みなさんこんにちは
本日のくぅちゃん![]()
体重 87.5 g ![]()
昨日の飲水量は 5.4g
昨日の食事量 4.7g(内ペレット2.3gシードMIX2.0g粟穂のかけら0.4g)+生麦16粒
ケージ内 26 ~28℃
どうした
急に体重が落ちた![]()
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これは、とうとう発情が解除されたという事だろうか![]()
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もしそうなら、早く換羽が来て欲しいな
。換羽は、発情終了の証なのでね![]()
さて本日は、またもやふかぼりタイム。…そう、長いの。すまぬ![]()
もう外が灼熱地獄なので、家でおとなしくしているほかない。
途中算数が出て来るけど、読み飛ばしても全然OKです![]()
最近ワタクシの鳥友界隈でささやかれている話![]()
ネクトンMSAを与えてはいけない
という話が今日のネタ。
獣医師が言うには、腎不全になってしまうというもの![]()
この前、その話が出た動物病院に、くぅちゃん
を連れて行った(健康診断)のだけど、ドクターがちょっと慎重な作業中で、詳しい話を聞けなかった![]()
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めちゃくちゃ、ここぞというチャンスを逃してしまった…![]()
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ってなことで、ことの真意を自分なりに調べることにした![]()
あ、まず結論を![]()
全部は長いのでね。
適正な獣医師の指導の元、ネクトンMSAを使う分には全く問題ありません![]()
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いわゆる用法容量期間を厳守ってやつですわ![]()
自己責任の下に使う場合、女の子の産卵時の素早いカルシウム補給の時だけにとどめておく方が安全
、産卵時以外ではペレット食の子は、カルシウムの過剰摂取に一直線です、おそらく![]()
その根拠を、自分なりに自由研究したので紹介していきます![]()
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まず最初に、ネクトンMSAをカトルボーン的な「カルシウム剤」と思っていたら超危険
。ネクトンMSAのあの粉の中には、カルシウムは3割以下(27%)。
カルシウム、リン、マグネシウムを絶妙な配合で入れて、それらを吸収を高めるための脂溶性ビタミンD3と微量元素とアミノ酸が入ってる。
「カルシウムを取るとき、いかに効率的に吸収するか」に焦点を当てた商品です![]()
ボレー粉やカトルボーン(イカの甲)の代わりとして考えるのは早計ってもんですわ
、いやね、間違ってはいないんだけど。
ネクトンMSAにはビタミンD3が入ってるのだよ![]()
ビタミンD3は脂溶性ビタミンだから、身体に蓄積しますのね。
詳しい話は省くけど、いわゆる過剰症をおこすと大問題なんですわ![]()
愛鳥家の愛用のネクトンSにも、ビタミンD3はしっかり入っています![]()
つまり、併用はビタミンD3の過剰症のリスクを高めてしまうという事なのですよ![]()
そして、ペレットにはもちろん、ビタミンD3もカルシウムもしっかり入ってる![]()
つまり、ビタミンD3とカルシウムの過剰症が問題なわけよね。
ここ、公式でもアナウンスが無いのね![]()
そもそもネクトンシリーズはペレット食以外の子(要はシード食)のための商品![]()
むしろ公式では併用を推奨している![]()
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こちらが公式HP
NNEKTON-S
正直、公式は書き方が悪い
、と思う![]()
確かに、ネクトンSと、ネクトンMSAはシード食の子が繁殖を目的としていたら
一日おきに交互に与えたらそれは非常に良いと思うのだ
期間限定だけども![]()
つまり併用がダメなのだよ。
まさの森の安田先生のYouTubeでもちょっと話が出てたと思う。
こちら![]()
んで、じゃあ、過剰症にならない分量ならOKという事ですね![]()
じゃあその上限や根拠はどこに![]()
って思いませんか![]()
ワタクシは思うのですよ。気になるなあ~って。
一次資料というか根拠がないと納得できないの、ワタクシ![]()
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。
ハイそこで、調べました![]()
どうやら『Clinical Avian Medicine(臨床鳥類医学)』がベースになっているようです。なにせ鳥類医学界の教科書だものね~![]()
Chapter 4(第4章)の「Nutritional Considerations(栄養学的考察)ってところに書いています。ハリソンのHPでも紹介されています。
英語だけどね![]()
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気になる方は読んでみてね、PDFファイルだけど。
こちら
Nutritional Considerations
これを読んでいくと、
ビタミンD中毒についての記述がある![]()
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ビタミンD中毒は、食事からのビタミンDの過剰摂取や他の脂溶性ビタミンの欠乏によって起こることがあります。
中毒になると、軟部組織に広範な石灰化が起きます。
中毒レベルのビタミンDは母体から胚に移行し、ヒヨコの発育に異常を引き起こすことがあります。60日未満のヒヨコの安全な上限は40,000 IU/kgで、60日以上の鳥では2,800 IU/kgです。
※2,800 IU/kgをマイクログラムに換算したら70㎍/㎏です。
という基準が出てるのだよ![]()
つまりこの範囲で使う分には問題ないわけね。
ちゅーわけで、調べた結果。
・ズプリームのフルブレのビタミンD3含有量は最低でも500 IU/Kg パッケージに記載あり
・ラウディブッシュは公開されていないけど最低でも800IU/kg
・ハリソンアダルトライフタイムでも、約1,000〜1,100 IU/kg
・ラフィーバ プレミアムデイリーダイエットフィンチで約910 IU/kg程度
うん、全く問題ないね![]()
そこにネクトンSを加えた場合を考えると
ネクトンSは1000gの中にビタミンD3は250㎍![]()
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…単位合わせないとな![]()
ってなわけで、計算すると250㎍×40=10,000 IU/Kg
ネクトンSを既定の濃度で与えた場合
250㏄に1gを溶かす計算になる![]()
そしたらだいたいだけど、
このネクトン水の場合0.04 IU/gになるね。
つまり40IU/kgになるよね
まあ誤差はあるだろうけどさ。
だいたいだけど、5~7㏄程度しかくぅちゃん
ネクトン水飲まないしな。
飲んだとしても0.20~0.28IU摂取だな。
問題にもならんな![]()
でもこれがネクトンMSAになると違ってくるらしいのだわ![]()
ネクトンMSAのビタミンD3含有量は10,000IU/kgで、ネクトンSと同じ含有量。
まあ、じゃあ安心じゃーん、と思ってたら落とし穴がある![]()
だってMSAは直接ご飯に振りかけるので、1g振りかけただけで、10 IUを摂食することになる。
直接MSA1gを食べたらもうアウト(粉を舐めて一度に食べたような場合)。
ハイここで、基準値みながら計算をするよ![]()
我が家ズプリーム好きだからズプリームの数値を使う。
60日以上の鳥では2,800 IU/kgって書いてる。
これっていわゆる濃度、つまり
1gの中に、2.8IU以上のビタミンD3があるものは超注意なのよね![]()
ペレットを10g食べました。
これでだいたい5.0IU
ネクトン水10g飲みました。
これでだいたい0.4IU
1gの中に含まれるビタミンD3はこの場合(5.0+0.4)÷20=0.27
これで0.27IU/g
ペレットを10g食べました。
これでだいたい5.0IU
ネクトン水10g飲みました。
これでだいたい0.4IU
ネクトンMSAをうっかり1gもふりかけて食べちゃいました。これでだいたい10IU
1gの中に含まれるビタミンD3はこの場合(5.0+0.4+10)÷21=0.73
これで0.73IU/g
あれ
、意外と大丈夫なんじゃない![]()
腎不全の話は…どこへ…![]()
と思ってワタクシは色々調べるのだけど、事例らしい事例は出てこない。
・与える量を間違えてしまった事故(耳かき半量をティースプーン1/2にした等)
・水に溶いて与えてしまい、水に溶けない性質から沈殿し。その部分を飲んだために高濃度で摂取してしまった。
・だいぶ昔だけど、サプリメントのメーカーが配合を間違えた
という話が出ては来る![]()
しかし、コラム等で紹介されているものが無い。信頼できる病院のサイト等に限って探しているけど、無い![]()
うーん
もやもやするねぇ![]()
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これはそもそも2,800 IU/kgが違うんじゃ?
ってなわけで上記のPDFファイルを隅から隅まで読んでみた。
しょっぱなに、こう書いてあった。
コンパニオンバードや鳥かご用の鳥のための適切な食事の選定や作成は、野生での食性、生理学や消化器の構造、関連する種の栄養要求に基づいています。研究によると、オウム類の主要な栄養素の必要量は家禽とは異なる場合があります。ビタミンEを除けば、オウム類のビタミンや微量ミネラルの必要量が家禽より多いという証拠はありません。生産目的の鳥とコンパニオンバードには大きな違いがありますが、コンパニオンバードの栄養ニーズを見積もる際には家禽の食事基準が標準として使われています。個別の栄養素については、特に最近のコンパニオンバードの栄養要求に関する研究に焦点を当てて説明します。栄養障害やよく診断される栄養疾患については、この章の「栄養障害」セクションIIを参照してください。
そしてビタミンDのところには、
家禽のビタミンDの必要量は飼料1kgあたり200 IUです。七面鳥(1kgあたり900 IU)や日本うずら(1kgあたり1200 IU)ではより高い必要量が明らかですが、ペット用鳥類の最適レベルはまだ確立されていません。家禽用の飼料レベルはアフリカン・グレー・パロットの繁殖には十分であるとされていますが、多くの配合飼料はこれを超えています。
ふーむ
。ペレット食の子あっという間に過剰になるってことかな![]()
でもなら、なんで最初の60日以上の鳥では2,800 IU/kg、とか書いてんだろう
もう、脳
がオーバーヒートじゃ![]()
ならばもう一つの、カルシウムの方はどうなんだろう![]()
計算できるだろうか![]()
まず、インコや文鳥の必要とするカルシウム量はどのくらいなのか![]()
鳥獣医師で有名な海〇沢先生のコラムに書いてあった。こちら
飼い鳥の食事
オウム目スズメ目の飼い鳥に推奨される飼料100g当たりの栄養含有量(成鳥の維持量)
カルシウムは100gの中に500mgって書いてるね![]()
しかも出典元は上のClinical Avian Medicine(1994)より一部改変して引用ってかいてる。そらあ、鳥獣医御用達バイブルだもんな
。
じゃあ、ペレットにはどれくらい含まれるの![]()
ってことで調べてみた。
・ズプリームフルーツブレンド
記載なしのため典型的なペレットの平均値0.60%とする
100g中に6g
10g中に0.6g
・ラウディブッシュ メンテナンス 0.42%
100g中に4.2g
10g中に0.42g
・ハリソン ファイン/スーパーファイン 0.6%
100g中に6g
10g中に0.6g
・ラフィーバ(プレミアムデイリーペレット オカメインコ)0.80%
100g中に8g
10g中に0.8g
ぎょえーーーー![]()
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必要量は100g中に500㎎、ってことは100g中に0.5gだよね![]()
10g中に0.05gあればいいってことじゃない![]()
これじゃあ、ペレットは満たしすぎじゃん![]()
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ま、まあ、リンの含有量などで吸収率が変わるとはいえ…![]()
過剰じゃね![]()
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だからか
だからなのか![]()
いやなにが?ってClinical Avian Medicineにはこういう記述があるのよ![]()
飼料中のカルシウムの最適量は0.3~0.7%であると示唆されています58。野生の種子の多くは、0.1~0.3%のカルシウムを含有しています(表4.1.20)。一方、メーカーは依然として0.7%を超えるカルシウムを含む配合飼料を供給し続けています。配合飼料のこうした高いカルシウム含有量は、オカメインコの変異種に見られる腎疾患の発症の一因となっている可能性があります。
そ、そら、ペレット食の子に、カルシウム補給でネクトンMSAあげたら過剰症になるんじゃ![]()
って思うよね。
ただ、女の子の場合、産卵時に必須なカルシウム量はこんなものじゃないと思う![]()
推奨量的なのが難しい
。
がオーバーヒートで燃え尽きるわ![]()
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信頼できる情報源として、ワタクシのリサーチしたのを少し載せますね
産卵時に必要なカルシウムの量
このページはLafeberVet(ラフィーバ社の獣医向け情報サイト)で、鳥類専門の獣医師向けに書かれた信頼性の高い内容だと思います。こちら
Clinical Perspectives on the Principles of Avian Nutrition
この中にカルシウムに特記したページがありまして
Calcium in the Avian Patient
オカメインコの場合0.35%
セキセイインコの場合0.85%
という数字が出ている![]()
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ただこれ、凡人のワタクシには、食事量に含まれる含有量の%か
血清カルシウム濃度の事なのかちょっと文章の前後からして読み取れないけど、たぶん普通に、100g中にどの位入ってるかの値だよね?
…うちのくぅちゃん
、オカメインコ。
だとしたら、上記のペレット4種のどれか食べてたら
ぜんぜん余裕で産卵期も乗り越えられるってことぉ![]()
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(※100%ペレット食の場合)
たしかに、くぅちゃん
は4歳の頃は無精卵をかなり産んだけど、めちゃんこピンピンで。
はい、ズプリームのフルーツブレンドが大好きでした。母に預けてた時期でそれはもう食べ放題でした![]()
しかし、なんということだ![]()
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ペレット恐るべしだよ。
これでは怖くて、ワタクシ、ネクトンMSAあげられないっす![]()
まあ、現在はあげる必要はそもそもゼロなんだけど![]()
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これは、たしかに、ペレット食の子に「ちぃと、カルシウム補給したろ」ってカトルボーン感覚でうっかりMSAを与えたら、カルシウムの過剰症は直ぐにおきるかと…![]()
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ネクトンMSAの中には27%のカルシウム…1gあげちゃったら0.27g。
0.27gは270mg。1g与えただけで、一日の必要量(通常時)の半分以上や![]()
通常0.1g程度しかあげないものだけどね![]()
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公式の推奨は、1gを100gの軟餌に混ぜる(または体重1kgあたり1g程度)
ワタクシは、ここまで検証してようやっと某病院のドクターKが
『ネクトンMSAあげないでね、腎不全になっちゃうから。』
といった理由が解った。
そりゃあ、リンの含有量とか、ビタミンD2やD3のバランスもあるでしょう![]()
でもこれは、気軽な気持ちで使えるモノじゃないな、と。
軟卵を産んでしまった、とかの緊急時のみに、容量を計算して与えないと
。逆説的には緊急時にはとても有効なんじゃないかな
適切な量で与えたら。
結局は病院行くのが一番だけどね。
でも病院に間に合わない時もあるだろうし![]()
ブリーダーさんたちは豊富な知識があるから、このようなサプリも使いこなせるだろうけど、素人は…厳しいな![]()
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そんなわけで、こんなに長い自由研究を読んでくださってありがとうございます![]()
写真はくぅちゃん![]()
やっぱり正面顔は味があるねえ![]()
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