今朝のこと。

廊下のマスク置き場での

できごと。



新しいマスクの箱を開けようと、

きれいにピッチリとラッピングしてある、

ビニールのピタピタのところを、

無理やり指でなんとかしようと、

ガリガリひっかいて、

もがき続けている娘。



モリモリの洗濯かごを持った私は、

いじわるをして、

だまーって、

(ハサミ使えばいいのにな。)

と心でつぷやきつつ、

ヨッコラショと、

通り過ぎようとしています。



「だ、だれか!この封印をといて!」

苦し紛れに娘は、

大きめのセリフを放ちました。



母:(だれが助けてくれるかな?)



すると、

どこかの部屋から、

「魔封波!!」

と技を放つセリフ返しが。



・・・息子デス。



(!!!???)

一瞬、立ち止まってしまいました。



お助けのとっておきのひとこと?

ん!?ちょっとまって!?

そういうことじゃないんじゃない??

魔封波言っても、

封印は解かれないんじゃ??

余計に封印されちゃうんじゃ??



でも私はクスクスと、

いじわるな笑いをしながら、

娘に、

「ハサミを使ったらいいじゃん。

 魔封波言ったの兄ちゃん?」

とだけ言い残して、

洗濯物を干しに行くのでした。



その後、

息子の魔封波が、

どうなったかはわかりません。

娘は、

「ありがとう」

といったのか、

「余計に封印されるわ!」

と言ったのか、

笑っただけだったのか、

さて、

どうしたことでしょう??



なんだか面白かったなぁ、

とニマニマしながら、

洗濯物を干す私。

洗濯物を干し終わったころには、

もう、忘れて、

出かける準備をしていたのでした。



そんな娘は、

もうお風呂もすませて、

部屋へ寝に行き、

息子はもうすぐ、

バイト先から帰ってきます。

自転車、寒いだろうな。