こんにちは。

アレテーを求めて~

今日もトコトコ( ・ω・)

弁護士の岡本卓大です。

 

『宇宙一わかりやすい僕らの神話のお話( ・ω・)』

のお時間です。

 

 

 

前回のラストで、天の岩戸事件の原因となった

スサノオは、高天原(タカマガハラ)を追放され、地上へ行くこととなりました。

今回は、スサノオのその後のお話です( ・ω・)

 

きちんとした神話を読みたい人は、

ぜひ、『古事記』を自分で読んでみてください。

各神社にある祭神の由来を読んでみるのもよいと思います( ・ω・)

 

では、始めましょう。

スサノオの冒険(前編)

~クシナダヒメとの出逢い

 

地上へ追放されたスサノオは、出雲国(現在の島根県)の肥河(ヒノカワ)上流の

鳥髪(トリカミ)という地に降り立つ。

 

スサノオ「さて、地上に着いたな。村でも無いかのう。

とりあえず川沿いに歩いてみるか( ・ω・)」

 

スサノオが川を上っていくと、若い娘と年老いた老夫婦を見かけます。

どうやら、娘は泣いているようです。

スサノオは、その人たちに声をかけます。

 

スサノオ「どったの?なにを泣いておるのじゃ( ・ω・)?」

アシナヅチ「誰じゃ?おぬしは?」

テナヅチ「おじいさん・・・怖い人だとどうする・・・」

スサノオ「俺は、スサノオじゃ。よろしく( ・ω・)」

アシナヅチ「スサノオ・・・も、もしや、三貴子の一柱であるスサノオ様!?」

スサノオ「まあ、そのスサノオじゃな。もっとも、神位剥奪されて、

もう三貴子でも、神でも無いが。」

テナヅチ「おじいさん!スサノオ様なら、ご相談してみてもよいのでは!」

アシナヅチ「・・・そうじゃな。失礼いたしました。

それがしは、地元の神で、アシナヅチと申します。これは、それがしの妻の

テナヅチ。そして、この娘は、それがしらの娘のクシナダヒメでございます。」

 

スサノオ「ほう、地上の地元の神か。それで、なんで泣いておるのじゃ?」

アシナヅチ「実は、それがしら夫婦には8人の娘がいたのですが、

ヤマタノオロチという化け物がおり、毎年、今の時期にやってきては、

一人一人、それがしらの娘を喰ってしまうのです。

もうすぐ、ヤマタノオロチがやってきます。

最後に残ったクシナダヒメも、もうすぐヤマタノオロチに喰われてしまう・・・」

スサノオ「なんじゃと!?ヤマタノオロチ!そいつは強いのか?」

アシナヅチ「ヤマタノオロチは、8つの頭と8つの尾を持つ、巨大な蛇の

化け物でございます。それは恐ろしゅうて、恐ろしゅうて・・・

とても、わたしたちの叶う相手ではありません・・・

でなければ、なぜ、大事なかわいい娘たちを喰われるままにさせたり

するものですか!」

テナヅチ「わ~ん(泣き出す)、スサノオ様、どうかお助けを!」

スサノオ「うーん、助けてやりたいところだが、

俺も、ヒゲと爪切られて神通力も無い上に、丸腰で地上に来たからなぁ・・・

そんな化け物の相手は難しいかな・・・」

テナヅチ「わ~ん。どうか!どうか!このババの体を好きにしてかまいませんゆえ!」

スサノオ「いや、婆さん、好きにしていい言われても(^^;)」

アシナヅチ「これ、ムリを言うな・・・」

スサノオ「すまんな・・・以前の俺なら、楽勝なんだけどなぁ。」

テナヅチ「お~ん、この人でなし!いや、神でなし!」

クシナダヒメ「お父様、お母様、良いのです。

私がヤマタノオロチの生け贄になればよいだけのこと。

スサノオ様、お話を聞いて下さり、ありがとうございました。」

 

スサノオ、それまで顔を伏せていたクシナダヒメの顔を初めて見る。

その瞬間・・・

ズキュ~~~ン

スサノオのハートが射貫かれる!

 

スサノオ「なんちゅう~、かわいい娘じゃ~!!!

アメノウズメみたいなエロさは無いが、

まさに清純派!!!

こんなかわいい娘、高天原にもおらんぞ~~~!!!」

 

高天原

アメノウズメ「くしゅん!誰か、私の噂したのかしら?」

タジカラオ「あ~?自意識過剰じゃね?ただの風邪だろ?」

アメノウズメ「なによ!この筋肉バカ!」

タジカラオ「筋肉は裏切らない!」

 

スサノオ「なにやら、天界で騒いでいるようだが、

ストーリーに関係無いから放置( ・ω・)」

アシナヅチ「スサノオ様、足止めしてしまい、申し訳ございませんでした。

旅をお続けくだされ・・・」

スサノオ「そのヤマタノオロチ、このスサノオが倒してやろう!」

アシナヅチ「なんと!」

テナヅチ「おお!スサノオ様、その暁には、このババがたっぷりサービスしてさしあげますぞ!」

スサノオ「いや、婆さんのサービスは、遠慮します(^^;)」

クシナダヒメ「まことですか!?スサノオ様!」

スサノオ「ときに、クシナダヒメ殿・・・そ、そのぅ・・・好きな男はおられるかな?」

クシナダヒメ「特にお付き合いしている殿方はおりませんが?」

スサノオ「俺なんて、どう?」

クシナダヒメ「出会ったばかりなのでなんとも・・・

生理的に受け付けないタイプではないです。」

スサノオ「俺は、あんたに一目惚れした( ・ω・)」

クシナダヒメ「まあ!」

スサノオ「もしも、俺がヤマタノオロチを倒せたら、

俺の妻になってくれんか?」

クシナダヒメ「考えてみてもいいですよ。」

スサノオ「え~、即答じゃないのか( ・ω・)」

アシナヅチ「スサノオ様。それがしらは、クシナダヒメ本人が良ければ、

喜んで、娘を妻にしてもらいとうございます!」

テナヅチ「クシナダヒメ!お前の気持ち次第よ!」

スサノオ「まあ、ゆっくり考えてくれればいいさ( ・ω・)」

 

こうして、スサノオは、ヤマタノオロチと戦うことになる。

果たして、スサノオは、ヤマタノオロチを倒し、クシナダヒメのハートを

射止めることができるのか?

後編へつづく。