国鳥とは、
国歌や国旗のように、
国のシンボル、象徴にしている鳥の事です。
 


日本の国鳥は、ご存知ですか?


トキ?又はタンチョウヅル?と思い浮かべる人が多いようですが、
日本の国鳥は『キジ』です。
 




日本の国鳥『キジ』

とても、美しいですね✨✨




童話の代表作
『桃太郎』でも鬼退治で活躍したとして有名な“キジ”


 

 




他国では、
国鳥は、“神聖な鳥”として神的に
大切に保護されている国がありますが、
日本では、国鳥であるキジ(雉)は食べものとしての扱いです。
 



これから寒くなると、旅館などは「キジ鍋」や「キジの刺し身」で、
お客を持て成す施設が多くなりそうです。



キジ(雉)は、鶏を超える美味しさと言われているようで、
スーパーの精肉コーナーでは、
あまり売られていないようですが、
料亭などの和食店では、
キジ料理コースがあり、
これから忘年会や新年会などでは、
キジ料理の注文が多くなる事と
思います。



キジ鍋




キジの刺身





キジの焼き肉

 





キジは日本国内でも

歴史のある食用鳥です。

 

なんとその歴史は、

平安時代にまで遡り、

『日本最古のジビエ』とも言われているのです。

 

 

ジビエの定義は、

原則として狩猟によって

野生動物を得て食する

というものですから、

孵化から生産して流通させるという工程など

なかった平安時代には『ジビエ』だったのです。



近年では、
キジ肉専門の工場があって、
飼育され屠殺され、食肉として
料亭などへ出荷される他、
Amazonや楽天市場などでも買えるようです。



国内では、野生のキジが生息しているので、
個人的に狩ったりして屠殺し食する人も多いようです。



どの動物も屠殺や解体は残酷です。


解体しやすくする為に羽から、
むしり取っていき、
皮の状態になったら内臓を取り除いていくそうです。


※観覧注意

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また、キジは『雉酒』として
平安時代から続く飲み方があり、
現在でも宮中で 新年を祝う膳で飲まれているのだそうです。


炙られたキジ肉に、日本酒をかけて飲むのだそうです。









宮中の正月行事「晴れの膳」の
お祝の酒として振る舞われる、
しきたりがある雉酒は、
おめでたい、お酒として
キジ(雉)肉を原料とした酒が
数カ所のお酒業者で、
売られているようです。




古来、キジ(雉)は食肉として古事記や万葉集にも記されているようです。
昔から、日本は肉食でもあったのですね。



国鳥は、他国では、
”神聖な鳥”として神的に大切に保護されている国もあるのに、
日本の国鳥は、古く平安時代から現在まで、
狩りされ、殺され食べられ、
お酒にされ、
国鳥を些末にし過ぎです❗




本来、国鳥であるべき姿。



 

そして、些末にされている姿。





日本の国鳥は悲しすぎます。。。




✱画像は、お借りしました。




※参考記事
 


 



 



※ギジをお酒として、宮中の新年のお祝いの記事