可能性のある未来

多くの方々もそうだと思いますが、大震災が起きた３月１１日以降、私の事務所でも、予定していたスケジュールが大幅に変更されています。

先日お知らせしたように、本日予定していた動物愛護議連の第４回勉強会は延期になりました。
また、本日は、お付き合いのある団体が高校生を引率して国会見学にお越しになる予定でしたが、やはり震災等の影響から中止になりました。

次代の政治を担うことになる高校生が、直に国政の現場に触れることで少しでも政治に興味を持つようになって、主体的に政治に参加しようという気持ちになってもらいたいと考えています。
だから、今回の中止は、楽しみにしてくれていた高校生たちにとっても残念だと思いますが、私にとっても残念なことでした。

ずいぶん昔の話になりますが、ビル・クリントンさんがアメリカ合衆国の大統領に当選した当時、クリントンさんが政治を志すきっかけについて、高校生のときにケネディ大統領に会って握手したことであると言われていたように覚えています。

私の記憶が正しければ、富士フイルムのテレビＣＭだったように思いますが、南部アーカンソー州の高校生だったクリントンさんが、何かの行事でワシントンＤ.Ｃ.のホワイトハウスを訪れ、ケネディ大統領と握手しているシーンを撮った白黒写真の映像が印象に残っています。

現職の大統領と元大統領が一緒に居並ぶ映像や写真は、しばしば見られますが、未来に大統領となる若者と現職大統領が一緒に写っている珍しい写真として、ちょっとした話題になったように記憶しています。

私もケネディ大統領のように、将来のリーダーとなる高校生に影響を与えたい、といった大それたことを言うつもりはありませんが、せめて、高校生が政治に興味を抱くきっかけぐらいは与えられたら嬉しいです。

現職の政治家は、若い人たちを政治の場に導き入れる心遣いを常に忘れてはいけないと思います。
未来は彼らのものであり、彼らの可能性に託せる環境を整えるのは、私たちの責務であると考えています。

なんだか話が大きくなってしまいましたが、いつも私は、こういう気持ちで国会見学にいらっしゃる若い皆さんをお迎えしています。
今回残念ながら永田町にお越しなれなかった皆さん、また機会をみていらしてください。お待ちしております。