ゆうまくんの実習が終わりました。
このような機会を与えて下さった、えひめ障害者就業・生活支援センターの
皆様に、心より感謝申し上げます。
また、ご心配しつつ、ゆうまくんを実習に送り出して下さった「道後ゆう」の皆様、
ご家族の皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。
また、御来店下さった皆様、コメントを寄せて下さった皆様、見えないエールを
送り続けて下さった皆様、本当に有難うございました。
ゆうまくん、本当によく頑張ってくれました。
開店前の準備では、食器を配置して行ったり、おしぼりを補充して行ったり・・・
車椅子でテーブルの間を動き回るのは、きっと大変だったはず。
テーブルの奥に手が届かず、困惑していた日もありましたが、次の日には
「すみません!届くところまでは置いておきましたから!」と声を掛けて
くれました。(そうそう、どうしても出来ないときは、人に伝えるんだよ!)
「おしぼり入れ」兼「伝票入れ」兼「鉛筆立て」のケースに、ちょうどいい量の
おしぼりを補充し、伝票の枚数を確認しながら補充するという細かな作業は、
きっと苦手なはずだったのに、毎日やっていく中で上達し、最終日の今日
などは、HARUMIさんのアバウトな入れ方にウケながら直して回ったり
するほど。
レジでお釣りが出しやすいようにと考えた「お釣りカップ」に、「100円」「150円」
「200円」・・・と準備するときの真面目な横顔は、堺先生の仰った「出来ないことを
どうやって出来るようにするか」という言葉を、何度もかみしめているようでした。
お客様がいらっしゃると、一番元気のいい「いらっしゃいませ!」の声。
開店前に厨房へ顔を出し「今日は何ですか?」と聞きながら味見をしていたのは、
より詳しくメニュー説明をするため。(ただの食いしん坊、という声も)
毎日変わるメニューを、一生懸命覚えて、説明してくれていました。
「ゆうこちゃんみたいに、上手には出来んな~」と反省しながらも、毎日毎日。
彼が提案してくれた「ご新規様にはコーヒーサービス」は、お客様にも
大好評で、期待通り、リピーターになって下さった方もたくさん。
お食事の進み具合をみはからって「初めてのお客様にはコーヒーを・・」
と説明しに行く姿に、彼がいかにいつも人に気を配っているのかが分かりました。
ゆうまくんは、ひたすらレジと行ったり来たり。
時折、サービスのお菓子を運んでみたり、お盆に滑り止めのラップを敷き、
膝に乗せてゆっくり車椅子を進めるのは、本当に難しそうでした。
でも、「出来るようになった」こと。
やっと休憩・昼食が取れる1時半には、きっとヘトヘトだったと思います。
でも、やっぱり笑顔。
「今日も、お客さん来てくれて、良かったね~。」
の一言で、スタッフもみんな笑顔に。
そうして遅いお昼ご飯が始まるのが恒例になっていました。
決して弱音を吐かないゆうまくん。
定休日だった11月1日は、仕入れと挨拶まわりに同行してくれましたが、
その日、彼は何度車の乗り降りをしたのか・・・彼の人生で初めてという
くらいの回数でした。
「大変さよりも、あちこち行けて、楽しいよ~」と言ってくれたゆうまくん。
なんだかたくさん無茶をさせてしまったかも。
でも、限られた二週間。
私たちは、ゆうまくんにたくさんの世界を見せてあげたかった。
私たちは、ゆうまくんにたくさんの人に出会わせてあげたかった。
自分が頑張って、見えてくる世界。
一生懸命頑張っている人がいる世界。
お店の中で出会った人たちは、みんなあたたかかったでしょう?
「ありがとう」の声がいっぱい。
「頑張って」の声もいっぱい。
混雑している店内で、めいっぱいになっているゆうまくんの後から、
そっと肩を叩いてくれた能智先生の手は、あたたかだったでしょう?
連日足を運んでくれた寮の先生方の声は、懐かしく、心強かったでしょう?
「いつもお疲れ様です!」というゆうまくんの挨拶に、ちょっと照れたように
「どうも」と応えるK氏の笑顔は、やさしかったでしょう?
だから、大丈夫。
そのあたたかさは、ゆうまくんがつくりだしたものだから。
ゆうまくんが引き出したものだから。
ゆうまくん、本当に有難う。
ゆうまくんのお陰で、私もまた、人を信じることが出来る。
最終日の今日、ゆうまくんのために、HARUMIさんはケーキを焼いて
きてくれ、MIKIさんは手作りのお守り&マスコットをプレゼントして
くれていました。
それが、冒頭の写真。
優しい味のケーキに、ゆうまくんは「やさしい、す~っと入っていく味やね~」
と嬉しそうな笑顔。
「幸せの青い卵」をイメージしたお守りは、本当に大事そうに、両手で包み
込むように握り締めていました。
終了時間の挨拶では、二人とも、私がびっくりするほどの号泣。
驚いちゃって、私の出掛かった涙はひっこみました。
最後に、みんなで一緒にお茶をする時間をつくろうとしてくれたHARUMI
さんのあたたかさ。
「忘れないで」とお守りを縫ってくれたMIKIさんのあたたかさ。
きっと、今日のブログを読みながら、ゆうこちゃんもじんわりしてる。
伊藤さんも、きっと。
みんな、ゆうまくんとまた会える日を楽しみにしてる。
そして、オフコース好きのゆうまくんに。
君住む街まで
とんでいくよ
ひとりと 思わないで
いつでも
**ゆうまくんの「希望の轍」の記事はこちらです↓**
http://ameblo.jp/okakeya/entry-10690675668.html
