こんばんは。
アレテーを求めて~
今日もトコトコ( ・ω・)
弁護士の岡本卓大です。
最近、トルストイの「戦争と平和」を読んでいます。
単行本で全6巻くらいだったでしょうか。
まだ、1巻の途中です。
休業中は、2週間で5冊くらい本を読んでましたが、
さすがに仕事しながらだと、そんなに読書の時間が取れません(^^;)
僕が「戦争と平和」を読むのは、二度目です。
一度目は、小学5年生のときだったでしょうか。
阿万小学校の図書室にあった、
分厚い上下二段組みの本を借りて、
読みました。
なにぶん小学生のときだったので、
読み終わった感想は、
「(ヒロイン的だった)ナターシャ、太ったオバちゃんになったのか。」
というようなものでした(^^;)
ロシアの文豪トルストイの名作
「戦争と平和」の舞台は、19世紀初頭。
ヨーロッパの完全制覇を狙うフランス革命後の皇帝ナポレオン・ボナパルト
がロシアに侵攻した時代の物語です。
現代では、現在進行形で、ロシアがウクライナに侵略戦争を行っていますが、
この小説の舞台は、ロシアがナポレオンの侵略を受けていた時代です。
始まりは1805年夏、ペテルブルグでの夜会。
全ヨーロッパ秩序の再編を狙う独裁者ナポレオンとの戦争(祖国戦争)
の時代を舞台に、ロシア貴族の興亡から大地に生きる農民にいたるまで、
国難に立ち向かうロシアの人びとの姿を描いたトルストイの代表作。
全6巻のうちの1巻の前編 第1章だけでも、
それまで誰にも相手にされていなかったピエールが、伯爵家の莫大な遺産を
相続することが決まったとたんに、ピエールにお近づきになりたがる人たちが
激増したり、貴族の奥方たちが、自分の息子を、総司令官クトゥーゾフの副官に
推薦してもらおうと躍起になって活動したり、
勇ましく戦場に行こうとする夫と、夫が戦場に行こうとすることを
嘆き悲しむ妻と、さまざまな人間模様が描かれます。
人間って、古今東西、
同じようなことを繰り返してるんですかね( ・ω・)
さすがに前に読んだのが、小学5年生のとき。
記憶に残っているのは、戦争が終わって平和になってナターシャが、
ふくよかな女性になったことくらいです。
ほぼ、初めて読むに近い状態。
現実に、ロシアがウクライナに侵攻し、
日本も、いつ戦争に巻き込まれることになるかわからない現代。
こういう時代だからこそ、時代が変わっても変わらぬ人間、
戦争、そして、平和の意味を考えるうえでも、充実した読書になりそうです。