夏休みも終わりの週になりました。
子どもたちもお尻に火がついて、「先生〜〜!感想文どうしよう!?」![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
感想文は、簡単と言えばカンタン、難しいと言えばこれほど奥深いものはありません。
子どもたちもお尻に火がついて、「先生〜〜!感想文どうしよう!?」
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
感想文は、簡単と言えばカンタン、難しいと言えばこれほど奥深いものはありません。
暑い盛り、作品とガップリ四つに組んで、書きあげる感想文。
「夏の読書と思索は、成長のチャンスよね!」
などと常々思いながらも…。
時間がないこともあり、ついつい、カンタンに書ける安直感想文指導に流れる、ダメな塾講師ちかぷです。![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/015.png)
![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/015.png)
さらにこのところ、私自身が感想文の難しさに、書けない何日かを過ごしておりました。
先週、ブロ友のユッカさんが「二十年目の花火」という初詩集を上梓され、その感想をblogにと、思うのだけれど書けなくて。
思わずひざを打つような、きらめきの表現。
脳みそを揺さぶられる、詩人ならではの視点。
そのひとつひとつに刺激されて、こちらの思いが溢れるので、詩集全体についての感想を書くのが難しくて。
先週、ブロ友のユッカさんが「二十年目の花火」という初詩集を上梓され、その感想をblogにと、思うのだけれど書けなくて。
思わずひざを打つような、きらめきの表現。
脳みそを揺さぶられる、詩人ならではの視点。
そのひとつひとつに刺激されて、こちらの思いが溢れるので、詩集全体についての感想を書くのが難しくて。
イツキカムイさま
![天使](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/157.gif)
「たくさんのエピソードを羅列して支離滅裂…という感想文を書いてきた子どもに、ちかぷがするアドバイスは?」
ちかぷ![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
「ひとつにしぼって、深く書いてごらん!」って言うかなぁ〜。
…ハッ!![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
…おお!![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
笑
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/082.png)
「あれは母にと
空から剥がして押し花にした」
というラストに、ノックアウトされました。
二十年の歳月の中、家族の歴史は花火を見るメンバーに表れ、最大十二人でブルーシートを敷いた土手を、今年は夫とふたりきり、歩きながら見る花火。
ゆかさんは、そんな花火を押し花にしてしまう。
ヤラレタ〜〜!![恋の矢](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/033.gif)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
![恋の矢](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/033.gif)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
花火の思い出、あの年この年…。
誰と見たか?
どこで見たか?
どんな状況だったか?
花火がせつないのは、目の前の花火に、過去や未来の花火が重なるから。
…となりにいなくなった人の、不在がコタエるから。
…いつか、となりにいなくなるかもしれない人の、存在が愛おしいから。
夏休みの宿題の押し花帳は、あの日この日の、夏の光の下の花々が半紙にはさまって、乾いた眠りに就いていましたが。
過去の花火たちは押し花帳に重ねられて、しあわせの夢を歌う…
生き生きした色は褪せても。
「恋は遠い日の花火ではない。」
なんていうウィスキーのCMがありました。
音楽にも惹かれて、昔から好きなシリーズのCMでしたが、中年にさしかかった人の、ウブなトキメキが素敵で、ドキッとしましたっけ。
生きることは、新しい花火を上げること!![花火](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/298.png)
![花火](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/298.png)
(別に恋でなくても良いからサ。
)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
あの世にはおカネもモノも持っていけませんが、そんな思い出いっぱいの押し花帳だけは、持っていけるような気がします。
美しい自信作でいっぱいの押し花帳づくり
そう考えると、人生って、なんと風流なものなんでしょうね。
いろいろな町で花火大会が催されていますが、安くない花火費用は、その町の企業や商店の協賛で賄っているのが普通。
でも、三重県熊野の花火は、その年に亡くなった人の供養のために、遺族が上げるのです。
名前のアナウンスとともに上がる花火を見ながら、亡き人を偲ぶ。
花火を一緒に見てくれる、たくさんの観光客の存在も、供養にひと役買っているのだろうと思います。
「綺麗だな〜〜!」と思う心が光になって、あの世に届くから。
ゆかさんが「お母さんに」と決めた花火も、シッカリ彼岸に届いたことでしょう。![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)