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突然の余命宣告を受け3月29日、32歳の若さで天国にいってしまった


大坂に住んでいた松堂ひとみちゃん


すべては
松堂さんがサンデージャポン宛にくれた


一通の手紙から始まったのです


松堂さんは31歳の時、100万人にひとりの割合で発症すると言う病気

平滑筋肉腫と言うガンになってしまったのです



仕事終わりで飲む、一杯のビールが


何よりも大好きだったと言う松堂さん

そんなある日


大好きなビールが美味しく飲めない

美味しく感じない


気がつくと


なんか、お腹がふくらんできて体調がへんだなぁーと思いながらも
仕事に追われ、生活に追われ、忙しくてなかなか病院に行けず


やっと病院で見てもらった時は


すでに手遅れになっていたと言うのです



突然の余命宣告


松堂さんは


抗がん剤治療で苦しみながらヘロヘロになりながら長く生きられる延命治療を受けるより


たとえ短い時間でもいいから


残りの人生、最後の3ヶ月を


自分なりにせーいっぱい楽しんだほうがいい

と、決め


余命宣告を受けた後も


ひとり暮らしをつづけ、最後の最後まで自分にできることは


母に甘えたりせず


自分でやり通し


母には負担をかけたくない


母が悲しむ顔を見るのは


辛いから…と


自分にできることを

気丈に


最後までせーいっぱいやっていました



突然働けなくなり


収入がゼロになりましたが


保険金と貯金でなんとかやりくりしてました


『保険は入っておいたほうがいい

岡本さん、ちゃんと保険入ってね

このベッド高かったけど
余命半年になると保険金生きているうちにおりるのよぉー

保険金で買い替えたよ


テンピーュールだし電動で楽ちんでいいよ!』と


体調が悪いにも関わらず

同じ独り暮らしで独身のアタシのことまで心配してくれて…




マンガとお笑い番組とサンデージャポンが何よりも大好きだったと言う笑顔がとってもチャーミングな松堂さん




今日のVTRにもありましたが


突然の病気は


笑いの絶えない友人と過ごす


限りある時間の


大切さを改めて教えてくれました



余命宣告をされた後、


約、半年も長く生きた松堂さん


松堂さん自身が


最後まで自分らしく生きよう!と


本当に前向きに頑張ったから



その半年は神様からのプレゼントだと私は思いました


松堂さんは


残されたまわりの人に迷惑はかけられない


お葬式の準備を自分でするんだ!と


お葬式の準備まで自分で立派にこなしました


そんな松堂さんが


サンデージャポンのファンであり


天国にいく前にやっておきたいこと

おカネでは買えないこと


できることなら会いたい人に会ってみたいと

なんと、この女を
しめいしてくれたのです


こんなオイラでも必要としてくれる人、会うのを楽しみに待ってくれる見知らぬ人が地球上に間違いなくいる!と確信した瞬間でした


事情を知ったとき、やりきれなくて自然と涙が溢れてきました



こんなあたしにも


できることが


きっとあるはず


直感でそう思いました



松堂さんに会いたい


迷わず大坂に行きました


はじめて会った松堂さんは目をキラキラと輝かせ驚きながらも


満面な笑みを浮かべながら


お気に入りのテンピーュールの電動ベッドの上からこの女を迎えてくれました



初対面であっても

独身の女同士


話たいことは山ほどありました


限られた時間

たわいもないお喋りをしながら


松堂さんのお部屋で過ごした楽しい時間はあっと言う間に過ぎて行きました




31歳



余命数ヶ月



自分が31歳の時、突然余命宣告を突きつけられたら…と思うと


頭が真っ白になり
おそらく怖くて夜も眠れないでしょう



どんなにか生きたかったことか


どんなにか悔しかったことでしょう


やりたいことは


まさに


これからだったはず


恋愛も


結婚も、出産も、子育ても、
離れて暮らす弟とたまには会って、たわいもない話をしながら過ごしたかったはず


親孝行もいっぱいしたかっただろうし…


仕事も旅行も、遊びも、ガールズトークも、オシャレも

いずれお婆ちゃんになって白髪だらけになって



近所を散歩しながら、たわいもない井戸端会議をすることも


死ぬまでにやりたいことは誰だってきっと無限にあるわよ


そんな松堂さんが

テレビを通してまで


最後に伝えたかったこと


それは




【日常のたわいもないことが




すごく幸せであること】




そんなふつうの答えだったのです





ふつうが一番むずかしい


ふつうこそが最高の贅沢なんだ



ふつうこそが人間が一番安らぐ瞬間なのかもしれないと…

改めて教えてくれたのです



母の日の今日はね、


松堂ひとみさんの49日なんです



今日のサンデージャポンを見て


松堂さんに逢えて



沢山の方が命の大切さを切実に感じたことでしょう


私もそのひとりです

サンジャポさんのおかげで松堂さんと奇跡的に知り合うことができました





松堂さんが勇気をだして1通の手紙を書いてくれたおかげで

アクションを起こしてくれたおかげで
テレビを通して沢山の人が勇気づけられたと…。
色んなことを恐れてばかりいないで


様々な現実から逃げずに、いやな事も正面から考えるきっかけになったと私は思います



自分だったらどうするだろう?と


松堂さんみたいに全ての現実を受け止め


最後まで自分の思いを貫くことができるのか?

病気を笑い飛ばすことができるのか?



死を受け入れることができるのか?


自分が死ぬ時に他人を気遣うことができるのか?


松堂さんがもしかすると誰かに伝えたかったもうひとつのこと


それは


生きたくても


生きられない人が



こんなにも沢山いるんだよ!と言うことかもしれない



よく、へこんだ、へこんだ


落ち込んだよと言ってる方が多いけど


へこんでも、落ち込んでも


その先には命があるじゃない


命があるだけで素晴らしいこと



こうして突然余命を宣告され


最後の瞬間まで病気と懸命に戦い


苦しい思いをしながら天国につれていかれた人が


沢山いらっしゃると言うことを


私はたちは忘れてはいけない


決して他人ごとではなく


明日自分にも起こりうること


命には限りがあると言うこと



改めて命の大切さを松堂さんがテレビを通して切実に伝えてくれたのです




このキラキラした可愛い写真は、腫瘍が大きくなり体調が悪いなか


ベッドに横になりながら松堂さんが一生懸命作ってくれた


手作りのフリスクの入れものと


ゴルフの時にグリーン上で使うものです


あたしが



こにゃにゃちわ~、が口ぐせだから



ニャロメとオイラのイニシャルを入れて


下書きして丁寧に作ってくれました

ゴルフが大好きだったから


マーカーを作ってくれたのです

『でも、こんなんあげたら


かたみみたいになるから



かえって



いややわぁー』と、苦笑しながら


細かいビーズに


一粒、ひとつぶ思いをこめて…。



苦しいのに、こんなにもステキに完成させてくれて

2回目に会いに行った時、テレながら渡してくれたのです


あたしが『こんな大切なものなくしたらこわいから使えないわ~』と言ったら


『あかん、あかん、使ってくれないと意味がないから叙々苑カップとかで必ず使ってね』と松堂さん




これこそ世界にたったひとつの宝物です



しんどい時にありがとう!


大切に、大切に使わせて頂きます



松堂さん


松堂さんが教えてくれたことを



私は沢山の皆さんに伝えたいのです


人生甘ったれてんじゃないわよ!!


と、



私もごみ屋敷に住んでいる自分自身に改めてカツを入れました


時間には限りがあります


ボーッと落ち込んでいたら時間が勿体ない

もっと、もっと


なん十年先まで生きたかった松堂さんのぶんまで



こんなに早くお迎えが来てしまった松堂さんのぶんまで


私たちが一生懸命生きなくてどうするんだ!



生きてるって素晴らしいことだよ


命があるって素晴らしい



正直あたしなんか人間として、人生反省することだらけです


だからと言ってね、くよくよなんかしてられないのです



体が元気なうちに


やりたいことをやっておこう!


会いたい人に勇気をだして会いにいこう!


悔いのない人生なんてきっとありえないからこそ



何事もベストをつくすんだ



次なんてないんです


今度とオバケは出たことないよ!と

芸能界ではよく笑い話のたとえで皮肉を交えて言います




病に苦しみながら



松堂さんが発した最後の言葉




『死ぬときは


しんどいよぉー』と

サンデージャポンの堀江ディレクターにか細い声で伝えてくれました



涙がとまりませんでした




皆さん


今を大切に


今を迷わず生きてください!


胆石もあり、隠れ脳梗塞も沢山ある私ですが


限りある命を大切に使いきりたいと強く思いました


なんでもない日常に感謝をし


心臓が年中無休で動いてくれていると言う当たり前のことに感謝


今、仕事があることはありがたいこと


共に泣いたり笑ったりする仲間がいることはお金に変えられない財産


安心して眠れる場所がちゃんとあると言う

日頃考えもしない、気づきもしない

あたり前の日常に感謝

健康な体があること、健康な心があることも最高の財産よ


一度きりの自分の人生を自分の判断力でしっかり生きぬかなくては…。と



そう思ったら


くよくよしてる時間なんて


もしかすると


一秒だって

もったいないのかもしれない


松堂さんに笑われちゃうわよ



天国にいってしまった松堂さんが教えてくれた命がけのメッセージを



バブル岡本


しっかり受け止めましたよ


ひとみちゃん


そのうち天国で再会しよう!


あたしがむいた


オーガニックの
いよかんを


『これ、めっちゃ甘い、美味しい、これなら食べられるぅー』と


喜んでくれて

パクパク食べながら


たわいもないガールズトークをし


ケラケラ笑ったあの、楽しかった時間



許されることなら


生きているうちに



もう一度



ひとみちゃんに逢いたかったよ


これからは
松堂さんに会いたくなったら、サンジャポさんが作ってくれた



この貴重なVTRを何度も何度も見なおすわよ


最後にお母様がおっしゃっられてましたが


友達に恵まれて幸せな子でしたと…。





それはね、きっと松堂さんが


友達おもいの、明るいいい子だったからだと私は思います



ドコモショップでも松堂さんのファンも多く、今日のサンジャポを見て驚いただろうし沢山のお客さまが悲しんだことでしょう…。



松堂ひとみちゃん


ひとみちゃんと過ごしたわずかな大切な時間を岡本夏生は生涯忘れることはありません



まっちゃんに逢えて本当に良かった




天国にまっちゃんが無事たどり着きますように…。



松堂ひとみちゃんの御冥福を心からお祈りいたします。



2012年5月13日

母の日と49日が重なって



より深い悲しみにつつまれて…


岡本夏生