PLUTO観戦後記 | YOU は SHOCKッッ!!!!!

PLUTO観戦後記

『浦沢直樹×手塚治虫』
なんとも豪華な名前を贅沢に2つも並べて、それは始まりました。
浦沢と言えば、『YAWARA!』や『MONSTAR』など数多くのヒット作を生み出した人気漫画家。
『20世紀少年』では映画まで果たし、その地位は不動のもの。


対して手塚と言えば、知らない日本人はいないでしょう。
『ジャングル大帝』や『ブラック・ジャック』など数多くの名作を生み出した『漫画の神様』


そんな2人の名前を冠して2003年に『PLUTO』はビックコミックオリジナルで始まった。
自分がこの作品に出会ったのはその2年後の2005年。
たまたま友達の家で読み、のめり込んでしまった。


内容は手塚作品『鉄腕アトム』のなかの話である『地上最大のロボット』を原作としたリメイク作品となっている。
自分は一度原作を読んだが、これは全く別の作品だった。
浦沢は手塚の名前に臆すことなく独自の作品に作り上げた。


とくに衝撃だったのがその第1巻。
物語はアトムではなく、ロボット刑事のゲジヒトにスポットを当て、世界に7人存在する強力なロボット破壊事件に立ち向かうという内容。
第1巻では2人のロボットが破壊されてしまうが、その2人に纏わる話で思わず涙を流してしまった。
。゜(゜´Д`゜)゜。


そんなPLUTOがついに最終第8巻を迎えた。
浦沢の深い心理描写やテーマ性などが緻密に絡み合って、この作品は完成されている。
舞台は未来の話だが、イラク等の中東問題、核兵器、戦争、地球温暖化など現在の地球が抱える諸問題も折り込まれていて、浦沢のメッセージが読み取れる。


ここに第8巻を読み終えて思うのは、決して浦沢は天才ではないなと。
ただ奇才であるなと。
浦沢ファンである人もそうでない人も一度手にとって読んでくれ。
ほな 乙
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