君住む街へ | ようこそ「おかけや」へ

ようこそ「おかけや」へ

卵かけご飯のお店として二年前に誕生した「おかけや」より安全に、より美味しく、より広がりを持たせるべく、2012年4月Community CafeとしてリニューアルOPENしました(^ー^)ノ
まなびといやし,チャレンジの空間です。何でもありのでこぼこ集団。あなたも参加してみませんか?


ようこそ「おかけや」へ


ゆうまくんの実習が終わりました。


このような機会を与えて下さった、えひめ障害者就業・生活支援センターの

皆様に、心より感謝申し上げます。

また、ご心配しつつ、ゆうまくんを実習に送り出して下さった「道後ゆう」の皆様、

ご家族の皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。


また、御来店下さった皆様、コメントを寄せて下さった皆様、見えないエールを

送り続けて下さった皆様、本当に有難うございました。

ゆうまくん、本当によく頑張ってくれました。


開店前の準備では、食器を配置して行ったり、おしぼりを補充して行ったり・・・

車椅子でテーブルの間を動き回るのは、きっと大変だったはず。


テーブルの奥に手が届かず、困惑していた日もありましたが、次の日には

「すみません!届くところまでは置いておきましたから!」と声を掛けて

くれました。(そうそう、どうしても出来ないときは、人に伝えるんだよ!)


「おしぼり入れ」兼「伝票入れ」兼「鉛筆立て」のケースに、ちょうどいい量の

おしぼりを補充し、伝票の枚数を確認しながら補充するという細かな作業は、

きっと苦手なはずだったのに、毎日やっていく中で上達し、最終日の今日

などは、HARUMIさんのアバウトな入れ方にウケながら直して回ったり

するほど。


レジでお釣りが出しやすいようにと考えた「お釣りカップ」に、「100円」「150円」

「200円」・・・と準備するときの真面目な横顔は、堺先生の仰った「出来ないことを

どうやって出来るようにするか」という言葉を、何度もかみしめているようでした。


お客様がいらっしゃると、一番元気のいい「いらっしゃいませ!」の声。


開店前に厨房へ顔を出し「今日は何ですか?」と聞きながら味見をしていたのは、

より詳しくメニュー説明をするため。(ただの食いしん坊、という声も)


毎日変わるメニューを、一生懸命覚えて、説明してくれていました。

「ゆうこちゃんみたいに、上手には出来んな~」と反省しながらも、毎日毎日。


彼が提案してくれた「ご新規様にはコーヒーサービス」は、お客様にも

大好評で、期待通り、リピーターになって下さった方もたくさん。

お食事の進み具合をみはからって「初めてのお客様にはコーヒーを・・」

と説明しに行く姿に、彼がいかにいつも人に気を配っているのかが分かりました。


ゆうまくんは、ひたすらレジと行ったり来たり。

時折、サービスのお菓子を運んでみたり、お盆に滑り止めのラップを敷き、

膝に乗せてゆっくり車椅子を進めるのは、本当に難しそうでした。

でも、「出来るようになった」こと。


やっと休憩・昼食が取れる1時半には、きっとヘトヘトだったと思います。


でも、やっぱり笑顔。

「今日も、お客さん来てくれて、良かったね~。」

の一言で、スタッフもみんな笑顔に。

そうして遅いお昼ご飯が始まるのが恒例になっていました。


決して弱音を吐かないゆうまくん。


定休日だった11月1日は、仕入れと挨拶まわりに同行してくれましたが、

その日、彼は何度車の乗り降りをしたのか・・・彼の人生で初めてという

くらいの回数でした。


「大変さよりも、あちこち行けて、楽しいよ~」と言ってくれたゆうまくん。

なんだかたくさん無茶をさせてしまったかも。


でも、限られた二週間。

私たちは、ゆうまくんにたくさんの世界を見せてあげたかった。

私たちは、ゆうまくんにたくさんの人に出会わせてあげたかった。


自分が頑張って、見えてくる世界。

一生懸命頑張っている人がいる世界。


お店の中で出会った人たちは、みんなあたたかかったでしょう?

「ありがとう」の声がいっぱい。

「頑張って」の声もいっぱい。

混雑している店内で、めいっぱいになっているゆうまくんの後から、

そっと肩を叩いてくれた能智先生の手は、あたたかだったでしょう?

連日足を運んでくれた寮の先生方の声は、懐かしく、心強かったでしょう?

「いつもお疲れ様です!」というゆうまくんの挨拶に、ちょっと照れたように

「どうも」と応えるK氏の笑顔は、やさしかったでしょう?


だから、大丈夫。


そのあたたかさは、ゆうまくんがつくりだしたものだから。

ゆうまくんが引き出したものだから。


ゆうまくん、本当に有難う。

ゆうまくんのお陰で、私もまた、人を信じることが出来る。



最終日の今日、ゆうまくんのために、HARUMIさんはケーキを焼いて

きてくれ、MIKIさんは手作りのお守り&マスコットをプレゼントして

くれていました。

それが、冒頭の写真。

優しい味のケーキに、ゆうまくんは「やさしい、す~っと入っていく味やね~」

と嬉しそうな笑顔。

「幸せの青い卵」をイメージしたお守りは、本当に大事そうに、両手で包み

込むように握り締めていました。


終了時間の挨拶では、二人とも、私がびっくりするほどの号泣。

驚いちゃって、私の出掛かった涙はひっこみました。


最後に、みんなで一緒にお茶をする時間をつくろうとしてくれたHARUMI

さんのあたたかさ。

「忘れないで」とお守りを縫ってくれたMIKIさんのあたたかさ。


きっと、今日のブログを読みながら、ゆうこちゃんもじんわりしてる。

伊藤さんも、きっと。


みんな、ゆうまくんとまた会える日を楽しみにしてる。

そして、オフコース好きのゆうまくんに。

 

      君住む街まで

      とんでいくよ

      ひとりと 思わないで

      いつでも



**ゆうまくんの「希望の轍」の記事はこちらです↓**

http://ameblo.jp/okakeya/entry-10690675668.html