前日の続き

 

 

 

 

 

 

下矢印不妊治療の歴史下矢印

 

2016年11月

 

通水検査当日。

 

旦那は仕事なので一人で車で病院へ。

 

 

 

この日までにたくさんネットで

通水検査について調べてしまったけど

痛いって人と痛くないって人が両極端ドクロ

 

 

 

でも何故か分からないけど

私は絶対に痛くないって自信があった。

 

 

 

内診室へ入り

いつも通り足をひらく。

 

 

まずは子宮にカテーテルを入れる。

 

これがなかなか入らない。

 

「入口引っ張るからチクッとするよ~」

と言われ

チクッというかズキッというか

なんとも気持ちの悪い感覚だ。

 

 

そして苦戦しながらも

カテーテルを挿入し、

次はバルーンを子宮内で膨らます。

 

 

 

膨らむと同時に生理痛のような

痛みが襲ってくる。

しかも今まで味わったことがないくらい

痛い鈍痛!

 

 

 

思わず「う~~」と唸ってしまう。

 

 

 

そしてバルーンが膨らんだかと思いきや

次は生理食塩水を流すと言う。

 

 

今もすでに痛いのに・・・

 

注入・・・・・待ってくれ・・・

 

 

 

「痛い!痛い痛い!イターーーイ!」

 

 

生理痛のひどい人って

こんなに痛いの!?

子宮が膨れているのか

お尻の穴が内側から

押される感覚に襲われる。

 

 

 

そして段々と手が痺れてきた。

足の震えが止まらない。

お尻が勝手に浮いてきちゃう! 

 

 

先生「腰浮かさないで~

力入れるともっと痛くなるよ~」

 

 

 

 

ガーン「先生、痛いです、もう無理です」

 

 

先生「う~ん、水が入っていかないね~」

 

 

それを聞いた瞬間

血の気が引いていくのが分かった。

 

 

先生がカテーテルを抜いたあと

私は目の前が見えなくなり

意識が遠のいた。

 

 

 

 

貧血のような・・・

目の前に星が見えた・・・

 

 

 

 

それを見た看護婦さんが

車いすを持ってきてくれて

私を隣の診察室のベッドに寝かせた。

 

 

 

もう検査は終わっているはずなのに

まだ下腹部が痛い。

 

5分くらい放置されていたけど

その間ずっと唸ってた。

 

 

 

看護婦さんが来てくれて

「まだ痛みひかない?

今日車で来たの?

誰も迎え来てくれないなら

上の病室で休んで」

 

 

 

再び車いすに乗せられ2階へ。

 

すると今度は

猛烈にうんちがしたくなってきた。

 

 

トイレまで運んでもらい

何度かいきむが少ししか出なかった。

 

まだ出そうな感じはしたが

多分出そうなだけで出ないと思ったので

ベッドに連れてってもらう。

 

 

診察室の固いベッドじゃなくて

普通のベッドで安心した。

 

 

「何かあったらナースコール押して」

と看護婦さんは行ってしまった。

 

 

 

私は下腹部の痛みと戦いつつも

眠くなってきてしまった。

 

 

1時間くらい寝ただろうか。

 

 

部屋の外がやけに騒がしい。

 

「カーーー!アーーー!」

 

 

カラスが鳴いているのか?と思った。

でもしばらくたって

それが妊婦さんの声だと気付いた。

 

 

実は隣の部屋が分娩室だった。

 

 

ドクンドクン、と早い心拍。

赤ちゃんの心臓の音かな。

こういうのテレビでしか聞いたことない。 

 

 

 

もうすぐ生まれるのかな。

先生の声も聞こえてきた。

 

 

 

 

 

 

 

オギャー

 

 

 

 

 

 

「おめでとう!頑張ったね!」

 

 

そんな幸せな声を聞きながら

私は隣の部屋で一人泣いている。

 

 

 

 

 

 

 
 
 

 

たかが通水検査くらいで

こんな事になって

恐らく卵管も通ってなくて。

 

 

それなのに

壁一枚向こう側には

出産というもっと大きな痛みを

乗り越えた女性がいる。

 

 

 

悲しいというよりも惨めな気持ちだ。

 

 

 

それから30分くらいして看護婦さんが来た。

「今からこの部屋に出産した人来るから

もう下に行ける?」

 

 

 

そうか、この部屋は出産後に

休むための部屋だったのか。

 

 

私は痛みが治まってきたので

歩いて下の階へ戻った。

 

 

 

診察室に案内された。

 

先生「もう大丈夫?

卵管通ってないっぽいから

大きい病院で卵管造影検査をしてね。

卵管造影の方がハッキリした結果が

分かるから」

 

 

 

こうして来月、

私は卵管造影検査を受けることになった。

 

 

 

帰り道、運転中に旦那から着信があった。

近くのお店の駐車場に停めて

電話をした。

一言目から涙が止まらない。

 

 

 

「通ってなかった・・・えーん

 

 

 

旦那は優しかった。

頑張ったって褒めてくれた。

悲しい思いも惨めな思いも

全部うんうんと、聞いてくれた。

帰り道気を付けてと

心配してくれた。

 

 

 

 

不妊治療は、一人ではなく

夫婦二人で支えあって

一緒に乗り越えていくものなんだ

と思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回

 

【卵管造影は不妊治療最大の痛み!?】