増税というと、必ずタバコが値上がりします。

 

今から20年くらい前では値段が一箱230円が今ではその倍になっています。

私も15年前までは喫煙していました。

 

何故でしょうか、野球をやっていた方々に喫煙者が多いですね。

指導者となっても、教えている合間に喫煙が欠かせません。

 

喫煙者の気持ちは私も理解はできますが、子供達を真剣に指導することを使命としているのであれば、喫煙しなくても練習中は耐えられると思います。

 

私は、喫煙する時間、コストの無駄さと健康に不安を感じたことから喫煙をやめました。

今では50歳を迎えようとしているこの体でも、子供達を十分に野球できる体力を維持しています。

 

一緒にできることの喜びがなんと大きいことか、言葉にはいい表せません。

 

貴方がもし喫煙者であるなら、思い切ってやめませんか。

 

つづく

 

 

 

私の部署では、配属されるとある資格を取得してもらいます。

 

その資格を取得するには、講習受講と1万文字にもおよぶ修了論文の提出が課せられます。

今まで、IT関連で会社のネットワークやシステム構築を担当していた方が配属になり、早速受講してもらいました。

 

私の考えていた通り、その方は技術力は優れていましたが、文章で表現は苦手で論文には縁がなく、どうやって作成したらよいか露頭に迷っていました。

 

私が彼に対して指導したのは、簡単には”思ったことをそのまま書きなさい” そして ”そう思った理由を事例を交えて説明しなさい”でした。

 

彼は、思うがまま文章を作り、事あるごとに私に意見を伺いに来ました。

最初は、稚拙な文章で良いところはありませんでしたが、気づいた良い点を言ってあげることで次第に自身が湧いてきたようです。

 

それを繰り返したことで、読み手がしっかり理解できる文章となり、提出することができました。

もちろん、結果は合格です。

 

文章をまともに書いていない彼にとって論文作成は大仕事でしたが、これに挑戦することで書いている文章が磨かれていくのを彼自身は理解し、上司である私もそれを伝えてきました。

 

50歳半ばを迎える彼ですが、いくつになっても良いところを認めてもらうことに嫌な気がする人はいません。その良い部分を伝えてあげることでいくつになっても人は成長できます。

 

良いところは分かっていても、口に出していない方、ぜひ言葉にして相手に伝えましょう。

 

つづく

 

 

 

調子が悪いと、いい結果が出ないことに対して言い訳する子供たちがいます。

 

そういう時は、

”今までできていたのに、何故できないのか、自分自身に何か迷いがありできないことに理由をつけているのではないか”

と問いかけます。

 

さらに付け加えて、”その迷いを吹っ切れるほど、結果を恐れず思い切りやりなさい”と背中を押してあげます。

 

これで大抵は調子を取り戻してくれます。

しかし、どうしても出来ていたことが出来なくなってしまうことも中にはあります。

 

私が教えていた学童野球の選手で体も大きく、バッティングセンスも良く、毎試合必ず鋭い打球を放つ選手がいました。近所のバッティングセンターにも良く通っているらしく、月間ホームランランキング上位にいつも名を連ねていました。

 

しかし、ちょっとした空振り三振をきっかけに全くバットを振れなくなってしまいましたのです。

 

強くボールを叩こうと力任せにバットをボールに当てようとするだけで、今まで作り上げてきたバッティングフォームは見る影もなく、なりふり構わず振り回していまっていました。

 

感覚を取り戻させようと、ワンポイントで指示しても全く効果なく、重症と言わざるを得ません。

完全に感覚を失っており、これはテコ入れしなくてはと、平日夜に自宅に招きました。

 

教えたのは、バッティングのフォームではなく、体の使い方。強くボールを叩きたいほど体の力を抜くという”脱力”です。

 

体の力を抜いてボールが当たる瞬間にボールの”重さ”を感じるよう指導すると、スイングにしなやかさが生まれ、体幹を利用しながらしっかりボールを叩き始めると、ボールをはじく音が大きくなり、そのことを本人も認識し、今まで間違った力の使い方をしていたと悟ったようです。これが脱力の大切さで教えたのは、たったこれだけです。

 

バッティングセンターでは色々な球速の打撃練習ができる反面、一定のタイミングかつ球速でボールが放たれるので、タイミングを掴んでしまえば簡単に打ててしまいます。

 

しかし、実際のピッチャーが投げるボールはゆったりとしたピッチングフォームであったり、クイックモーションであったり、速球があり、緩球があり様々です。打つ形が出来てたとしても、タイミングが合わず、打てないという壁にぶち当たってしまいます。

 

私はこれを”バッティングセンター病”と言っていますが、彼はまさにこれに陥っていました。

 

指導後の次の試合、初打席で三塁線を抜く二塁打を放ち、早速結果を出してくれました。塁上での彼のガッツポーズと雄叫びはバッティングセンター病を乗り越え一つ人として成長したぞという心の底からの雄叫びでした。

 

わたしも、彼のガッツポーズに片手を上げて「よくやった!」と言わんばかりに無言で応えましたが、心の中では自分自身で出来ないことに気づき、あるべき姿に向かって取組み、見事苦難を乗り越えた彼の成長の姿に涙が溢れそうになり、こらえるのに必死でした。

 

感覚を取り戻した彼は、その後一度も調子を崩すこともなく活躍してくれ、学童野球の最終戦には念願の学童初HRをセンターの奥深くに放り込んでくれました。

 

選手や部下が何に悩んでいるのか、指導者や上司がそれを理解し、形がどうだのという指導や今すぐ効果が出なくても将来に対して通用する指導をしなくてはなりません。

 

いつも、選手や部下の将来を思い描きながら接していますか?

 

つづく

 

 

指導者たる者は絶対的な存在ではありません。

選手あっての指導者です。

 

どんなに良い指導をしたとしても、選手にやる気がなかったり、やる意味を理解しないでただ単にこなす練習だけしていては、組織としての成果は望めません。

 

子供が通っているシニアリーグでもそうですが、指導者が絶対的な立場を誇示し、選手たちに考えさせない、一方的に押し付けるやり方をする指導者がいます。昔、これで優勝したからとか、自分達の時代はこれでまかり通っていたからとか、根拠のない理由で選手たちを束縛します。

 

その結果、大した成績も上げられず、指導力が足りなかったと自虐にもならない言い訳をします。指導力が足りないのなら、勉強してもらいたいのです。「組織を効率的に動かし、成果を上げる方法」を、しかし、その方達には自分達がやってきた野球が”正しい””間違っていない”といったこれまた根拠のない理由と変なプライドで肯定し、子供達には自分達が昔やった野球を詰め込むことしか頭にありません。

 

箱根駅伝で毎年、上位成績を残している駒澤大学の大八木監督でさえも、昔は絶対的な権限にて、選手たちに意見させるような機会や環境を与えず、選手たちに自分の言う通りに練習をやらせていましたが、優勝を狙うために練習の主導を選手たちに渡し、これまでやってきたやり方での実績を全て捨て、指導方針を大幅に転換したとのことです。

その結果、2022~2023年にかけて大学駅伝3冠を制覇しました。

 

選手たちの力を十分に発揮させ、今いる位置より一歩先へ踏み出すためには、指導者が選手たちを引っ張り上げるのでなく、選手たちが自らレベルアップしていくことが必要なのだと、駒澤大学の成功例からも実感できます。

 

指導者は組織のトップに居ながら、トップではない、選手たちと平等な位置にあると目線を合わせ、向き合うとことから組織の成果は生まれてきます。

 

つづく

子供もそうですし、大人である部下のキャラクターは十人十色、上司であったり指導者の立場の者は、自分のやり方に相手を合わせさせるのでなく、相手の性格、性質に合わせた指導をすることが効果的です。

 

例えば野球では、2ストライクを取られて、次のストライクを見逃すか、空振りすると三振アウトになります。それは野球をやる方ならだれでも知っていますし、分かっていて好んで三振する選手はいません。

 

以前に、2ストライク後の3ストライク目をどうしても振れずにいつも三振していた選手が学童チームに居ました。

三振し、ベンチに戻ってくる際の表情を見ると、唇をぐっと噛みしめ、目には涙を浮かべ半泣き状態で戻ってくる。それが毎回でした。

 

その表情を見て一般的な指導者は「なんで振らないんだ!」と大きな声を出す方もいるでしょう。また、三振を察知して2ストライク後に「振れよ!」という方もいるかと思います。

 

しかし、どちらにしても選手にとってストレスとなり余計にできなくなったりしますし、あまりにも強要しすぎるとイップスにもなりかねない事象です。

 

私は、半泣きしながら戻ってくる彼の様子をみて、どうしなきゃならなかったことは本人は知っている。知らなきゃ泣きやしないだろうなと感じました。

 

そんな彼に一言「どうしなきゃならないか分かってるよな?」(感情は入れずに淡々と)

彼:「はい」 (しっかりした声で)

私:「じゃあ次頼むぞ」(期待しているよという想いを込めて)

それ以上は言いません。

あとは、振ってくれるまでひたすら待ちました。

 

彼なりに思い悩み、練習も重ねたことでしょう。途中冬場のシーズンオフもあり、彼が最終学年になった年の夏頃に到頭克服してくれました。それもレフト戦を破る2ベースヒット。

2塁ベース上に達した彼からは腹の底から込み上げてくる想いを声に出し、渾身のガッツポーズ! それは私の心にも響きました。

 

それから彼は学童野球引退するまで見違えたような活躍を見せてくれました。

 

選手や部下に成果を出してもらうには、一人一人の性格に合わせた指導方法が大切です。

この選手、部下は何故こんな行動をするのだろうか、あるべき姿を描いていいるのかといったことから相手を理解することが、まずは必要です。

 

つづく