はじめに、
昨晩(9月30日)に更新した
『RSPO認証のパーム油』の記事を手違いで削除してしまいました(涙)
リブログして下さった方々、
コメントを下さった方々、
誠に申し訳ございませんでしたm(_ _)m

再度、記事に致します。



パーム油は、
食料品や化粧品、石鹸、洗剤、などの日用品に幅広く使われています。



原材料名に、
「パーム油」と書かれている物もあれば、
パーム油と書かれず、
「植物油」「植物油脂」「ショートニング」「グリセリン」など色々な名称でパッケージ裏面に記載されてますが、
パーム油の事です。


※パーム油が含まれている商品





パーム油とは、
インドネシアやマレーシアなどの熱帯地域で栽培される
アブラヤシの木の実から取れる植物油の事です。

アブラヤシの実



そのアブラヤシ農園では、
森林(熱帯雨林)を不法に伐採(ばっさい)したり、
人為的に火災を起こし、

オラウータンなどの野生動物達の

生息地が破壊され、死に追いやられています。


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また子供たちを強制的に働かせたり、
移民労働者を劣悪な環境下のもとで
労働させパーム油が生産されています。

 

 


そのような動物達の死と
環境問題や人権問題が起こらないように
生産されたパーム油の事を、
『RSOP認証パーム油』と呼ばれています。


2004年に、環境と生物と劣悪な労働者の事を配慮した、
持続可能なパーム油を確立する為に、
【WWF】などの7つの団体が中心になって非常理組織である
【持続可能なパーム油の為の円卓会議】が設立されました。



「Roundtable on Sustainable Palm Oil」
を略して
『RSPO』と呼ばれています。

※『RSPO認証』のマークです。

RSPO認証マーク






日本では、
『RSPO』に加盟する企業が
食料品や、石鹸と洗剤、化粧品や日用品など、
10年以上に渡り取り組みを続けていますが、
全ての商品が『RSPO』ではないので、
未だ完全な問題解決の目途は立っていません。

 



この問題解決には、

パーム油製品を使用している私たち消費者が、

積極的に『RSPO認証パーム油』製品の

使用を求めていく必要があると考えられます。




『RSPO』がある商品を買う事のメリットは、

熱帯雨林の保護に貢献する事が出来る。

熱帯雨林に住む動物の保護に貢献する事が出来る。

などが、挙げられています。





日本で最初にRSPO認証に取り組みをはじめ企業は、

2010年、サラヤ株式会社です。


サラヤのほとんどの商品が

RSPO認証です。





そして、2020年から

日清、カルビ、花王、COOP(生協)などの

一部の商品も取り組みを開始。



他の企業も積極的にRSPO認証の取り組みを広げて欲しいです。



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  • ポテトチップス うすしお味パッケージ

※画像、動画はお借りしましたm(_ _)m