
曽根崎心中物語
とうとう行ってきました!
京都四條は南座
演目は「曽根崎心中物語」です![]()
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成駒家!![]()
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私の推しの一人
中村壱太郎さんのお初
楽しみ!
というわけで、10時過ぎに祇園四条についたら
南座の前はもう黒山の人だかり
たくさんの人が開場を待っていらっしゃいました
エントランス前が狭いからもうギュウギュウ
期待も高まります![]()
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開場時間になり中に入り
まずはお席を探します![]()
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ありましたありました![]()
今回はなんと1階、花道のすぐそば!
どうせ見るならいい場所でと張り込みました!
(張り込むって刑事ドラマの張り込むじゃなくて「思い切ってお金を使う」という意味です。関西弁なんですねー)
先日の大阪松竹座では
初めての歌舞伎ということで
三階席で観させていただきましたが
やはり
どうせならしっかり肉眼で表情の見られるところで観たかった![]()
と、後悔しましたので
今回はしっかりと観させていただくためにいい席を取らせていただきました![]()
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さて、始まりました
「曽根崎心中物語」
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kyoto/play/952/
こちらは実際に江戸時代に起きた心中事件を題材とした世話物の代表的作品です
近松門左衛門が人形浄瑠璃(文楽)として書きました
現代でもとても人気のある演目ですが
映画「国宝」で再注目され
今、誰もが一番観たい演目の一つではないでしょうか![]()
内容はこちら
のページで詳しくわかります
要約すると
商人の手代 「徳兵衛 」と遊女「お初 」は深く愛し合っています
しかし、周囲の裏切りや借金問題で追い詰められ
二人で大阪・曽根崎の森で心中(しんじゅう)してしまいます
世間の義理と恋の板ばさみに苦しむ二人の
悲しい愛の物語です
私の推しの一人
中村壱太郎さんのお初
いじらしく
可愛らしく
色気があふれるというより
守ってあげたくなるかわいらしさ全開で
でも、覚悟を決めたら強い!
そのギャップが最高でした![]()
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先日の大阪松竹座での壱太郎さんの
「京鹿子娘道成寺」
も素敵だった~
初心者過ぎてうまく表現できないのが悲しいけど![]()
「国宝」での吉沢亮さんたちの「娘道成寺」も素敵だったのですが
壱太郎さんは一つひとつの所作の丁寧さ表情の可憐さが全然違いました
(三階なのでよく見えてないんですけどね!雰囲気です。本当にもっと近くで肉眼で観たかった!後悔先に立たず~
)
なにせ、中村壱太郎さんといえば
その映画の「国宝」でも所作指導をしているのですから
当たり前なのです
こちらで詳しく語ってくださっていますよ~
お話の仕方も素敵だわ…
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そして、尾上右近さんの徳兵衛
徳兵衛は男前で優しいけど
人を見る目ないー
そして、ケンカ弱いー![]()
お初!
この男のどこがいいの!![]()
お初のこと、めちゃくちゃ好きなのはわかるし
叔父や親が勝手にすすめた縁談はきっぱり断れるのだけど
親がお相手からもらった大切な金(婚約の手付金)をあっさり友人に貸す
(七日に返すから三日に返してくれるならいいか…と貸してしまう)
ぼんぼんやな!!
世間知らずにもほどがある!
うちの親には
「人に金貸すときは返ってこないものと思え!」
と習いましたが??![]()
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案の定、返ってこず
そりゃそうや…
その上、逆に詐欺師扱いされる徳兵衛…
ケンカになるがボコボコにされておでこにケガ…
もぉぉ…![]()
わかっているのにガッカリだよ!
再度いう
お初!
この男のどこがいいの!![]()
でも、こんな情けない役を
尾上右近さんはしっかりと情けなく演じていらっしゃいました
こちらもしっかり「もぉぉぉぉぉ!」となりました
とまあ、そんな徳兵衛を縁の下に匿い
お初は憎き金を返さない友だちの前で縁の下の徳兵衛に
一緒に死んで無実であるとしめそう!
私と死ぬ覚悟はあるのか!
とたきつけるのです
ここが映画「国宝」でも印象的な場面として二回も出てきますね
“死ぬる覚悟がききたい〜”
の場面です
お初、かっこいい!![]()
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そして、夜中に天満屋を抜け出して
(ここは唯一の笑える場面)
徳兵衛の手をひいて
花道をかけぬけるお初!
通常、女形は男性の後ろに下がってついていくのが一般的なのにお初は違うのがカッコイイ!
もう、ホンマに男前~![]()
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お初が!
その後、舞台に戻って
橋を渡って森に行くシーン
お二人が乗っている舞台上の橋がゆーっくり回っていくのが
何とも言ない不思議な光景でした
そして、最後は花道の上で二人でお互いの手首に白い紐(手ぬぐい?)を巻くんですが
「最後まで一緒」という誓いを表す象徴的な演出のようです
ああ「いよいよ最後なんだなぁ」と観客がグッとくる演出ですね
曾根崎心中物語
これにて幕引きとなります
さて、「曽根崎心中物語」が終わった後には
花形歌舞伎特別対談
と題しまして
- 中村 壱太郎さん
- 尾上 右近さん
- 片岡 仁三郎さん
- 尾上 菊三呂さん
四人でのトークタイムがありました
右近さんは【松】の会はお初を演じていらっしゃって
お初は初役だそうで
「(緊張で震えてしまい)壱太郎さんの血をゴクゴク飲みたい
」
「お前には芸があるやろ![]()
」
という「国宝ネタ」で会場を沸かしていらっしゃいました
片岡 仁三郎さんと尾上 菊三呂さんは今回ご夫婦役でいらっしゃるのですが
今は懐かしい「ドンタコス」を踊りながら出ていらっしゃるというお茶目なお二人でした![]()
片岡 仁三郎さんも尾上 菊三呂さんも「曽根崎心中物語」の中で
「死にに行く時に徳兵衛とお初がお互いの手を手ぬぐいでくくるところが好き」
とおっしゃっていて
(先ほど書きましたね)
壱太郎さんはそれについて
「(歌舞伎の舞台で)恋人つなぎをするとは思いませんでした![]()
」
と笑っていらっしゃいました
また、尾上 菊三呂さんは
「最後の倒れるところで頭とか大丈夫かなって思いました」
とおっしゃっていて
私を含めて会場が「最後?えっどこ?![]()
」
とポカーンとしていると右近さんが
「【桜】と【松】では終わり方が違っていて
桜は花道から帰っていくけど
松は湯の花畑で倒れるようにして終わるんです
」
とちょっとネタバレでした
でも、ラストシーンが違うと知ってしまうと
また見たくもなりますよねー
そして、右近さんが
「ここの舞台では
3日しかみんなで練習していないんですよー
超短期集中なんです![]()
」
とおっしゃられると
皆さん驚いてざわついていらっしゃいました
でも、2月に舞台をしていらっしゃったら
確かに千秋楽の後にしか合わせ稽古はできませんよね
少人数でのお稽古はしていらっしゃるでしょうが
すごいことですね![]()
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他にも
右近さんはお家が清元の宗家であり
清元の中でも「太夫(たゆう)」の右近さんは
三味線の伴奏に合わせて物語を語る(歌う)主役
なのですが
片岡 仁三郎さんに
「清元と歌舞伎の二刀流ですが、舞台での感覚の違いはありますか?」
と質問され
「清元は後見のように役者さんを支える感じですね」
とおっしゃっていました
なるほどー![]()
ちなみに
後見というのは、着物をきれいに整えたり着替えを手伝ったり小道具を用意したりという舞台上でお手伝いをする方のことですね
また、右近さん
昨年は清元として立唄を勤め
同じ日に歌舞伎役者としても出演されたというエピソードも
芸達者というか
何より、ものすごく努力をされているのでしょうね
芸の道って厳しい…![]()
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壱太郎さんは今後のアート歌舞伎について質問され
「能の舞台を森にしたので、今度は水族館でやりたい!」
とおっしゃっていました
右近さんに、それは難しいだろうと言われていましたが![]()
30分のトークタイムはあっという間で
楽しいひと時を過ごすことができました![]()
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さて、南座を出て息子氏と合流して梅田に
留年回避
として
(息子氏の頑張りの成果が出て、何とか留年は回避できました)
息子氏の好きな「HARBS」でお茶することにしました
私はストロベリーレアチーズケーキとハイビスカスフルーツティーをアイスで
息子氏は苺のショートケーキとアッサムティーをホットでいただきました
ショートケーキのクリームは驚くほど軽く
スポンジはふわっふわであの大きさでもペロリといけそうな感じでした
(一口もらっただけだけど)
レアチーズケーキの方がどっしりとしていましたが
酸味があるので最後まで飽きずにおいしく食べられました
ハイビスカスティー大好き!
見た目もきれいでおいしいなんて魔法の飲み物ですね![]()
大満足!
しかし、この物価高で大変な時代に
あの客単価の高いHARBSはお店の前にも大行列
価値のあるものにはみんなお金を払うのですね〜
さて、家に帰って
南座でいただいた飴ちゃんを確認
かわいい飴ちゃんには
お初のかんざしと徳兵衛の笠の模様
一緒に入っていた絵馬シール
は
感想を書いて劇場の所定の場所に貼ることができる
というものでしたが
時間がなくて書けず残念![]()
お時間ある方は是非、貼ってきてくださいね![]()
裏には恋みくじもついてました
そして、旦那氏と娘ちゃんへのお土産は
南座どら焼き
これ、中に生八つ橋が入っていて
めっちゃおいしかった!
(娘ちゃんが半分くれた)
南座に行かれた方は是非ご賞味ください
楽しい1日でした!

















