座布団爆弾の威力は、当たると一旦「ぼんよ~ん」と弾みがつくところにあります

綿の重みとクッション性には侮れないパワーがありました




手加減はしましたが、膝ががくがくしていたので命中率は高く かなりなダメージは与えられたはずです





突然「K君大丈夫か?」とふらついたKさんに近寄った親切な係長Nさんは、やぶ睨みの悪人顔になったKさんに「攻撃をしかけてきた本人だ」と勘違いされて 八つ当たりされて吹き飛ばされている最中でした

(駄目ですよ係長!こんなときに相手の懐に入っては)

(間合いは大事です)

(変な同情心も禁物です)






座敷の向こう側の部屋にいるKさんサイドでは………

「おおぅうぅ」

「てめー」

「触んな!」

「くらぁ~~~!」







一方、襖を隔てた部屋の隅っこ こっち側では………

「糸ちゃんいい加減に もう止めなよ」
同期が不安一杯の顔で意見しましたが、それでも手を緩めずにいると、あちら側にいるKさんは飛んで来る座布団爆弾に向かって


「なんだこりゃ~~~!」


「◯◆△”#+*<▼×」


「てめーーーいったい誰だ!」


「こなくそ~~~~!」


「出て来ーい」


「『出て来やがれ!』つってんだろーがよ!」


「ぼっころぉーーーす」


「ぼっ殺してやんだかんなーーー!」爆弾




ぶっ殺す?
座布団を???


「ぼっ殺す前にぶっ飛ばしてやんぞぉーーー!」



 
(一体全体 座布団をどういう風にぶっ殺すというのでしょう?)о(ж>▽<)y ☆

と思っていたら、さっきは「ぶっ飛ばしing」だったのですが、今度は柔道のなんとか言う技で既にぶっ飛ばした係長を再び念入りに座敷に叩き付けて、もう組敷いていました


しかし係長の組敷かれたところには 私の投げた武器である座布団が散乱していましたから、クッションの役目を果たして良い塩梅になっていました








でも
みつかったら
大変
大変



ここで爆弾の発生元がバレたら大惨事



吠えてる
吠えてる
叫んでる



これは最早
混沌と言うしかない状態





「もー どうすんのよ、糸篠ちゃんてば……」

どうって
絶対に出て行くもんか

出てなんか行かないですよーだ







ふーむむむ

ぐじゃぐじゃな
いい展開になってきたもんだわ( ´艸`)




最初はこっそりと投げていたのですが、そのうち投げるコツをつかんだので 狙いを定めるポーズを得意になって取るようになりました


それを引きで見ていた課長(も相当酔っていました)は赤い顔をして頭から湯気をあげる勢いで「あっ! 糸篠君『暴力反対』と言って置きながら、君が一番暴力的じゃないか~~~」とはっきりと私に向かって指を差して咎めはじめました




つづく