最近、レッスン前の先生との会話が弾む

１時間のレッスンのうち、３０分ほど話し込んでしまうこともある。

お互い話好きな方なので、話題が尽きないのだ

今日は、ひょんなことから先生が所属する門下の話に。

初めて伺ったことだが、先生の師匠は渡邉規久雄さんだという🎹

渡邉さんといえば、奥さまの寺田悦子さんとのデュオでも活躍されている方だ。

たまたま家にCDがあって、よく演奏を聴いていた。

そのことを話すと、「○○さんは渡邉先生の孫弟子ということになるわね」と先生。

孫弟子

なんという甘美な響きでしょう

ちなみに渡邉さんの経歴を調べると、スタニスラフ・ネイガウスに師事していたとある。

スタニスラフ・ネイガウスとは、ロシアピアニズムの開祖ゲンリヒ・ネイガウスの息子であり、あのブーニンの父になる方です。

ということは、先生の系譜をたどるとネイガウス流派に行き着くことになる🎹

歴史に残るピアニストと接点が感じられて、とても嬉しかったです

ところで昨夜、ホロヴィッツのモスクワライヴを聴いた話をすると、師匠の渡邉さんもホロヴィッツがお好きなんだとか。

先生が学生の頃、「こんな風に弾いてみて」と、ホロヴィッツのように思いがけない内声を響かせながら演奏してみせることがよくあったという。

なんだか今日は「もっとピアノ頑張らなきゃ！」と思えるレッスンでした

先生の師匠、渡邉規久雄さんが師事したスタニスラフ・ネイガウス（右）とその父ゲンリヒ・ネイガウス