お迎え時の体重の変化について | オカメインコの世界オカメーランド

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関西の大阪府から車で15分の場所に所在の奈良県でオカメインコの繁殖、販売を行っているオカメインコ専門のブリーダーです。
オカメインコのドミナントシルバーやホワイトフェイス、パステルフェイスやエメラルド等、幅広い種類のオカメインコを繁殖しています。


本日はお迎え時の体重の変化について質問があったので、体重について説明したいと思います。



まず、さし餌中のオカメインコのヒナをお迎えした場合について説明します。

ペットショップによってはさし餌中のヒナはお迎え出来ず、一人餌になってからしかお迎えが出来ない所があったりします。

その理由は一般の人がやるようなスプーンを使ったさし餌は時間がかかりすぎる為、ペットショップではする事が出来ません。

だから短時間で出来るシリンジ等を使ったさし餌をする事になるのですが、それに慣れてしまったオカメインコのヒナはスプーンを使ったさし餌にすぐに変える事が出来ないのです。

一人餌になる前からお迎え出来るペットショップもありますが、お迎え後、さし餌を全然食べてくれなく、亡くなってしまう事もあるので注意が必要です。

だからスプーンでさし餌を与えているお店でお迎えをする方が良いと思いますが、私が知る限り見た事がありません。

オカメインコは基本的にお迎えが遅くなる程、人に懐きにくくなってしまいますが、死んでしまうよりマシなので、ペットショップ等でお迎えする場合は一人餌のヒナをお迎えする方が良いと思います。

オカメーランドで繁殖しているオカメインコのヒナはスプーンを使ってさし餌をしているので、さし餌中にお迎えをしても、ほとんどの子はすぐにさし餌を食べてくれるので安心です。

また、早い時期にお迎えが出来るので、とても懐きやすいですし、少しお迎えが遅いヒナも、一羽一羽手間暇かけて育てていますので、人に慣れていて懐きやすい子が多いです。




次に一人餌になったオカメインコをお迎えした場合について説明します。

一般的なペットショップ等で一人餌になったオカメインコをお迎えした場合、私の経験上で言いますと、普通で1日で体重が10グラム以上、オカメインコによっては2日で20グラム以上の体重の減少があります。

さすがに2日で20グラムも体重が減ってしまうと心配になってしまいます。

体重の減少が止まらないようであれば、病院に連れて行くべきだと思いますが、ペットショップでは体調の悪いヒナも多く見かけますので、そのようなヒナであった場合、落鳥してしまう可能性がとても高くなります。

体重の減少を少しでも抑えるためには、お迎えしたオカメインコが好きな餌を与える必要があります。

今までに何を食べていたか聞いて、同じ種類の餌を与えれば大丈夫と思うかもしれませんが、同じ種類の餌でもメーカー等で味が違うのです。

人間の食べ物に例えると、肉や魚でも買うスーパーや値段によって全然味が違う事がわかると思います。

それと一緒で、オカメインコが食べるシードもメーカー等によって味が違います。

だからお迎えした時の体重の減少を少しでも抑える為、複数のメーカーの餌を用意しておく事をお勧めします。

また小さいオカメインコが好きなシードとして、粟の穂やカナリヤシード等があげられると思いますので、粟の穂やカナリヤシードを中心としたシードの組み合わせで与える事をお勧めします。


元気なオカメインコと一緒に長く過ごせるように、元気なヒナをお迎えして下さい。







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