

(※ヤマトノショウトクは関西人なので、ふと関西弁が出ることがある。)」

 

パンドラ「ふふふっ。いいわ~♡

番組変更!ハルマゲドン放送局で全国に中継してあげるわ!

ヤマトの神オオモノヌシ!

7大魔王にイジメられるの巻~♡」

 

 

全国の空にオオモノヌシのアップが映し出される!

すでにオオモノヌシは、鼻血を流してガクガク震えているわ!

 

 

神武(@広島)「ダメだ!オオモノヌシの神は、

戦闘向きの神様じゃない!

7大魔王とは戦わず、スケヨリヒメ達を連れて

なんとかその場を逃げ出してくれ!」

 

キョウノミチナガ(@京都)「いかん!

このままでは、オオモノヌシの神も、

スケヨリヒメ様達もやられてしまう!」

 

オオモノヌシ「くっ!我が娘だけは救わねば!

はああぁぁ!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「えっ!?」

 

ヤマトノショウトク「こ、これは!?」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「お父様~~~!!!」

 

 

オオモノヌシの放った光がスケヨリヒメとヤマトノショウトクを包み込む!

そして、その光はその場を飛び去り、東、伊勢(三重県)の方角へ!

 

 

オオモノヌシ「我が娘スケヨリヒメ!

伊勢神宮へ向かえ!そこにこの魔王どもを倒すヒントがあるはず!

忠臣ヤマトノショウトクよ!

娘のことを頼むぞ~!」

 

パンドラ「あらあら。大事な生贄が逃がされちゃったわね。

でも、伊勢神宮というところに向かうのね。

メフィストさ~ん♡」

 

メフィストフェレス「俺を呼んだか?パンドラ。」

 

パンドラ「あの東に逃げた二人…

成長すると、ヤバそうよ。レベルの低い今のうちに、

やっちゃって♡」

 

メフィストフェレス「あんな手負いの人間2匹くらい。

もっと下っ端を送ればよかろうに。

まあ、良い。ルシファー様。行ってよろしいですか?」

 

ルシファー「メフィスト。行ってこい。

希望の種は芽を出す前に潰す。お前が適任だ。」

 

メフィストフェレス「はは!ルシファー様のお許しが出た。

パンドラよ。あの逃げた2匹を殺してこよう。

殺し方は俺に任せてもらえるな?」

 

パンドラ「もちのロンですわ~♡

その光景も中継するから、所在教えてね~♡」

 

 

メフィストフェレスが東に飛び去る!

 

 

キョウメ(@京都)「ああ!スケヨリヒメ女王はんら、

逃がしてもろたのに、また怖そうなヤツが追いかけて行ったわぁ!」

 

ミヤコ(@京都)「追いかけて行ったメフィストなんとかいう悪魔、

怖いけど、顔立ちは綺麗やなぁ。」

 

キョウメ(@京都)「また、あんたは!顔立ち綺麗でも悪い悪魔やで!」

 

ミヤコ(@京都)「それより大和(奈良県)のオオモノヌシの神さんや!

なんかヤバそうやで!」

 

 

いつの間にか、魔方陣の描かれたプロレスのリングの中央にいるオオモノヌシ!

その周りを7大魔王が囲んでいます!

 

 

オオモノヌシ「な、なんだ?これは?」

 

ルシファー「ヤマトの神よ。お前にチャンスをやろう。

このルシファーの体のどこでもよい。

触れてみよ。

余に触れることができれば、貴様を助けてやろう。」

 

オオモノヌシ「なんだと!?そんなもの楽勝ではないか!?」

 

ルシファー「その代わり、余に触れることなく、余に倒されれば、

貴様は、我ら7大魔王全員でリンチする。」

 

オオモノヌシ「ひぃ!リンチ!?

絶対、触れてやる!」

 

ルシファー「ふふっ。来い、ヤマトの神よ。

触れるだけで貴様は助かるぞ。」

 

オオモノヌシ「でや~!」

 

 

ルシファーに触れようと掴みかかるオオモノヌシ!

しかし、影のように消えるルシファーにはまったく触れることができません!

 

 

オオモノヌシ「な、なぜ!?なぜ触れることもできぬのだ!?」

 

ルシファー「もう良いかな?はっ!」

 

オオモノヌシ「うっ!?い、痛い!

両手両足の爪が!?剝がれていく!?

うぎゃ~~~!!!」

 

 

なんとルシファーの一睨みで、両手両足の20本の指から

一斉に爪が剥がれる!これは痛い!痛すぎるわ!

あまりの痛みに這いつくばるオオモノヌシ。

 

 

キョウメ(@京都)「い、痛そう~。」

 

ミヤコ(@京都)「か、かわいそうすぎるわぁ…」

 

トサノリョウマ(@高知)「手も触れずに…念動力か!」

 

チチブカネビメ(@秩父)「このルシファーという魔王…

とてつもない魔力の持ち主だわ!」

 

オオモノヌシ「ひぃ!い、痛い!痛いよう!」

 

ルシファー「降参かな?」

 

オオモノヌシ「降参!降参です~!」

 

ルシファー「降参…つまり余に負けた。

と認めたな。では…

リンチ決定!!!」

 

オオモノヌシ「え、ええ~~~!?

降参したのに、許してくれないの~!?」

 

パズス「へへへっ。ルシファーに負けたらリンチ。

そういう約束だよな?約束は守らないとねぇ。」

 

キョウメ(@京都)「ひどい!こんなのイジメや!」

 

ミヤコ(@京都)「イジメはダメ~!絶対!」

 

 

巨大な水たまりを作り出すパズス!

そして、パズスはオオモノヌシの頭を掴み顔を水に沈める!

 

 

パズス「くわっははは!俺様の故郷のバビロン(中東)じゃ、

水は貴重でな!貴重な水をたらふく飲むがいいぜ!

俺様は優しい魔王様だろ~!」

 

オオモノヌシ「ごぼごぼごぼぼぼ…」

 

ヘイハチトウゴ(@長崎)「水を作り出し、水攻めとは…」

 

 

魔王たちによるオオモノヌシへのイジメは次々に続きます。

ようやくパズスの水攻めから解放されたオオモノヌシ。

しかし、もうフラフラです。

 

 

アーリマン「次は俺だ。貴様、この国の神。

つまりアフラ・マズダのような存在だな。」

 

オオモノヌシ「あ、あふら…まずだ…って、だ、だれ?」

 

アーリマン「神の仲間はぶち殺す!徹底的に苦しめてな!」

 

オオモノヌシ「ちょ、ちょっと待って!

この人、目がイッちゃってるよね!?

は、話せばわかる!話せば~!」

 

アーリマン「拳で語ってやるわ!思う存分な!」

 

オオモノヌシ「あ、あぶっ、ご、ごふっ!」

 

 

アーリマンに殴り続けられ、再び倒れるオオモノヌシ。

そのオオモノヌシに今度は、カーリーが馬乗りになります!

 

 

カーリー「うふっ。痛かったでしょう?

今度は、妾がかわいがってあげるわよ。」

 

オオモノヌシ「う、うほっ!オナゴがわしに馬乗りに!」

 

キョウメ(@京都)「ちょ、ちょっと、これ見る角度によっては、

かなりヤバいシーンやで!」

 

カーリー「あ~ら。かわいいわねぇ。

行くわよ~!」

 

オオモノヌシ「ぐぎっ!ぎゃ~!つ、つぶれる!

わ、わしの大事なのが~!」

 

 

なんとオオモノヌシの股間に両膝蹴りを叩き落とすカーリー!

こ、これは男の人にはキツイ攻撃だわ!

 

 

ゲンジノヨリトモ(@鎌倉)「む、むごい…むごすぎる…」

 

オオモノヌシ「が…ががが…」

 

マーラ「くきょきょ。今度はわしじゃ!」

 

オオモノヌシ「な、なにを!?」

 

 

マーラは、仰向けに倒れているオオモノヌシの両足を掴み、

さらに股間に足をかける!

これはいわゆる電気あんまだわ!

 

 

オオモノヌシ「や、やめてくれ~!

もう許してくれ~!うぎゃががあ!」

 

マーラ「オラオラオラオラ!気持ちいいだろ~!」

 

神武(@広島)「この魔王たち…なんて残酷なイジメ行為を…」

 

フェンリル「さすがにかわいそうだな。

おい、もうやめて欲しいか?」

 

オオモノヌシ「は、はい…や、やめてくだ…さ…い…」

 

フェンリル「よし、わかった。

焼きそばパン買ってこい。」

 

オオモノヌシ「や、焼きそばパン?

古代日本には、そ、そんなのありません!」

 

フェンリル「ああぁ!焼きそばパン無いだとぅ!

俺は、焼きそばパンが無性に喰いてえんだ!

焼きそばパン買ってこれないなら許してやらねえ!」

 

ツチミカドヒメ(@仙台)「焼きそばパン買ってこい…

これもよくありそうなイジメ…」

 

キョウメ(@京都)「古代日本には、焼きそばも、パンも無いわぁ!

無茶なこと言って、イジメをわざと続けとるんや!」

 

ミヤコ(@京都)「ひどいわぁ!7大魔王、ひどすぎるヤツらやわぁ!」

 

 

さらにフェンリルに殴る蹴るされ続け、身も心もボロボロにされたオオモノヌシ…

あまりにも、無残な神の姿に、日本中の人々も大きな恐怖と絶望感を味わいます。

 

 

オオモノヌシ「も、もう…お、おわりにし、して…」

 

テュポーン「よし。最後は俺様だ。終わりにしてやろう。」

 

オオモノヌシ「う、うわ~~~!」

 

 

オオモノヌシの両足を掴みジャイアントスイングで振り回すテュポーン!

もはやオオモノヌシには抵抗する力も意識も残っていません!

 

 

テュポーン「そ~らよ~!」

 

オワリノブヒメ(@名古屋)「このテュポーンという魔王!

なんというパワー!」

 

 

天高く放り投げられたオオモノヌシの体をジャンプしたテュポーンが掴み、

パイルドライバーの形に固めます!

さらに回転しながらリングの中央の魔方陣に目掛けて急降下するテュポーン!

 

 

オオモノヌシ「…………

 

テュポーン「てめえは死ぬのさ!

大魔王ハルマゲドン様の生贄となってな!」

 

神武(@広島)「オオモノヌシ~~~!!!」

 

ズカ~~~~ン!!!

 

 

脳天から魔方陣の中央に突き刺さるオオモノヌシ!

日本(ヒノモト)の国作りの神の一柱として、

大和(奈良県)を始めとする人々に信仰されてきたオオモノヌシの神の

あまりにも無残な敗北!

その光景をハルマゲドン放送局による中継で見せつけられた日本中の人々は

失意と絶望、そして恐怖に陥れられた。

 

 

キョウノミチナガ(@京都)「我らの主たるオオモノヌシの神に対して…

なんたる不敬!なんたる非道!

このキョウノミチナガ!

生まれて初めて心の底からの怒りを感じたぞ!」

 

キョウメ(@京都)「神様のオオモノヌシはんでも、

やられてしもた…

う、うちら、人間が、こんな怖い連中に、勝てるはず、あれへん…」

 

ミヤコ(@京都)「もうダメや~!うちら、みんな魔王たちに支配されてしまうんや~!」

 

神武(@広島)「人間が絶対にやっちゃいけない、

非道なイジメの数々…

魔王軍!絶対、許さないぞ!」

 

 

そして、オオモノヌシを生贄に呪文の詠唱を行う7大魔王たち。

呪文の詠唱が終わると、さらに大地がゆれ響きます!

 

 

パンドラ「お~ほっほほほ!

弱っちくても、さすがに神ね!

これで大魔王ハルマゲドン様が復活されるわ!

愚かなる人間どもよ!

大魔王ハルマゲドン様は、7大魔王たちよりも、

さら~に、恐ろしいわよ♡」

 

神武(@広島)「なんてことだ…」

 

 

大魔王ハルマゲドン!出現!

 

 

大魔王ハルマゲドンを囲み、片膝をつく7大魔王たち。

どうやら7大魔王たちは大魔王ハルマゲドンに忠誠を誓っているようです。

 

 

ルシファー「大魔王ハルマゲドン様。

よくぞ、地上に復活してくださいました。」

 

大魔王ハルマゲドン「ルシファー。テュポーン。フェンリル。

カーリー。マーラ。パズス。アーリマン。

世界各地を席巻した魔王たちよ。

この小さな島国を足掛かりに、これから大陸に進出する。

世界全てを暗黒の闇に陥れる。

まずは、速やかに、この国を征服せよ!」

 

7大魔王「御意!」

 

神武(@広島)「あの7大魔王が…

跪くとは…あれが大魔王ハルマゲドン!」

 

 

日本全国の各地域に飛び去る7大魔王!

戦慄の魔王たちによる日本支配が始まろうとしている!

 

 

パンドラ「さ~て。次の番組に行きましょうか。

イセにいるメフィストフェレスさんと中継がつながってるわよ♡

キミたちの大好きなヤマトナデシコの女王様が残酷に殺されるシーンを

たっぷり見せてあげるわねぇ♡」

 

 

大空のスクリーンの画面が切り替わり、今度は、

伊勢(三重県)のスケヨリヒメ達が映し出される。

そこに映っているのは、気を失っているスケヨリヒメと

スケヨリヒメを守ろうと傷だらけになっているヤマトノショウトクの姿!

ヤマトノショウトクはスケヨリヒメをかばいながら、

メフィストフェレスの配下である使い魔たちに囲まれています!

 

 

ヤマトノショウトク「はあ、はあ…

聖徳聖光派!」

 

 

光の王勺を振るうヤマトノショウトク。

しかし、聖徳聖光派が出ない!

 

 

メフィストフェレス「どうやら、我らの言葉でいうところの

マジックパワー=魔法力が尽きたというところだな。」

 

ヤマトノショウトク「くっ!おのれ!」

 

メフィストフェレス「だが、貴様もたいしたものだぞ。

このメフィストフェレスの使い魔どもの一部隊をほぼ壊滅させたのだからな。

もっとも、残る使い魔はあと10匹。

魔法力が尽き、傷だらけの貴様ではもう勝負はついたようなものだな。

チェックメイトだ。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「…うっ…うう…」

 

ヤマトノショウトク「スケヨリヒメ様!意識が戻られましたか!」

 

メフィストフェレス「その女も意識が戻ったか…

面白いことを思いついた。

おい。ヤマトノショウトクとやら。

貴様を我が僕(しもべ)にしてやろう。

悪魔である俺と契約しろ。

そうすれば、永遠の命と貴様が望むままの贅沢をさせてやるぞ。」

 

ヤマトノショウトク「なにを!このヤマトノショウトクが

悪魔の手先になどなるものか!」

 

メフィストフェレス「その女をハルマゲドン放送局で

この国全土に中継されている中、欲望のままに犯せ。

快楽に身を任せろ。そうすることで、貴様は俺と契約できる。

悪い話ではなかろう?どうせ、この国はもう我ら魔王軍のものなのだから」

 

ヤマトノショウトク「痴れ者が!

気高きスケヨリヒメ様の御身を汚すようなことを

口にしおって!」

 

メフィストフェレス「やせ我慢をするな。

欲望に身を任せるのだ。政君子と呼ばれる貴様でさえも、

自分が助かるために悪魔に魂を売る。

快楽のままに生きる。

それを見れば、この国のすべての民が安心して、

我ら悪魔と契約することができる!

それが、貴様ら人間どもへの一番の救済よ!」

 

ヤマトノショウトク「問答にもなっておらんな。

私の残されたわずかな魔法力。

ならば!」

 

 

ヤマトノショウトクは、スケヨリヒメに向けて光の王勺を振るう。

スケヨリヒメの全身が薄い光のオーラに包まれる。

魔法力を使い果たし、片膝をつくヤマトノショウトク。

 

 

メフィストフェレス「女が光のオーラに包まれた。

その女に我らが触れられぬようにバリアを貼ったということか。

だが、これで、貴様の魔法力はゼロだ。

そして、貴様を殺せば、その女を守る光のバリアも解ける。

無意味な時間稼ぎだな。」

 

ヤマトノショウトク「くっ…無念だが、ここまでか…」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「ショ、ショウトク…」

 

メフィストフェレス「使い魔どもよ!

まずは、その男を!その次は、その女を

八つ裂きにして殺せ!

その最期を見る者が、恐怖で夜も眠れなくなるような

残酷な殺し方でな!」

 

 

10人の使い魔たちが一斉にヤマトノショウトクに飛びかかる!

そのとき!

真空の刃が使い魔たちを切り刻む!

消滅する10人の使い魔たち!

 

 

使い魔A「ぐげっ!」

 

メフィストフェレス「何者だ!?」

 

トンボキリヘイハチ(@岡崎)「あれは!殿!

ミカワノタケチヨ様だ!」

 

セナ(@岡崎)「殿…」

 

ミカワノタケチヨ「西の国の悪魔だか、

なんだか知らねぇが、

あんまり、日本をなめてんじゃねえよ!」

 

キョウメ(@京都)「ミカワノタケチヨはんや!

大和十二神将一の有名人の!」

 

ミヤコ(@京都)「ミカワノタケチヨはんが、

悪魔たちを一気にやっつけてしもたわぁ!」

 

オワリノブヒメ(@名古屋)「タヌキのヤツの

真空の刃で悪魔たちが消滅した…

つまり、我らの攻撃が魔王軍にも利くということか。

ふむ。ならば手はありそうじゃな。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「おお…

ミカワノタケチヨ…よくぞ…」

 

ミカワノタケチヨ「スケヨリヒメ様!

ショウトク先生!俺が調合したよく効く薬草。

これを飲んでくれ!」

 

 

スケヨリヒメとヤマトノショウトクは、『よく効く薬草』を飲んだ。

2人の体力が回復した!

 

 

メフィストフェレス「ふん。貴様、神の戦士か?

面白い、貴様を殺して、さらに

人間どもを恐怖と絶望に叩き落としてやろう。」

 

ミカワノタケチヨ「神の戦士?なんだそりゃ( ・ω・)?」

 

メフィストフェレス「神の戦士とは、

神によって選ばれた人間の戦士。

その者達が集まれば、魔王様や大魔王様とも戦うことができる。」

 

ミカワノタケチヨ「ほうほう( ・ω・)?」

 

メフィストフェレス「だが、神の戦士もその力が覚醒する前は

少しばかり強いだけで普通の人間とたいして変わらぬ。

魔物との戦いを繰り返しレベルアップすることで、

神の戦士としての力が覚醒していくのだ。」

 

ミカワノタケチヨ「ふむふむ。なるほど。

それで( ・ω・)?」

 

メフィストフェレス「大魔王ハルマゲドン様を倒すには、

神の戦士全員とあるアイテムが必要になる。

もっとも、貴様らには無理な話だがな。」

 

ミカワノタケチヨ「ほうほう。あるアイテムって( ・ω・)?」

 

メフィストフェレス「そこまで教えてやるほど、俺は間抜けではない。」

 

チチブカネビメ(@秩父)「ツキノミヤ。オモイカネ様の残した古文書を

解読しましょう。大魔王ハルマゲドン。倒せるかも知れません。」

 

ウラワツキノミヤ(@秩父)「はい。母上。」

 

パンドラ(@大和)「ちょっと~。メフィストさん、

おしゃべりしすぎじゃないの~?」

 

メフィストフェレス「そうだな。中継していたのだったな。

まあ、貴様ら人間には、魔王様たちを倒すことなど、

夢物語。まずは、ミカワノタケチヨとやら!

貴様には死んでもらう!」

 

 

悪魔紳士メフィストフェレスが現れた!

 

ミカワノタケチヨの攻撃!ミス!メフィストフェレスにダメージを与えられない!

 

 

ミカワノタケチヨ「なんだと!?俺の剣で斬れない!?」

 

メフィストフェレス「くっくく、無駄よ。無駄無駄。

この悪魔紳士メフィストフェレスには物理的な攻撃など利かん。

喰らえ!ファントム・マジック!」

 

 

メフィストフェレスはファントム・マジックを放った!

ミカワノタケチヨは幻に包まれた!

 

 

ミカワノタケチヨ「うおっ!敵さんがいっぱいいる!

だが、幻か!?」

 

メフィストフェレス「この魔王ルシファー様の片腕!

悪魔紳士メフィストフェレスの恐ろしさを見せてやろう!

喰らえ!神の戦士よ!

ファントム・ファング(幻の牙)!」

 

 

メフィストフェレスはファントム・ファングを放った!

無数の幻影の牙がミカワノタケチヨに襲い掛かる!

ミカワノタケチヨは合計300ポイントのダメージを受けた!

 

 

ミカワノタケチヨ「ぐほっ( ・ω・)!」

 

サカキノコヘイタ(@岡崎)「殿~~~!!!」

 

エビスクイサエモンノジョウ(@岡崎)「殿が…

殿でも、手も足も出ないのか…?」

 

セナ(@岡崎)「みな!うろたえるな!

殿を信じるのです!

さあ!みなで祈りましょう!

大権現ミカワノタケチヨの勝利を!」

 

イイダニノマンチヨ(@岡崎)「はい!」

 

 

ファントム・ファングを喰らい、倒れるミカワノタケチヨ。

大ダメージを受け、意識もうろうとするミカワノタケチヨに語りかける声…

それはすでに世を去ったミカワノタケチヨの師匠シンゲンニュウドウの声でした。

シンゲンニュウドウは…もちろん、武田信玄の前世ね。

 

 

シンゲンニュウドウ「なんじゃ。わっぱ。

お前はその程度の男だったか?」

 

ミカワノタケチヨ「あんたは!?死んだお師匠様!

化けて出やがったのか!?

それとも…俺が死んだ?」

 

シンゲンニュウドウ「お前には、人間としての兵法だけでなく、

神の戦士としての戦い方も教えておいたはずだがのう…

この体たらくでは、来世では、わし自身がお前の敵として生まれて、

実戦で教え込むしかないのう。」

 

ミカワノタケチヨ「へっ。お師匠様よぉ。

あんたみたいなのに敵になられたら、俺チビっちまいそうだぜ( ・ω・)」

 

シンゲンニュウドウ「さあ立て!

葵神流の秘奥義をあの異国の悪魔に叩きこんでやるがいい。

お前は勝てる!大丈夫!絶対!」

 

 

立ち上がるミカワノタケチヨ!

 

 

メフィストフェレス「なんだと!?

ファントム・ファングを受けて生きて立ち上がっただと!?」

 

ミカワノタケチヨ「へへっ。どうやら、あの世の一歩手前まで

行ってたようだが、俺の厳しいお師匠様が、まだ来んなってな。」

 

メフィストフェレス「死にぞこないが立ち上がったところで

なにができるものか。」

 

ミカワノタケチヨ「メフィストフェレスだったか。

お前さん、聞こえねえかい?

俺のために祈ってくれている三河(愛知県)・遠江(静岡県)、

そして、全国の人々の祈りの声が。」

 

メフィストフェレス「祈りの声…だと?」

 

ミカワノタケチヨ「てめえら、悪魔ってのは、人の欲望を利用して

悪に引き込むらしいがよ…

俺たち人間はな…

信頼で繋がり、とことん強くなれるんだぜ!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「そのとおりです!

ミカワノタケチヨ!」

 

ミカワノタケチヨ「スケヨリヒメ様!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「生きとし生ける者を活かし給える、

天地(あめつち)の神々よ!

ミカワノタケチヨがために祈りし、人々の想いを、かの者の刃に宿らせん!」

 

 

ミカワノタケチヨのために祈る全国の人々の想いが

スケヨリヒメの『地母神への祈り』を通じて、ミカワノタケチヨの雌雄一対の剣に集められる!

 

 

メフィストフェレス「ば、バカな…

なんだこの強大なエネルギーは!?

ま、まさか、貴様!か、神か!?」

 

ミカワノタケチヨ「メフィストフェレス。

次の一撃でお前は消滅する。

俺の極めた葵神流には、二つの奥義がある。

一つは、最強の物理攻撃である双鷹斬。

そして、もう一つは…

貴様らの悪の魂そのものを切り裂く、秘奥義だ!」

 

メフィストフェレス「コケ脅しを!

そんな力があるものか!

喰らえ!ファントム・ファング!」

 

ミカワノタケチヨ「葵神流・秘奥義!

虚空双斬!」

 

 

メフィストフェレスはファントム・ファングを放った!

ミカワノタケチヨは葵神流・秘奥義・虚空双斬を放った!

ファントム・ファングは次々に消滅していく!

雌雄一対の剣が、メフィストフェレスの悪魔のコアを十字に切り裂いた!

 

 

悪魔紳士メフィストフェレスを倒した!

 

 

メフィストフェレス「見事だ…ミカワノタケチヨ…

この力…やはり、貴様は神だな…?」

 

ミカワノタケチヨ「俺は神じゃねえよ。

ただ…少しばかり、他の人たちよりも大きな使命を持って生まれた。

一人の人間さ…」

 

メフィストフェレス「人々の想いを力に変えられる…

お前のような敵が一番、恐ろしい…

あるいは、お前たちならば…」

 

 

メフィストフェレスは最後まで語ることなく完全に消滅した。

ミカワノタケチヨの勝利は、全国の人々に大きな希望を与える結果となった。

さて、今回はここまでにしておきますか。

次回は、

 

第67話「日本沈没!?残酷なる7大魔王の封印!」

 

歴史の糸を紡ぐのは誰だ!?

ナビゲーターは、アメノウズメでした。