昔、陶芸をかじったことが有りました。
手作りの陶器が我が家に増殖し、
棚にも溢れだしたので展示会に出すものの
余りに個性が強いのか、展示会では売れ残り…
結局、居場所は我が家のみ

肩身の狭かった作品たち…
それが今では愛おしく思える様になりました

歳と共に、手作りの良さが解るようになったのです

歪だからこそ

土の塊を掌で捏ね、空気抜きをします。
最初は硬い土も、掌の温もりで次第に柔らかくなり、
捏ねやすくなり、
最後は、菊の花の様な襞を付け(菊練り)丸くまとめます。
それから、針金で必要な分だけ切り取りながら、轆轤ロクロの上で形を作るのです。
こうした工程を経ながら、作品となりますが…
割れたりヒビが入ったりしたものは、
バケツに捨てられ水を掛けられ、再び泥に戻り、
そして、再び陶芸の土に生まれ変わるのです

土の命…永遠なるかな
形を変えながらも、いつも身近にある命

庭に立てば、足の下には土がある。
草木を支える土がある

小さな小さな、一粒ずつの砂の欠片が、大地となり我らを支えている

春

芽吹く春

小さな命を感じる春

何故か小さなものが愛しく感じられるこの頃です

小さきものの中にこそ、
真理、そして宇宙が存在するような気がするのです

