中でも「グレーゾーン」と言われるお子さんの相談する場所が少ないようで、他府県からも相談に来られます。
発達障害と診断されるかどうかには、明確なラインがありません。
発達検査も、子どもの発達の度合いを測定し、子どもの特徴を知ることで支援策を探るためにあるもので、発達障害かどうかを判断する判断材料にはなっても結論付けるものではありません。
「グレーゾーン」というのは、専門家の方が「診断名をつけるかどうかの判断が難しいラインにいる子どもたち」に対して称する言葉であり「グレーゾーンの子どもは支援の要らない子ではなく、支援が必要な子どもだ」と臨床心理士さんも言われていました。
「発達障害だと診断されたことがなかったけど、中学校、高校、大学になり困り感が増えて、学校が支援をする必要のある子どもたち」の話を先生方からよくうかがいます。
国公立の大学院を卒業し、就職したけど人間関係でつまづき、精神障害の手帳を取り、障害者支援センターで就労支援を受けている方も多いそうです。
逆にグレーゾーンと言われたけど発達障害だと診断され、適切な支援や配慮や療育、親や先生の継続的な関わりにより、「今では支援が必要でない。今なら診断名がつけられない。」という
いわゆる「グレーゾーンの白黒逆転現象」が起きています。
ご相談に来られた方は、お子さんと専門機関に行かれて、「本当に良かった」とご報告くださいました。
専門機関に行ったことで、ご家族からも理解が得られやすくなったそうです。
どんなに長い間お一人で悩み続けられて来られたかと思うと、胸が痛みます。
⬆親が早いうちにその子について理解する子いうことが一番楽。(発達障害の診断を受けたお子さんのお母さんからのメッセージです。)
「成人には「療育」という言葉はありません。」と臨床心理士から言われてはっとしました。
もちろん、診断を受けなくても、適切な支援や配慮、関わりの中で子どもたちは成長していきます。
12年前に「グレーゾーンだ」と何度も言われた長男は、小5の時には「今では診断名がつかない」と診断を受けた専門機関で言われました。
今では、発達障害で子育てに悩んでいるお母さんに、自分なりの目線でアドバイスしてくれたりしています。
当事者目線のアドバイスは目からウロコの事も多々。
本当に沢山の先生やボランティアさんたちに、愛を持って関わり、育てていただきました。
困り感のある子どもたちが支援に繋がることが大切だと思います。
そしてそれは必ず親にとっても大きな支援や心の支えになる思います。
身をもって経験させていただいた立場から、療育に進んだ子どもたちの10年後を見守って来させていただいた立場から、お伝えさせていただきたいと思いました。
誰かに相談するというのもとても勇気のいることですよね。
相談したのに…という経験をされた方もいらっしゃるかもしれませんが(私自身沢山の相談機関を渡り歩きました。)
そのときの経験は⬇こちらに書いています。
わたしが何故ことだまカウンセラーになったのか
長男の事をきっかけに一番変わったのは母である私自身だったと思います。
一人で悩まずにどうか相談してみてくださいね。
※ご予約&お問い合わせは下記までお願いします。
心と体が素に還る古民家さろんおかえり庵
携帯メール:okaelly@@docomo.ne.jp
@を1つ取ってください
パソコンメール:okaelly@@gmail.com
携帯番号:090☆4573☆7132(松本)