こんにちは。

アレテーを求めて~

今日もトコトコ( ・ω・)

弁護士の岡本卓大です。

 

神武征討記の登場人物等はこちら( ・ω・)

 

 

 

なお、この物語はフィクションです。

極右、ネトウヨからの批判、誹謗中傷は受け付けません。

本作の著作権は、作者に属します( ・ω・)

それでは、はじまりはじまり~

 

 

この物語は、日本という国の原型を作った一人の

空前絶後の英雄の生涯を描いた物語である。

 

神武征討記

第65話「開かれたパンドラの箱!蘇る異国の魔王たち!」

 

 

ストーリーテラーのアメノウズメでございます。

なんと作者のデタラメな思い付き…ごほん、失礼しました。

急に降りてきたアイディアにより、神武東征編は第6ターンの途中で終了し、

突然ですが、今回から、新シリーズ『神武東征・退魔大戦編』がスタートすることになりました。

京都会議により日本(ヒノモト)の盟主に選ばれた神武様。

長かった大和勢力との戦争も終結し、日本(ヒノモト)に平和が訪れます。

京都会議の結果を受けて、神武様は京都を都とした国家運営を計画します。

その準備として、山城(京都府)出身の神武近衛兵団たちを京都に派遣します。

他方で、長かった戦乱が終わったばかりのため、諸将には長期休暇を与え、

多くの将が故郷に里帰りしていました。

また、チチブカネビメは故郷の秩父に家族で里帰りし、トサノリョウマも土佐(高知県)へ里帰り。

エツノケンシンは家族や家臣を連れ草津温泉に、カムイは鬼怒川温泉に、ツチミカドヒメは仙台に、

オワリノブヒメとその家臣団は尾張(愛知県)熱田で同窓会を行っています。

また、出雲大社学宮(イズモタイシャマナビノミヤ)も夏休みとなり、ほとんどの生徒が地元に帰省しています。

安芸(広島県)神武王宮…

 

 

アイラツヒメ「では、私とキスミミは先に高千穂に向かうわね。」

 

神武「ああ。母上がご病気とのことだ。先に見舞いに行ってくれ。

俺とタギシミミも、政務が落ち着いたら、高千穂に向かおう( ・ω・)」

 

タギシミミ「母上、キスミミ。お気をつけて。」

 

キスミミ「行って来るぜ、ベイベ~。」

 

アイラツヒメ「安芸(広島県)と日向(宮崎県)は海を渡れば、すぐよ。

先に行って、待ってるわね。」

 

 

神武様の母であるタマヨリヒメ王太母のお見舞いのために次男キスミミとともに高千穂に向かうアイラ。

これがアイラと神武様の別れとなることは、このときは誰も思いもしなかった…

 

戦が終わり、平和な世が訪れたことを喜ぶ人々。

全国各地では、神武様が日本(ヒノモト)の盟主となり、平和な世が訪れたことを祝い、

それぞれの地で祭りが開催されていました。

かつての大和十二神将たちも、ヤマトノアヤタムラマロは甲斐(山梨県)、

ヘイケノキヨモリは神戸、セゴドンノキチノスケは日向(宮崎県)の宮崎、

ミカワノタケチヨは三河(愛知県)、ゲンジノヨリトモとトクソウノトキムネは鎌倉へ、

ナンボクチョウタカウジは河内(大阪府)、ヘイハチトウゴは長崎、

キョウノミチナガ、クロウノウシワカ、オンミョウジセイメイは京都におり、

大和(奈良県)オオモノヌシ王宮には、ヒメタタライスケヨリヒメとヤマトノショウトクだけが

残っておりました。

大和(奈良県)オオモノヌシ王宮…

 

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「平和な世が訪れた…

こうやって話し合いで解決すれば、最初から、

神武達と戦をする必要など無かったのじゃな…」

 

ヤマトノショウトク「人は相手のことがわからないから恐れる…

多くの犠牲を生んでしまいましたが、これからは神武殿と力を合わせて、

良き世を作っていきたいものですね。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「うむ。そうじゃな…」

 

 

嬉しそうな表情を浮かべるスケヨリヒメ。

スケヨリヒメも満足そうね。そうよ、最初から戦なんてしなくてよかったのよ。

話し合いで平和的に解決する。

それって、大事なことなのよね。

しかし、その平和な世に納得していない者達が、

大和(奈良県)のペソジュンの館に集まっていた…

 

 

トミノナガスネビコ「加羅国のペソジュンよ。

それが、シルクロードなるものを通って異国から持ち込まれた

例のブツか?」

 

ペソジュン「そう。パンドラの箱!

貴殿らに、神武や大和十二神将を超える力を与えてくれるものだ!」

 

エウカシ「その箱を使えば、神武や大和十二神将を倒せるのか!」

 

オトシキ「早く開けようぜ!」

 

エシキ「ニギハヤノミコトとオトウトカシは来なかったのか。

ふん、腰抜けどもが!」

 

ペソジュン「貴殿らに、この箱を開ける勇気はあるか!?」

 

トミノナガスネビコ「当然じゃ!開けるぞ!」

 

ペソジュン「さあて、神武も、大和十二神将も倒せる大いなる力!

我らがこの国の支配者となるのだ!」

 

 

ペソジュンたちは、シルクロードを渡り持ち込まれたというパンドラの箱を開ける!

 

 

ペソジュン「うおっ!」

 

トミノナガスネビコ「な、なんだと!?」

 

 

黒い霧が立ち込め、パンドラの箱から一人の女が現れる!

あたかもハリウッド女優のような美しい金髪の美女!

 

 

パンドラ「おっほほほほっ!

地上よ、数百年ぶりの地上よ!」

 

ペソジュン「お、女!?」

 

エウカシ「な、なんじゃ!?この女、髪の毛が金色だぞ!」

 

オトシキ「瞳が青い!?

肌も透き通るように白いぞ!

こんな女、見たことないぞ!」

 

ペソジュン「む、胸でけぇ…」

 

トミノナガスネビコ「お、女!貴様は何者だ!?」

 

パンドラ「…ふ~ん、君たちが箱を開けて私を解放してくれたのね。

お・り・こ・う・さ・ん♡」

 

トミノナガスネビコ「うわ~ん、超セクシ~」

 

パンドラ「ご褒美をあげるわね。

き・み・た・ち♡」

 

ペソジュン「ご褒美だと!?何をくれるんだ!?」

 

パンドラ「私の下僕にしてあげるわ!

未来永劫、死ぬことも許さずにね!」

 

トミノナガスネビコたち「うわ~!!!」

 

 

ペソジュン、トミノナガスネビコ、エウカシ、エシキ、オトシキは魔物になった!

 

 

パンドラ「お~ほっほほ。

キミたち、このパンドラの下僕になって幸せでしょう!

さあ、教えなさい!この国のことを!」

 

 

魔物になったトミノナガスネビコ達は、パンドラに日本(ヒノモト)について教える。

パンドラは、近畿、四国、九州、中国、中部、関東、東北という七つの地域があること、

天孫族・神武が人間たちの盟主であること、それに次ぐ存在がスケヨリヒメであること等を知る。

 

 

パンドラ「ふ~ん。七つの地域があるのね。

それなら、7魔王様達の領地にちょうどいいわね。

そして、ヒメタタライスケヨリヒメなる女王を生贄に、

大魔王様を復活させられそうね。」

 

トミノナガスネビコ「パンドラ様。

なんでもお命じ下さい!」

 

パンドラ「魔王様達の復活の儀式を行います。

このヤマトの民を動員して復活の祭壇を作りなさい。」

 

エウカシ「はい!よろこんで!」

 

 

トミノナガスネビコ達は、領内の住民を動員して魔王復活の祭壇を作ります。

 

 

オトウトカシ「エウカシ兄上!

いったい何をしているのですか!?」

 

ニギハヤノミコト「おい!トミノナガスネビコ、

エシキ、オトシキ、ペソジュンも!

おまえたちは、何をしているのだ!?」

 

エウカシ「魔王様…復活…魔王様…」

 

トミノナガスネビコ「生贄…生贄…」

 

 

祭壇を作った民衆たちの虐殺を始める魔物となったトミノナガスネビコ達!

オトウトカシ、ニギハヤノミコトもたちまちのうちに惨殺されます!

そして、殺された者達も魔物に!

そこに駆けつけてくるスケヨリヒメとヤマトノショウトク!

 

 

ヤマトノショウトク「こ、これは!?」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「な、なにをやっておるのじゃ!?

おまえたち!」

 

パンドラ「あら、生贄になるべき女王様が自ら来てくれたのね。

キミたち!あの女を捕えなさい!」

 

トミノナガスネビコ「キシャ~~~‼」

 

エウカシ「コ・ロ・ス!」

 

エシキ・オトシキ「魔王様!復活する!」

 

ペソジュン「ヒメタタライスケヨリヒメ!

貴様が生贄だ!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「魔王?復活?

い、いったい?なにが?」

 

ヤマトノショウトク「スケヨリヒメ様!

お下がりください!」

 

 

スケヨリヒメに襲い掛かるトミノナガスネビコたち!

しかし、その前にヤマトノショウトクが立ちふさがり、スケヨリヒメを守ります!

 

 

トミノナガスネビコ「ヤマトノショウトクぅ!

俺は昔から、てめえが気に食わなかったんだ!」

 

ヤマトノショウトク「な、なんという力!

人間の腕力ではない!?」

 

 

岩をも破壊するトミノナガスネビコら魔物化した大和の豪族たち!

ヤマトノショウトクは、なんとか魔物たちの攻撃をかわし続けます!

 

 

ヤマトノショウトク「腕力では勝負にならない…

それなら…」

 

 

ヤマトノショウトクは、懐から『光の王勺』を取り出します!

 

 

ヤマトノショウトク「聖なる光よ!

この魔物たちを焼き尽くせ!

聖徳聖光波!!!」

 

トミノナガスネビコ「ぐぎょ!?」

 

 

ヤマトノショウトクの光の王勺から聖なる光が放たれる!

魔物の群れをやっつけた!

 

 

パンドラ「あら~ん。私の下僕たちがあっさり負けちゃったわねぇ。

ふ~ん。この島国にも、すごいのがいるのねぇ。」

 

ヤマトノショウトク「旧・大和十二神将筆頭。

政君子ヤマトノショウトク!

妖魔の類に敗れる私ではないぞ!」

 

パンドラ「お~ほっほほ!

楽しいじゃな~い!

やっぱ、こういうヤツらを皆殺しにして、

人間どもに無力感と絶望感を味合わせないとね!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「ショウトク!」

 

ヤマトノショウトク「なんとか、スケヨリヒメ様だけは

お助けせねば…

だが、この金髪の妖女…

なんという強大な妖気を漂わせている…」

 

パンドラ「あら~。わかっちゃったぁ?

今のキミのレベルじゃ、

この大魔王ハルマゲドン様の側近、パンドラちゃんには、

ぜ~んぜん、敵わないわよぉ!

…まあ、もっともレベル・マックスまで成長されたら、

やばいかもだけど…」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「あの怪しげな魔方陣から、黒い光が!

それも…7つも…?」

 

ヤマトノショウトク「むっ!?」

 

パンドラ「さて、おしゃべりしている間に、

私の部下の魔物たちによる呪文の詠唱も終わったようね…

アロエムエサイム!

アロエムエサエム!

我は、求め訴えたり!

7大魔王よ!今こそ復活し給え!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「な、なんと!?」

 

 

話の時間軸は少しだけ遡ります。

ペソジュン達がパンドラの箱を開けた直後。

三河(愛知県)岡崎では、ミカワノタケチヨ達が宴を行っておりました。

 

 

エビスクイサエモンノジョウ「え~び~すくい~

えびすくい~」

 

ミカワノヒデタダ「おお!これが、

サエモンノジョウのえびすくいか!

ボクもやる!

え~び~すくい~

えびすくい~」

 

セナ「ふふっ、ヒデタダも、家臣たちも楽しそうですね。

やっと平和な、戦の無い世になったのですね。」

 

ミカワノタケチヨ「ああ。もう戦で家臣たちや民たちを

死なせなくてすむ。

神武の京都会議に賛成してよかったぜ。」

 

セナ「あら?西の空がなんだか暗いような?

雨が降るのでしょうか?」

 

ミカワノタケチヨ「( ・ω・)!?」

 

セナ「殿?どうされましたか?」

 

ミカワノタケチヨ「なにか…今、変な気がした…

なんだ…?この感覚は…?」

 

シノビノオオネズメ「殿。大和(奈良県)にいる忍からの

定期報告が途絶えております。

平和になって怠けているだけかも知れませんが…」

 

ミカワノタケチヨ「……( ・ω・)」

 

セナ「殿?」

 

ミカワノタケチヨ「大和(奈良県)で…

何かが起こっている…

いや、気のせいかも知れねぇが…」

 

トンボキリヘイハチ「様子を見に行きましょうか?」

 

ミカワノタケチヨ「……いや。

俺がちょっと伊勢(三重県)まで行って、

様子を見て来よう( ・ω・)」

 

サカキノコヘイタ「お供します。」

 

ミカワノタケチヨ「いや。俺一人でいい。

一人の方が動きやすい。

お前たちは、なにかあったときのために、

岡崎でセナやヒデタダを守ってくれ( ・ω・)」

 

セナ「殿…」

 

ミカワノタケチヨ「セナ。心配するな。

すぐに戻る。

…もし、俺が戻らない間に何か起こったら…

ヒデタダはまだ子どもじゃ。

セナ、お前が三河・遠江(愛知県・静岡県)の采配をしてくれ。

なに、大丈夫。心配いらんよ( ・ω・)」

 

 

一人、岡崎を出て、伊勢(三重県)に向かうミカワノタケチヨ。

このタヌキ、相当カンが良いみたいね。

そして、時間軸を戻して、パンドラのアロエムエサエムのシーンの直後。

ミカワノタケチヨは、伊勢神宮の近辺にいました。

 

 

ミカワノタケチヨ「地震!?なんだ、このひどい揺れは!?」

 

 

安芸(広島県)神武王宮…

 

 

神武「なんだ!?この揺れは!?

地震か!?尋常な揺れじゃないぞ!」

 

タギシミミ「ち、父上!」

 

 

山城(京都府)京都…

 

 

キョウメ「ひやぁ!?すごい揺れや!じ、地面が割れる!?」

 

ミヤコ「な、なんや!?お空が変な色!

真っ暗ゆうか、暗い紫色!?」

 

カグヤツキヒメ「こ、これは!?

いったい何が!?」

 

 

武蔵(埼玉県)秩父…

 

 

サキタマハニマル「すごい揺れだ!」

 

ウラワツキノミヤ「母上!空が!

まだ昼なのに、暗い紫のような色に!」

 

チチブカネビメ「これは…自然の空の色ではない…

それに今の地震も、何かおかしいわ!」

 

 

日向(宮崎県)高千穂…

 

 

アイラツヒメ「今の大地震は…

それに空が…

いったい…何が起こったの…?」

 

 

全国各地で大地震が一斉に発生!

マグニチュードで言えば9クラスの大地震が、

日本全国で一斉に起こり、多くの町が一瞬で壊滅します!

そして、空が暗い紫色に!?

ちょっと、こんなの自然現象じゃないわよね!?

人々は大混乱に陥ります!

安芸(広島県)神武王宮…

 

 

ダザイテンマン「神武様!

全国一斉に大規模災害が発生している模様です!

被害が広範囲かつひどすぎて、被害状況の把握が困難です!」

 

神武「情報を集めろ!救援が必要な人々には可及的速やかに

救出活動を行え!」

 

タギシミミ「父上!空を!」

 

神武「な、なんだ!?あれは!?」

 

 

暗い紫色の不気味な空…

その空に巨大なスクリーンのようなものが現れる!

そして、日本全国の空に、巨大スクリーンに映し出された映像が!

 

 

パンドラ「は~い。全国の悪い子たち、見てる~?

良い子は…早く死になさい!

私は、偉大なる大魔王ハルマゲドン様の側近パンドラちゃんよ~♡

遥か西の国から、シルクロードを通って、この島国に来てあげわよ~♡

なお、この放送は、全国一斉、ハルマゲドン放送局の独占配信よ!」

 

 

以降、全国各地を同時中継して放送します!

 

 

神武(@広島)「空に…魔物の女…?

パンドラだと!?」

 

キョウメ(@京都)「なんや!?あのオナゴはん、

金色の髪の毛、目も青いし、肌も異様に白いわぁ!」

 

ミヤコ(@京都)「なんや綺麗やけど…言ってること、怖いわぁ!」

 

パンドラ「西の国から、キミ達の島国を支配して、

世界征服の足掛かりにするのぉ♡

キミ達をこれから支配する七人の魔王様達をご紹介するわねぇ♡」

 

ヒムカノナミ(@広島)「いちいち、『♡』。ウザッ!

なに、あの金髪のオバサン!?

(※17歳のヒムカノナミは二十歳以上の女性はオバサンだと思っている。)

 

チチブカネビメ(@秩父)「七人の…魔王…」

 

パンドラ「では、一人ずつご紹介するわねぇ♡

まずは、キュウシュウを支配されるパズス様!」

 

パズス「俺は、バビロンの魔王パズズ!

古代オリエント(中東)を支配した魔王だ!」

 

セゴドンノキチノスケ(@宮崎)「九州を…

支配するだと…?」

 

ヘイハチトウゴ(@長崎)「バビロンの魔王パズス…」

 

パンドラ「次は、シコクを支配されるマーラ様よ~♡」

 

マーラ「我こそは、仏敵マーラ!

みんな欲望のままに生きて、愛欲まみれの

ドロッドロの人生送らせてやるぜ!」

 

トサノリョウマ(@高知)「仏敵…マーラ…」

 

パンドラ「次の方は、キンキを支配されるカーリー様よ!」

 

カーリー「妾は、インドより来たカーリー!

妾がいるところ、すべて破壊と殺戮しかないと心得よ!」

 

キョウノミチナガ(@京都)「…ほう。インドというと天竺か。

天竺から来た邪神…ということか…」

 

ヘイケノキヨモリ(@神戸)「静かな余生…

送れそうにないな…」

 

パンドラ「チュウゴクを支配するアーリマン様よ~!」

 

アーリマン「我こそは、ゾロアスター教の悪神アーリマン!

光明神アフラ・マズダのおらぬ地など、我がすべて悪に染め上げよう!」

 

キビツモモタ(@岡山)「な、なんだ…こいつは…」

 

タギシミミ(@広島)「アーリマン…中国地方を支配するだって?」

 

パンドラ「残りの御三方もすごいわよ!

トウホクを支配されるフェンリル様!」

 

フェンリル「俺は、北欧から来たフェンリル!

ラグナロクで、アスガルドの最高神オーディンを喰った魔王よ!」

 

ドクガンリュウノマサムネ(@仙台)「東北…

奥州を支配するだと…」

 

フクシマモモ(@仙台)「らぐなろぐ?

あすがるど?おーでぃん?

あ~!ぜんぜん、意味わかんない~!」

 

ツチミカドヒメ(@仙台)「な、なんなの?

どうなってるのよ、この展開…!?」

 

パンドラ「次の方は、このパンドラちゃんと同じ、

ギリシアの出身よ!

ギリシア神話最強の巨人!テュポーン様!

チュウブを支配するわよ~♡」

 

テュポーン「俺はテュポーン!大神ゼウスにさえ勝った

最強の巨人よ!妻のエキドナはどんどん魔物を生むぜ!」

 

オワリノブヒメ(@名古屋)「…こやつ、強いな…とてつもなく…」

 

パンドラ「そして、最後にご紹介するのは!

カントウを支配される、悪魔の中の悪魔!

最強の魔王ルシファー様よ~♡」

 

ルシファー「余が魔王ルシファーである。

異名をサタンとも言う。」

 

ゲンジノヨリトモ(@鎌倉)「ええ~!

なんか一番強そうなのが、わしの地域なのぅ!?」

 

トクソウノトキムネ(@鎌倉)「こ、これは…

なんということだ…」

 

エツノケンシン(@草津温泉)「……」

 

カムイ(@鬼怒川温泉)「やれやれ、

よりによって、関東になど静養に来るのではなかったな…」

 

神武(@広島)「七人の魔王達…」

 

パンドラ「そして、この7大魔王様の頂点に立ち、

この国、いえ、世界全てを支配することになる大魔王様…

そのお名前は、大魔王ハルマゲドン!

キミ達人間は、もう二度と安心して夜眠ることもできなくなる!

恐怖と絶望の中、苦しみ悶えて、死んでいくのよ~♡

お~ほっほほほ!」

 

ミカワノタケチヨ(@伊勢神宮)「ふざけんな!

ハルマゲドンだか、ハルサメ丼だが、知らねぇが、

勝手なことほざいてやがんじゃねぇよ!

なんで、俺たち日本人が、てめえら、

異国の魔王どもに支配されなきゃならねえんだ!」

 

パンドラ「さて。このハルマゲドン放送局では、

全国の空に同時配信でキミ達人間たちを恐怖と絶望のどん底に

叩き落とす光景を放送していくわよ~♡

まず最初の配信は…

大魔王!ハルマゲドン様の復活!」

 

 

大空のスクリーンに映し出された光景。

それは、巨大な魔方陣とその周りで呪文を詠唱する7大魔王。

そして、魔方陣の中央には、つるし上げられたスケヨリヒメ!

 

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「くっ…おのれ…」

 

神武(@広島)「スケヨリヒメ!?」

 

アイラツヒメ(@高千穂)「あの人が…

ヒメタタライスケヨリヒメさん…」

 

ミカワノタケチヨ(@伊勢神宮)「スケヨリヒメ様!

てめえら!なんてことを!」

 

キョウメ(@京都)「スケヨリヒメはんが、

傷だらけのお姿でつるし上げられとる!」

 

ミヤコ(@京都)「ひどい!残酷やわぁ!」

 

パンドラ「お~ほっほほほ!

これから、このいかにも、ヤマトナデシコの美しい

キミ達の女王様を、魔方陣の中央に叩き落とす。

きっと、バラバラのぐちゃぐちゃになっちゃうわねぇ♡

日本(ヒノモト)一の美女が無残に砕け散り、

それを生贄に大魔王ハルマゲドン様が復活なさるのよ!

恐怖し!絶望しなさい!愚かなる人間どもよ!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「パ、パンドラと言ったな…」

 

パンドラ「あら?なにかしら?

気丈な態度をやめて、見苦しく命乞いしたくなったのかしらぁ?」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「妾を殺し、大魔王ハルマゲドンとやらを

復活させたとしても、貴様らはやがて滅びる…

この国は…日本(ヒノモト)は大魔王や7大魔王などには屈しない!」

 

パンドラ「ふ~ん。あと数分後には生贄として死ぬ運命のくせに、

ずいぶん、気丈ねぇ。

もっと泣き叫びながら、もだえ苦しめばいいのにぃ♡」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「日本(ヒノモト)の民達よ!

妾が死んでも、この国には、神武がおる!

みな、希望を捨てるな!

神武が必ずや、この魔王どもを討伐してくれる!

どのような苦しみを受けようとも、けして希望を捨てるな!」

 

神武(@広島)「スケヨリヒメ!」

 

パンドラ「ふん。偉そうなことを言っても、

あなたは粉々に砕け散るのよ。残酷に…見るも無残にね!

あなたの次には、その神武という男を惨殺するシーンを

ハルマゲドン放送局で中継してあげるわ。

生贄を魔方陣に落とせ!」

 

 

魔方陣の中央に落とされるスケヨリヒメ!

しかし、そのスケヨリヒメを光が包み込み救う!

光に守られ、ヤマトノショウトクのもとに運ばれるスケヨリヒメ。

 

 

パンドラ「なんですって!?」

 

ヤマトノショウトク「ス、スケヨリヒメ様を殺させはしない…

こ、このヤマトノショウトクがいる限り…」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「ショウトク!」

 

パンドラ「あらぁ~。まだ生きてたの?

でも、今さらキミ一人が出てきたところで、

私にはかなわないのはさっきボコボコにしてあげたから

わかるでしょう?」

 

ヤマトノショウトク「たしかに、私では、貴様らには勝てない。

だが…

ここは大和(奈良県)三輪山!

我らの偉大なる神が鎮座する地だ!」

 

パンドラ「むっ!?」

 

 

召喚の呪文を唱えるヤマトノショウトク!

そして、一人の神が地上に召喚される!

その神とは!?

 

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「ま、まさか…

この方は…父上!オオモノヌシの神!?」

 

ヤマトノショウトク「私では貴様らには敵わない!

だが、我らの神オオモノヌシ様であれば、

貴様らなど敵ではない!」

 

パンドラ「ふ~ん。なかなか楽しいこと、

してくれるじゃな~い。」

 

 

ヤマトノショウトクの召喚の呪文により山のように巨大な神が出現する!

そう!その神こそ、オオクニヌシとともに日本(ヒノモト)を作った神の一柱!

三輪山に鎮座するオオモノヌシ!

 

 

オオモノヌシが降臨した!

 

 

オオモノヌシ「異国の魔王どもよ!

我こそは、この日本(ヒノモト)を作りし神の一柱!

オオモノヌシであ~る!」

 

 

娘スケヨリヒメの危機に降臨した三輪山に鎮座する神オオモノヌシ!

今回は、ここまでにしておきますか。

次は、オオモノヌシと魔王達の戦いよ~!

でも、タイトル見ると、結末見えてる気もするんだけどね...

次回、

 

第66話「これってイジメ!?オオモノヌシ 対 7大魔王!」

 

歴史の糸を紡ぐのは誰だ!?

ナビゲーターは、アメノウズメでした。