ルチノーって本当にメスが多いの? | オカメインコの世界オカメーランド

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本日、オカメーランドからオカメインコが一羽お迎えされて行きました。


お迎えに来た方の質問ですが「ルチノーって女の子が多いんですよね?」


そういえば1週間ほど前にお迎えに来た方もそんな事を言っていたような。


と言う訳で、今日は珍しく遺伝の話です。


厳密にいうとややこしいので、ちょっと簡単に説明するので参考程度にしていただけたらと思います。



ルチノーって本当にメスが多いの?っという事ですが、ほぼ間違いない思います。


オカメインコの遺伝というのは通常、父と母から1つずつ遺伝子をもらい、2つの遺伝子が揃うと発色します。


ルチノーの場合はややこしく、発色する条件がオスとメスで異なり、オスは2つの遺伝子が必要なのに対し、メスは1つの遺伝子だけで生まれてくるのです。


どういう事かと言うと、メスのルチノーが生まれてくる条件は、父がルチノーで有れば良いのに対し、オスのルチノーが生まれてくる条件は、父がルチノーの遺伝子を持っている事+母がルチノーという二つの条件が必要になってしまいます。


このような事から、ルチノーの遺伝子1つだけで生まれるメスの方がルチノーとしては生まれやすく、ルチノーにメスが多いと言われる訳です。


シナモンやパールもルチノーと同じような遺伝のパターンですので、同じ事が言えます。


ちなみに回答がかなり難解な為、この遺伝についての質問は受け付けておりませんのであしからず。