家族で車に乗っていて、ビートルズがかかりました。
そこで話題になったのが、「ヘイジュードの部分が、なんと聴こえるか?」
私以外は「ヘイジューン♪」と聴こえるということでした。
私には「ヘイジュー♪」にしか聴こえません。

だから、この曲を聴くと「ごんぎつね」を思い出してしょうがないです。
小学校の教科書に出てきた、兵十という男とごんぎつねの、あの悲しいお話です。
兵十=ヘイジュー♪

いま、確認のため読み返してみたら、兵十は「ひょうじゅう」と読むので、実は全く関係なかったことが判明!
ふだんからあんまり授業を聴かない子どもだった上に、大好物の「動物かわいそう系物語」だったので、授業中に一人で物語世界に遊んでいたにちがいありません。
先生が何と読まれていても、字面で「へいじゅう」と、入っていたのでしょう。
読み返してもう一つ驚いたのは、あっけないほど短い物語だったことでした。
語り口は、たしかにそうそう、この通り。
覚えています。
でも、もっともっと行間にいろんな思いが書かれていたような気がして。
この「思っていたより、あっさりしていた。」感じは、他の絵本や物語でもよくあるし、人に訊いても「そうそう!」と言われる方が多いです。
子どもはお話の、書かれていない部分を想像で膨らませて読んでいるからなのでしょう。
良質の物語には、この膨らませる余地がたっぷりあるように思います。
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ヘイジュードは、「つらい現実から勇気を出して一歩踏み出せ!」と歌っているそうです。
あら!
それなら、おっ母を亡くし、ごんぎつねを撃ってしまった、ひとりぼっちの兵十にぴったりの応援歌ですね❣️