HSPと「怒りの感情」〜フィルター越しの歪んだ世界〜 | おかえり、私!〜HSP のHSPによる HSPのためのブログ〜

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人にばかり優しくしていたら、自分が誰なのかわからなくなってしまった…。
人生のあちこちで 迷子になったままの本当の自分を迎えに行く。そんなブログです。

 HSPとは?
 
HSPは 生まれつき敏感で、周りからの刺激を過度に受けやすい人のことでDOESという4つの特性をもつ。

 

1996年にアメリカのアーロン博士が発表するまで、世の中で認知すらされていなかった。

 
HSPの4つの特性 DOES
 
D:Depth of Processing
  考え方が複雑、深く処理をする
 
O:Overstimulation
  過剰に刺激を受けやすい、敏感で疲れやすい
 
E:Emotional response and empathy
  全体的に感情の反応が強く、共感力が強い
 
S:Sensitivity to Subtleties
  些細な刺激を察知する、あらゆる感覚がするどい
 
 
 

パンツがない!

 
GW最後の日の夜、入浴前のこと。

アイロン掛けが間に合わず
※我が家ではパンツにアイロンを掛ける。
 
夫の着替え用のパンツが足りなかったので
 
新しいパンツのストックを出した。
 
 
 
私と会話で絡みたくて
 
冗談を言っているつもりなのかもしれないが

 
 
「なんで パンツがないのw?」
 
「だーかーらー、なんで 洗濯をしないのw?」
 
 

笑いながら夫が言う。
※洗濯はしていた

 
………が、全く笑えない。
 
強い怒りの感情しか浮かんでこない。
 
ムカつきすぎて上手く言葉にならない
 


どうしてこんなに頭に来るのか?

 
 
 

アイロン掛け

 
コットンのトランクス派。
 
裾のところが丸まっていると

夫も息子も

気持ちが悪いのではないかと思い
 
(HSPのDOESのS)
 
パンツにもアイロンをかけている。
 
 
 
 
夫も息子も
 
仕事でワイシャツを着る。
 
それも、もちろんアイロンをかけている。
 
 
 
しかも、夫は5Lサイズなので
 
ワイシャツ1枚でも
 
時間はかかるし、場所も取る。
 
 

 
 だから、普段、平日
 
誰も居ない居間で、作業をしている。
 
 

 

夫の休日

 
GW中は、ほぼ毎日
 
一緒に外出をしていた。
 
帰宅後、私はいつも通りの家事をする。
 

 
夫は、帰宅後も

夕飯が出来上がるまで
 
寝転がってテレビを観ている。


 
こちらが忙しく動いていても
 
目の前に皿が置かれるのを
 
こどものように待っている。
 
 

これが、息子なら
 
自分が早く食べたければ
 
ご飯を茶碗に装ってくれたり
 
先に出したものを
 
レンジで温めてくれたりするのだが…
 


私に、GW
 
アイロンがけまでさせたいのなら
 
いつも通りに
時間空間を使わせろということ。
 
 
 
1人で外に出掛けるなり
 
自分の部屋でのんびり過ごすとか。
 
そもそも、朝6時に起きてくるな。
 
 
 

周りを気にしない夫

 
夫は、仕事から帰ると
 
自分の体感に合わせて
 
そこに居た、私に一言の確認もなく
 
勝手に、冷暖房を切り替えるような人だ。


 
テレビのチャンネル選択権も夫にある。
 
自分の見たい番組を見ている時は
 
話しかけてくるから
 
こちらは対応するのに
 


私が目の前で笑っていても
 
自分はパソコンで動画を見ていて無反応
 
自分軸?半端ない。
 
一緒にテレビを見ていても楽しめない。
 
虚しくなる。
 
 
 

フィルター越しの「歪んだ世界」

 
今回の、夫の「パンツ発言」に対して
 
何故、私はこんなにムカついたのか?
 
夫はただ、私をからかいたかっただけ(KYだが)。
 
 
私は、どんなフィルターを通して
 
この事実を見ているのか?

 

「自分は休みだから
 
 外出には付き合わせるけど
 
 お前は休みの日でも、やることはやれ」

 

…と、言われたと感じた。



「私は家族の中に在っても
 
 役に立たないと存在してはいけない」
 
 
「私は相手のことを思っているのに
 
 私のことは全く理解されていない」
 
 
 
そういう悲しみが、怒りに変わっていた。
 
 
 

 アダルトチルドレン

 

 

    
アダルトチルドレン
 
アダルトチルドレンとは
①親がアルコール依存症の家庭で育って成人した人。アメリカでアルコール依存症治療との関わりの中で生まれた言葉である。
②親や社会による虐待や家族の不仲、感情抑圧などの見られる機能不全家族で育ち、生きづらさを抱えた人。機能不全家族の下で育ったことが原因で(大人になっても)深いトラウマ(外傷体験)を持つという考え方、現象、または人(大人)のこと。
 
医療における診断用語、病名ではない。
Wikipediaより

 

 
結婚する前
 
実家から出たくて仕方がなかった私には
 
夫は救世主のような存在でもあった。
 
 
 
甲斐甲斐しく 世話を焼くことにも
 
何の疑問も持たなかった。
 
 
 
でも、いつの頃からか私の中で
 
「私を大切にしたい気持ち」が
 
復活してきたのだと思う。
 
 

だから
 
「受け取るだけ」の夫の態度に
 
怒りを覚えるようになった。
 
私の心の復調の証だと思う。
 
 
 

 

物心がついてから
 
心の底から安心して
 
「何かあったら
 
 私があなたを守ってあげる」
 
 
 という体験を覚えてないから、いつも不安
 
 
 
 
災害が怖いのも
 
誰も助けてくれないと思っているから。
 
 
 
1人で何でも
 
なんとかしなくちゃ…!」と思うから
 
全てが辛い
 
 
 
 
コミュニティーの中だって
 
私は出来る」と思うことで
 
だから私はここに居ていいんだ」と思いたい。
 
 
いつだって、優位に立たなくてはいけない。
 
 
 
 
だけど
 
人に優しくするのは
 
打算ではなく、間違いなく
 
 

不安だから、人の不安がわかる。
 
寂しいから、悲しいから
 
その人の寂しさや悲しみに
 
寄り添ってあげたいと、心から思う。
 
 
 
 
心の奥底では
 
そのままの私を愛してほしい。
 
どうしても耐えられなくなった時は
 
誰かに頼りたい
 
 
 
だけど、それが叶わなくて
 
自分のことは自分で守らないと」と
 
考えているから
 
 
 
無意識下でいつも気を張っている。
 
 
だから、居場所を奪われそうになったり
 
 

 

 

 

存在価値を否定されたりすると
 
怒りが発動するのだ。
 
 
 
モラハラ的なことを言ってはいるが
 
夫が全ての原因ではない。
 
私が、フィルターを通して世の中を見て
 
勝手に、私が反応しているだけ。
 
夫は、私の地雷に気付かず踏んでしまっただけ。
 
 
 
私の心の奥底にある
 
どうしようもない孤独
 
全ての怒りの原因になっている。