「ひざを痛がっているんです」
入所先から連絡があった。
膝痛で整形外科に通っていたのは、かれこれ2年も前になるだろうか。
膝痛の原因は加齢によるものもあったし、散歩中の転倒も関係したけど
医師からの指摘はズバリ「太ってるからねえ」。
なんども書いてきたように、トメはかなりの巨漢大柄体型で
いわゆる肥満でもあったから、膝への負担も大きかったのだろう。
あの時は、シップ薬と定期的にヒアルロン酸の注射が効いて
ほどなく症状は落ち着いた。
あれから医療保護入院を経て、トメはすっかり痩せた。
歩いてすっ転んでいたのが遠い昔のよう。
完全車イス生活になったので、歩くこともないから
膝の痛みを感じることなんて無いのでは? とも思えたが
職員さんの話によれば、トイレやベッドに移乗する際の
ほんのちょっとの立ち上がりに痛がることがあるという。
ニンチさんの「痛い」は、受け止め方が難しい。
特に、トメは昔から天の邪鬼だったので
「痛いの?」と聞けば「痛くない」と答えるし
「もう大丈夫ね?」と問えば「まだ痛い」と答えていた。
ひねくれ性格のニンチさんの場合、ホントの症状は推測するしかない。
今回の電話では、少し様子をみてから判断するとのことだったが
何日も経たないうちに、
「整形外科に連れて行きました」との報告。
たいしたことはなさそうだが、引き続き、週1回か2週に1回程度
整形外科を受診することになった。
入所先には施設医もいるが、内科と歯科だけなので
それ以外の病気やケガに関しては、外の病院に行くしかない。
施設によっては、家族が連れて行かなければならないとか
家族が必ず現地に同行しなければならないとかあるようだけど、
今回、トメは施設側が連れて行ってくれて、家族付き添いも不要だった。
車イスのまま乗せることができる自家用車ではないし、
車イスから乗り降りさせるのも大変だもんね。
もちろん、重篤な状態の場合は家族の付き添いが必須だけれど、
まるっとお任せできるのって、マジありがたい。
そうこう言ってたら、また施設から連絡。
今度はトメ、皮膚(かかと)がなんちゃら痛いことになったらしい。
いろんなことが起こるもんだ。
でも、それば生きてるって証拠だからね。ま、いっか。
