満ち種塾、
小規模ながら楽しくやっております。

いろいろの教材の中でいちばん楽しいのは、
子どもたちと毎週歌っている季節の歌✨です😍

ラブフルートや二胡で伴奏するので、
気合いが入るのです✨

今日は7月の歌をご紹介させてください。
↓↓

浜辺の歌

あした浜辺を さまよえば
昔のことぞ しのばるる
風の音よ 雲のさまよ
寄する波も 貝の色も

ゆうべ浜辺を もとおれば
昔の人ぞ しのばるる
寄する波よ 返す波よ
月の色も 星のかげも

↑↑
訳をするほど難解でもないので
今日は「この歌から喚起された、ちかぷの妄想」
にお付き合いくださいませね〜🤣

さすがにこれは、満ち種塾では、やりません〜!😘

この歌の主人公、
還暦あたりでは、まだまだ貫禄が足りませんね。

ちかぷ妄想では、
七十代後半から八十路!

九十路も、
恍惚が板について案外良いかもしれません。

✨✨✨
早い目覚めに 
仕方なく
いつもの浜辺へ出てみる

べつに約束もないし
行くあてもないのだけれど

歩いていると 
古いことばかりが思い出される

もしかしたら

思い出すために 
歩いているのかもしれない


風の音に混じって
あの人の声がささやく
歌う声が聴こえる

雲が
話しかける
去った人のまなざしで 
亡き愛犬のかたちして

懐かしい者たちが
にっこり笑ってわたしをいざなう

そうだね まもなく…
わたしもそちらへ行くのだけれど

寄せる波は
すべてをはぐくむ地球の拍動
寄せる波に、
リズムを合わせるわたしの鼓動

さくら貝はピンク色 
老いたわたしの指先にも 息づく生命 
ピンク色


たそがれどきに浜辺を歩く

まなかいに現れるひと
あれはだれ?

わたしを慈しんでくれたひと
わたしが想い凝らせたひと

あなたのようで、あなたではない
あなたでないようで、まぎれもないあなた

寄せる波
かえす波

月の光
星の煌めき

あなた 
そこにいるんだね
あなた 
ここにもいたんだね

あまねく息づく 
あなたの眼差し

いまのいま
生きている 

わたし 
あなたと一緒に
あなたたちと一緒に!

✨✨✨
↑↑
書いていたらフォスターの、
「オールド ブラック ジョー」
という曲が浮かんできました。

中学生のとき、ラジオ講座で習ったやつです。

英語はところどころしか覚えていませんが、
日本語はまだぜんぶ歌えました😆


♪若き日 はや夢と過ぎ
我が友 皆 世を去りて
あの世に楽しく眠り
微かに我を呼ぶ
オールド ブラック ジョー
我もゆかん
はや 老いたれば
かすかに我を呼ぶ
オールド ブラック ジョー♪


86歳の父が、最近よく言います。
「ええオトコはみ〜んな死んでもぅた!
K木も、H瀬も、O川も. M淵も…
もう、だーれもおらへん!
悪りぃやつは、いつまででも残っとるけどな!」

「じゃあ、長生きしそうなパパは、
か〜な〜り 悪りぃやつなんやな!😂」
と返すのですが。

父の寂しさは想像するに余って、
わたしは茶化すことしかできないのです。

それでも、生きることを楽しんでいる父。

ワガママが憎めない、さすがの牡羊座っぷりです。


老人は、よく朝早い散歩をします。

そして、よくうたたねをします。

明け方や夕暮れのトワイライトタイムは逢魔が時。

この世ならぬ者と出会う時間は言うまでもなく、
TVを観ながらウトウトするときにも、
懐かしい向こうの住人との、
逢瀬を楽しんでいるのかもしれません。

平均寿命で考えると女性はどうしても、
おひとりさまの老後になる確率が高い時代。

おばあちゃんになったとき、
懐かしい人が会いに来てくれるなら悪くないな!
イヤ、むしろ最高だな!と思います。

ウトウトする時間がだんだん長くなるのは、
あの世へ行く準備なのかもしれません。

あの世とこの世の「あわい」に生きる時間。

それがたっぷりあれば、
怖がったりあわてたりせずに、
あの世に軟着陸できそうな気がします。

瞑想や座禅は、その「あわい」に身をおいて、
霊性を磨くものでしょう。

修行ナシでその状態になれる長生きは、
やっぱり良いものだと思います。

それで霊性が磨かれるのかどうかは、
わたしにはわかりませんけれど。😆

ともかく!皆さま!
「長生きをして 浜辺を歩こう!✨」