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「これもまた  オレンジ色ね  
    かぐわしや」
                  by ちかぷ


先日は「ハロウィンだいきらい党」の主張として、文化的側面を主に訴え、賛否さまざまなご意見をいただきました。


コメントしてくださった皆さまに、いろんな視点のご意見が聞けて、とても楽しかったです。


ありがとうございました❣️

さて、先日とはちがった切り口でハロウィンについて書いた、去年の記事があります。

今日はその記事に、今の思いを書き加えてみました。

これをもって「ハロウィンだいきらい党」政権放送に代えさせていただきます。笑笑

しばしおつきあいくださいませ❣️

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高校の英語の教科書で「trick or treat」と習った記憶があるので、その頃から知識としては知っていました。

漫画で、オシャレにパーティを楽しむ様子を見て、若気の至りで憧れたりもしましたが、しょせん遠い国の祭り。

「やろうよ!」といっても、ノってくる人はいなかっただろうし。

音頭取りするタイプでもなかったし。

だいいち、日本の家には外国のオバケは似合いません。笑

20年前に子育てしている頃も、まったくメジャーではなかったです。

街じゅういたるところにかぼちゃのお化けが出現したのは、ここ数年ではないかしら。

特にここ3・4年、いっきに裾野が広がったように感じます。

お店の飾りつけやチラシで、怖い顔のかぼちゃを見るたび、いちいちドキリ。

「都会ではハロウィンパーチーやってるげな」

「ほぇ〜!アメリカみたいだの!」

「だけど、ちょっとキミ悪いのぉ!」

なんて言ってるうちに…。
ついに一去年!

仮装して歩く子どもたちを発見!

ネイティヴの先生に習う英会話スクールの行事らしかったけれど「日本にもハロウィンがここまで定着したか!」と、しばし感慨無量で見送りました。

ハロウィンも、クリスマスやバレンタインと同じように、商業戦略で仕掛けられたイベントです。

すこし業腹だけれど、それでお金が動き、皆が楽しめる。

七夕が中国から輸入されて日本に定着したように、長く続けば、これも立派な文化になるのかもしれません。

小さいおばけちゃん、もちろんかわいいです。

しかし、単純に微笑ましいとも思えないのです。

子どもや若者が、魔女や悪魔の扮装をするのに、違和感が拭えません。

「他愛ないイベントに目くじらたてなくても…」
などと思ってもみるのだけれど。


仮装は楽しいものです。

22歳の時、表参道をサンバチームになって踊り歩いたときの高揚感は、今でも思い出せるくらい。

細っこい足腰、淋しい胸のことなど忘れて、気分はすっかりナイスバディのサンバの女王❣️

あとで写真を見たら、表情も別人!
すっかり開放的なラテンの女です。

姿は、どうしたって心を支配します。

ハロウィンの悪魔の扮装の下で、どんな心が生まれるのか?
なんだか心配になります。

仮装をする前と後で、心がまったく変わらないとは、どうしても思えなくて。

日本にも、なまはげ👹をはじめとして、怖いお面をつけるお祭りはたくさんありますよね。

誤解をおそれずに言えば、日本の祭りには、ごく大まかにわけて
「豊穣をつかさどる神への、感謝と祈りの祭り」

「ふだんは封印している『祟る相手』を年に一度ガス抜きさせる祭り」

の2種類あるのではないでしょうか?

なまはげは複合型かしら。

まず「年神さまを迎える」という信仰の流れ。

それに、「漢の武帝が、使役している5匹の鬼を、年に一度解き放ち、その鬼たちが村々で跳梁する」という話が混ざったもの。

昔は、神と鬼は同じものでしたから、なまはげに入っている方々は、「鬼神の依り代」というわけ。

「鬼神に乗り移ってもらってもOKな人間」のシルシが、あの装束ということなんですね。

鬼神が乗り移った状態で、ガス抜きだか、教育的指導だかをして回るのが👹なまはげさん。

だから…

私の心配、お分かりいただけますでしょう?

「そ〜〜んな格好したら、
外国のオバケにとっつかれっぞ!ガーン

「そ〜〜んなモン飾ったら、
おウチがオバケのドアになっちまうぞ!ガーン

シルシのついた人間は、「ワタシに乗り移ってOKで〜す照れ

シルシの飾ってある場所は「ここから入って〜〜!家

って言ってることになるのですもの。

なまはげのように、ちゃんと宗教的結界システムが働いている安心の下で、依り代になるのならば大丈夫でしょう。

でも、様子もわからない外つ国(とつくに)の、気心知れないオバケに、身体を明け渡すのは、非常にマズイ。

悪魔やゾンビの扮装に、心も添っていき、ひいては魂が乗っ取られることになりかねません、

ハロウィンは日本に「文化的土壌のない祭り」で、宗教的安全装置は無いのですから。


音符カラスの勝手でしょ〜〜ルンルンというご意見もおありでしょうが…。キョロキョロ

オバケの装束でバカ騒ぎすることの霊的怖さを、若者は知らなさすぎます。

それを教えるべき私たち世代が、霊的タブーを軽視する風潮で育ったこともあり、タカをくくって妙にモノワカリ良くなっていることも、一因かと思うのです。

ガンコに「そんなん、やめなさい!プンプンという親でいたいと思うのです。


…じつは。

これを言うのはそうとう勇気がいりました。

「憑依なんて非科学的だ。」
「証明できないものは、存在しない。」
と言われる方も多いだろうと思ったからです。

でも、この問題に対する真に科学的な態度とは、「霊魂がないという証明は、まだできていない。ゆえに『霊魂はない』と言うことはできない。」だとお聞きしたことがあります。

と言っても、私は完全な文系脳。

科学的ウンヌンよりも直感で生きています。

いろいろ書きましたけれど…。

ゾンビや骸骨なんかの仮装やメイクを見ると、反射的に、ごくごくプリミティブな「怖れ」を感じる…というだけのハナシなのです。


あのオレンジのカボチャの〜!
カラッポの目が口が〜!
ニヤリと笑う表情が〜!

キモチワルイ〜〜!笑い泣き

という原初的な感覚に〜!
安易な気持ちで蓋をしてはいけないと〜!
思うので〜〜!
ありま〜〜〜す!

以上!キラキラ

「ハロウィンだいきらい党」の政権放送でした。

ご静聴、まことにありがとうございました❣️チュー