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ここのところ中二ぼうずたちが、平家物語の冒頭を、しきりに暗唱しております。
訊くと、学校で暗唱テストがあるそうな。
みんなが口々に暗唱すると、隣の教室にうるさいから、止めないといけない立場(塾講師です)なのですが、上手な子の暗唱など、なんとなく聴きほれてしまいます。

「 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。… 」

その昔、高校で平家物語好きな先生に当たって、
当時でも、あまりないことじゃないかと思いますが、全文を授業でやりました。
大学か〜ぃ?! 笑
今はもう、こんな授業はできないでしょうね。

平家物語を読むたび、
先生が張り切って朗読する
名調子が聞こえるような気がします。

リズムがあって、格調高くて…。
平家物語はやはり、
黙って目でよむよりも、
耳で聴くもの。
声に出して朗ずるもの。
琵琶法師が語って伝えたものだから、それがいちばん似つかわしいのでしょう。

あ、よむとき琵琶の伴奏が欲しいかも〜。
琵琶法師じゃなくて、ゴージャス美人の演奏がいいかも〜。
いろいろな二胡コンサートで、何人もの琵琶伴奏を聴きましたが、なぜか皆さん美人!
弁天さまが乗り移るのかもしれません。
弁天さまとセッション…。
おお❣️

古典に限らず
朗読してみたとき
美しいなぁ!と
惚れ惚れする文章があります。
筆者の息遣いが、感じられるようなやつ。
それも読み手との相性かな。
息が合わないと、すてきに聴こえません。

時空を超えた
読み手と書き手の共鳴。
ハーモニーなんですね。