夏の生き物として、年々と減少して来ているホタル。
日本では、代表的なホタルには、
ゲンジボタル
ヘイケボタルが居ます。
ホタルの一生は一般的に、
孵化するまでに1ヶ月以上かかり、
水の近くの土の中で幼虫として、
約1年近くも過ごします。
その後、サナギになってからも成虫になるまで1ヵ月以上かかるのに、
成虫になってからは
約、一週間しか生きられないのです。
ゲンジボタルは、
流水性と言って、流れのある川に生息しています。
ヘイケボタルは、
止水性と言って、流れの無い
水田や、ため池に生息しています。
日本で、ホタルの発光が見られるのは、
地域にもよりますが、
5月の下旬から8月頃にかけて、
日没してから、約2時間が、
もっとも活動的になると言われています。
ホタルが光るのは、何故だが
ご存知ですか?
ホタルが光るのは、オスの求愛行動です。
メスのホタルも発光しますが、メスは飛び回らず、
葉の上でオスが来るのを待ち、オスのホタルは発光しながら飛びまわってメスを探します。
しかし、年々とホタルを見かける事が少なくなってきています。
特に、減少して来ているのが、
流れのある川に生息している
ゲンジボタルです。
災害に対して川の氾濫を、
より少なくする為に
護岸工事をされている所が多くなりました。
ホタルは水の中で成長するのではなく、
ホタルは土の中で幼虫からサナギとして成長していきます。
孵化して成虫になってから、
水中の周りに現れ
飛びまわるようになります。
しかしながら、川の周りは護岸で土が減ってしまい
土の中で成長する場所が無くなって来ていると言われています。
そして、もう一つ原因と言われているのが、
街灯などの人工光です。
ホタルは、暗い所が大好きで、
月の灯以外の人工の光が苦手です。
人工の光で、ホタルが出て来れずに、
オスとメスの出会いがなく
子孫を残す事が出来ないとも
言われています。
下記の画像のように
護岸があり、
建物や街灯がある場所では、
夜になると、あちらこちらで
人工光で明るくなり、
ゲンジボタルの生息には難しい環境です。
街灯の無い止水性の水田や
ため池の方が
ヘイケボタルなら生息している
可能性が高いようです。
ホタルという昆虫に限らず、
他の昆虫も生息が難しくなって来ています。
私の住む近くの山には、
15年前までは、カブトムシが
居ました。
ですが、その山は削られ、
大手会社の宿泊施設が出来てから、
カブトムシが居なくなりました。
人間が生活しやすい環境になればなるほど、
昆虫を含む陸生動物や水性動物達は
生息していくのが難しい環境だと言えます。
本当に人間達の為に
陸生動物や水性動物、自然界に
申し訳ない気持ちで溢れています。
※画像は色々と、お借りしましたm(__)m
ホタルについて詳しい記事は、
こちらからもご覧頂けます。