こんにちは。

アレテーを求めて~

今日もトコトコ( ・ω・)

弁護士の岡本卓大です。

 

1月14日放送の大河ドラマ『光る君へ』。

まひろが成人しましたね。かつての三郎、藤原道長との再会。

右大臣の息子の道長が町で検非違使に捕まりそうになるとか、

実際にはなさそうな話ですが、まあ、ほとんどが想像の世界の平安時代の大河ドラマ。

史実がどうのと気にせずに、楽しんでいきたいと思います( ・ω・)

 

大河ドラマを見てない人は、

再放送か、NHKプラスで視聴してみてください。

(※ 大河ドラマ『光る君へ』の著作権は、NHKに属します。

また浜松市の公式キャラクター「出世大名家康くん」と本作の

家康くんは、縁もゆかりもありません。

なお、本作の著作権は、作者に属します( ・ω・))

 

では、週一連載。

【進め家康くん( ・ω・)】『光る君へ』を語れ!

はじまり、はじまり~

 

 

(『光る君へ』「めぐりあい」あらすじ)

母の死から6年、成人したまひろと父・為時との関係は冷めきっていた。

道長の父・兼家はさらなる権力を得ようと…

 

母の死から6年、まひろは15歳となり成人の儀式を迎える。

死因を隠した父・為時との関係は冷めきる中、まひろは代筆仕事に生きがいを感じている。

一方、道長は官職を得て宮仕え。

姉・詮子が帝との間に皇子をもうけ、道長の一家は権力を拡大していた。

道長の父・兼家はその権力をさらに強固なものにしようと道兼を動かし天皇が退位するよう陰謀を計る。

 

 

家康くん「帝に薬を盛って体調崩させて退位を計るとは、

藤原兼家、なかなかのワルよのう( ・ω・)」

 

瀬名「殿の感想の最初はそれですか。

私は、むしろ、子が生まれたら帝に愛されなくなった道長殿の姉の

詮子さんが、かわいそうに思いましたね。」

 

家康くん「町で芝居のネタにもされておったのう。

子を作るのが帝の役目…

まあ、それはそうなのだろうが、可哀そうよなぁ( ・ω・)」

 

於愛「まひろ(紫式部)と道長の再会!

ドラマがありそうですわね!」

 

家康くん「なかなか、紫式部の従来のイメージと違う、まひろのキャラ。

まあ、実際の紫式部に会ったことあるヤツはおらんから、

彼女がどんな人だったからは、書いたもの等から想像するしかないが( ・ω・)」

 

於愛「紫式部よりどちらかというと清少納言のイメージに、

まひろのキャラクターは近いかも…」

 

瀬名「和歌の代筆…いろいろな人の気持ちになって和歌を詠む。

なかなか面白そうな仕事ですね。」

 

家康くん「『源氏物語』でも、いろいろな登場人物が和歌を詠むが、

その和歌は実際には紫式部が作ったもの。

相当な才能だが、ドラマのように和歌の代筆の仕事をしていたという経験が

あったとしたら、男女問わずいろいろな人物になりきって和歌を詠むというのも

理解できる気がするねぇ( ・ω・)」

 

於愛「まひろは、お父さんの為時との関係が良くないのですね…

お母さんの、ちはやの死の真相を隠したことに対する不信なのですね。」

 

瀬名「創作とはいえ、第一話のラストが衝撃的でしたからねぇ…

ちはやを殺した道兼は父・兼家から汚れ役をやらされているようですわね。」

 

家康くん「帝に仕える女官を使って体調を悪くさせる薬を盛る…

怖い時代じゃのう…

帝になど生まれるものではないな( ・ω・)」

 

於愛「まあ、徳川幕府の将軍も、似たようなお立場かも知れませんが…

大奥と同じような世界?」

 

家康くん「しかし、道長。

絶大な権力を誇る右大臣の息子が、あんな町人に紛れて、

町で風刺劇見てられたのだろうか( ・ω・)?」

 

瀬名「そういう風にしておかないと、まひろと町で出会えません。

ドラマです。」

 

於愛「『好きな人がいるなら、良い歌を作ってあげるわ。』

まひろ、なんか素敵な女性ですね。」

 

家康くん「代筆ではなく、本当のことを話した方がよい。

それでうまくいったなんてエピソードもあったな。

商売だけでなく、ちゃんと人の気持ちを考えた

キャラクターのようじゃな( ・ω・)」

 

瀬名「殿。今回の歴史談話は?」

 

家康くん「うむ。今日の治安確保のために、

検非違使の増員をするかとか話が出ていたな。

検非違使というのは、令外官(りょうげのかん)だね( ・ω・)」

 

於愛「令外官…それはなんでございますか?」

 

家康くん「本来、平安時代の朝廷を中心とした統治体制には、

律令によって役職が決められていたのだ。

だが、検非違使のような令外官は、律令には定めのない、

必要に応じて作られた役職で、だんだんそれが力を持つようになっていった。

道兼が担当している蔵人頭(くろうどのとう)も令外官じゃな( ・ω・)」

 

瀬名「現代風に言えば、法律にない官職ということですね。

なぜ、そのような令外官が作られたのでしょうか?」

 

家康くん「官職を定めていたのは律令のうちの『令』だが、

大宝律令が作られたのは701年。その後、養老律令が施行されたのが、

757年。いずれも平安京遷都のされた794年よりも前のものじゃ。

律令制は中国の唐の制度を真似たものだが、唐でも令外官はあった。

基本法である令をいちいち改正することなく、現実の必要に応じて、

設けられていった役職じゃな( ・ω・)」

 

於愛「令外官というのは、どんな役職があったのですか?」

 

家康くん「関白、内大臣、中納言、参議、

蔵人、文学博士、鎮守府将軍、勘解由使、検非違使、

押領使、追捕使、明法博士、それに征夷大将軍も令外官じゃ( ・ω・)」

 

於愛「秀吉殿が任じられた関白も、殿が任じられた内大臣や

征夷大将軍も、令外官なのですね。」

 

家康くん「令外官は、第50代・桓武天皇の時代に積極的に使われるようになり、

第52代・嵯峨天皇の時代に蔵人や検非違使が置かれた。

『光る君へ』の時代は、いわゆる藤原北家による摂関政治の始まりの時代だが、

摂政も関白も令外官。

まあ、令外官の摂政・関白の地位を独占していく藤原道長の家が

あの時代の政治権力を握っていくことになるわけだ( ・ω・)」

 

於愛「第2話のラストは道長が捕らえられそうになり、

まひろが『その人は違うんです!』と叫んで終わりましたね。

次がどうなるのか、気になります。」

 

家康くん「まあ、その辺はドラマのシナリオの作りの良さだろうねぇ。

まあ、次回も見てみるかね( ・ω・)」

 

 

語るためには大河ドラマを見続けなければならない。

まあ、今のところ、続けて見ていけそうな展開ではある。

来週も、語れ!

進め!家康くん!