楽しくて楽しくて、笑いが止まらなかった沖縄の旅。


あっという間に6日間が過ぎて、普段の日常生活に戻った。


昨日までは何ともなかった身体が重い。
昨日までは軽かったくしゃみと鼻水が止まらない。


昼には頭痛がし始め、夜には熱が出てきた。



確かに、期間中ずっと夜中まで語り飲み明かし、普段は休みの日たまに羽目を外す程度のことを、連日続けていた。


自業自得だとも思う。



そんな中で、気付くサインはいくつもあった。



一瞬、目の前の人の名前が出てこない。
文章を読もうとしても頭に入ってこない。
ブログを書こうにも、まとまらない。
寝起きが異常にだるい。
記憶と思考が落ちて、行ったり来たりしてしまう。
頭の中が白くなる感じだ。



本当はもっとゴロゴロしたり、ゆったり海を眺めながらぼーっとする時間も作れればよかったのだが、気持ちに余裕がなかった。


自分の身体は「どうしたいか」がわからなくなっていた。


目の前のこと、気になったことを優先して、衝動的に動いていたように思う。


無意識のうちに、「よそ行きの自分」、「ありたい自分」になっていて、動かされている感じになっていた。


本当は元々、わがままだったり面倒くさがりでものぐさな僕を、無意識のうちに出さないようにしていた。



わがままで怠惰な所は、僕が自分で「嫌だ」と思っている部分。



そうなると、ずっと気が張った状態で、なんだかよく訳のわからないまま動き回ってしまう。



気がつけば「いつもの」ペースではない作り上げた自分になっていた。




ただ、目一杯楽しむことを優先したら、そうせざるを得なかったのかもしれない。



しょっちゅう行く場所ではないし、今この瞬間だからこそできた旅だったのだから、それはそれでよかったのかも。


今回はそういう選択をしたかったのだ、と。



欲を言えば、どんな状況でも、オーバーペースになることなく、頭も身体も鮮明な状態で、普段の生活と同じように過ごせたら、心底楽しめたと思えるだろう。


しかしながら僕の身体は誰かの身体ではない。


人と同じではない。



僕は僕のペースを維持することで、こころも身体も元気で笑顔でいられる。



身体が人より弱いことに劣等感を感じるよりも、弱い自分が「どうすれば楽しく生きられるか」を知って、笑顔でいる方が幸せだ。



それは、僕だけでなく、僕の周りにいる大切な人たちにとっても同じはず。



バランスよく生きることは、僕にとっての人生のテーマの1つなのかもしれない。


ただひたすら楽しいと実感していた頭と、知らずのうちに蓄積していた身体の疲労感は、気付かぬうちに相違して、「風邪」という形で僕に知らせてくれたのだった。


台風19号により甚大な被害を受けられた方々が、最小限で回復されることを祈ります。


幸せはあなたのすぐそばに🍀


天地人に感謝
生かされていることに感謝