午前中に会合2つ
今日は、午前中、永田町の議員会館において会合が2つありました。
まず、午前10時から「郵政等三党合意を考える会」第2回が開催され、民営化後の郵政事業が抱える諸問題について2人の方に講演していただきました。
まず、JP労組の竹内法心中央執行委員長から、「民営化による問題の多くは、いわゆる分社化ロスに起因するものが多い」というお話がありました。
続いて、全国郵便局長会の柘植芳文会長から、郵便局が地域社会で本来果たすべき役割が、民営化後、うまく機能していない現状についてのお話がありました。
この後、午前11時半から、「ぬくもり助け合い本部設立総会」が開催されました。
民主党が一番大事にしているとも言える「共に生きる社会」「命を大事にする社会」を実現させるための集まりです。
本部長に鳩山由紀夫前総理が就かれました。
本日は、まず、来賓として参加してくださった湯浅誠内閣府参与からお話をいただきました。
湯浅さんのお兄さんは、障害者で、パソコンを打つスピードが湯浅さんの十分の一だけれども、これまでずっとレイアウトの仕事を立派にこなしてこられたそうです。
湯浅さんは、「その人の力が発揮できる社会」の実現を目指そうと仰っていました。
そして、講師としてお呼びしたNPO法人東京養育家庭の会の青葉紘宇理事長から、里親制度の現場についてのお話をいただきました。
青葉さんからは、しばしば抽象的に語られる「信頼関係を作る」ことの意味を、「この人を裏切れば、この人が悲しむ」という思いに至る関係を形作ることである、と分かりやすく解説していただくなど、示唆に富む具体的な事例をたくさん紹介していただきました。
この「ぬくもり助け合い本部」は、今後、約1月おきに開催され、貧困や雇用・就業、男女共同参画、単身高齢者、自殺等の問題を取り扱っていく予定になっています。
早速、来週には、神戸市にある児童擁護施設へ出掛け、「光をそそぐ交付金」がどのように活用されているか視察する予定になっています。