清新な新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 さて早いもので平成も20年を数えるまでになりました。
 しかしながら国家の課題、地域の課題はほとんど変わることがありません。
 社会の着実な歩みの中で、政治だけが取り残されることのないようにしていきたいと考えています。
 政治の世界は旧態依然とし、引き続くしがらみに囚われています。随意契約に象徴される税金の無駄遣いの解消は程遠く、具体的な施策でも地方分権、社会保障、安全保障など同じ課題が解決していません。

 「先輩から禅譲で総理大臣になる。」
 日本の総理大臣の座は同じ政党の中で引き継がれてきました。
 1党独裁の国でもあるまいに「他の政党では総理大臣が務まらない」と言う論理です。 いまどき1党だけに優秀な人材が集まっているわけではありません。
 むしろ2世3世の集まりとなったその政党には若くて優秀な人材は寄り付いていません。残念ながら選挙には強い2世3世の集まりが必ずしも総理大臣を務める器ではないことが昨年如実に示されました。

 平成20年の冒頭に当たり日本の希望ある将来の構築は、今までどおりの政治構造ではなしえないと考えています。先輩からの禅譲で、先輩に遠慮しながらの政権運営では積年の諸課題は解決しません。
 前政権の批判も出来る、前政権の非を認めることのできる政権を選挙によって樹立し、つまりは政権交代をして積年の「埃と澱み」を一掃させる必要があるのではないかと強く考えています。
 「他の政党では総理大臣が務まらない」と言う論理が成り立つのであれば日本には永遠に政権交代は起きません。
 言い換えれば「特定の1党にだけに永遠に優秀な人材が集まりその他の政党は永遠に皆無能である。」こんな傲慢な論理でもあり、「小泉チルドレン」等の多彩な議員を擁する実像を見ればまさに妄想とも言えます。
 この妄想に囚われる限り、未来永劫同じ政党から総理大臣を選ばないといけないことになります。この論理を打ち破り、妄想であったことをお示しする一年としたいと強く決意しています。
 本年一年もどうぞよろしくお願い致します。


                        衆議院議員 岡本充功


 ☆岡本みつのりホームページもどうぞ☆
  http://www.mitsunori.net/


 ▼本日の活動
  民主党厚生労働部門会議
  厚生労働委員会
  代議士会
  本会議