本日は特殊な常染色体の遺伝についての説明で、パステルフェイスとホワイトフェイスの関係性についてです。
パステルフェイスとホワイトフェイスは常染色体劣性遺伝で、染色体1つでは発現しないのは先に説明をしたとおりです。
しかし、パステルフェイスとホワイトフェイスの両方の染色体を一つずつ持っている場合、パステルフェイスが発現するのです。
この場合
PF/wf
と記載し、分割すると通常であれば
pfpfwf
となると思います。
しかし実際は
pfwf
となっているのです。
なぜ、このようになるのかというと、元々はホワイトフェイスとパステルフェイスが同一の遺伝であったのではないかという考え方です。
その考え方で言うと
pfpfwf
というのは染色体が二つで一対という事から、遺伝子が三つある事になりますのであり得ません。
パステルフェイスとホワイトフェイスの染色体の両方を持っている場合は、特殊な場合と割り切って
PF/wf
と思って下さい。
主だった常染色体劣性遺伝についての説明をしましたので、次回からは実践に入ります。