こんばんは。
オカダトモコです。
不定期配信「独身四十路女のコラム」です。
今宵はちょっと時事ネタ。
先日、Yahoo!ニュースに、
なんとも複雑な気持ちになる文字が踊っていました。
それは、
「独身税」。
なにそれなにそれ!!
独身は税金かかるってこと?!
なにそれなにそれ!!!
と、ざわつく胸。
どうやら、ことの発端は、北国新聞のこちらの記事。
「結婚し子を育てると生活水準が下がる。
独身者に負担をお願いできないか」と質問したのに対し、
阿久澤氏は「確かに独身税の議論はあるが、進んでいない」と述べた。
えっと…
えっと…
確かに子育てにはお金がかかりますよね。
大学まで出そうと思ったら、1人3000万かかるとかなんとか…。
分かります。大変ですよね。
でも…
でも…
その負担を「結婚してないから」という理由だけで、
ワシら独身が
背負わなきゃいかんのだろうか…(´□`。)
実はこの話題は今回が初めてではなく、
前から何度か「独身税」というワードが出ては、世間を賑わしています。
おそろしや。
そしてこの「独身税」という制度、
海外で実際に導入した国もあるんだとか。
例えば、ブルガリアでは1968~1989年に「少子化への打開策」として、
導入されていたんだそうです。
子供を産んで欲しい 結婚する人を増やせばいい 「独身税」導入しようぞ!
みたいな流れで、独身の人たちに税をかけたんだとか。
その負担額なんと、
収入の5~10%!!
痛い痛い!!
痛すぎ( ̄□ ̄;)!!!!
だって、月収20万円だったら1万円〜2万円!
「そこまで税金かけたら、みんな結婚して子供産むでしょう?」
というブルガリア政府の思惑は外れ、
独身税を支払うことで独身の人たちの金銭面が苦しくなり、
より一層結婚できない人が増えて、出生率が下がるという結果に終わったそうな。
まさかの逆効果。
だからさ、
日本でも導入は考えて欲しいな。
ただでさえ、若者たちは収入が減って大変だと言われている昨今。
それにさ、子育てしてないけどさ、
私たち独身だって、結構大変なんだよ。
妊娠出産する同僚がいたりすると、
彼女が「産休育休」取ってる間、
また、復帰してからも「時短勤務」している間、
仕事のしわ寄せは、独身の私たちに来るんですよ。
でもって、出産してない私たちは、
「産休」も「育休」も取らず働き続け、
「出産手当」も「育休手当」も「育児手当」も「児童手当」も貰うことなく、
社会保険やその他税金を払い続け、
更には、
結婚した人たち、出産した人たちに、
「おめでとう〜〜〜!」とお祝いを渡す。
(今までいくら払ったかは考えたくないよね)
子供がいなければ
「扶養控除」なんてものもないし、
結婚していなければ
「扶養家族」に入ることもない。
そうやって何の手当も控除もない中、黙々と働いている私たちに突きつけられるのは、
「あの人は結婚もしないで」
「いい歳なのに独身で」
なんていう、厳しい言葉や痛い目線。
手当もなければ、目線も厳しい。
それにも負けずに働いている私たちに、
さらに税金を払えと……?
もう…泣いちゃう。
少子化で国が大変なのはわかるけど、
それを独身に押し付けられちゃ、敵わんです…。
そんなことを言うと、聞こえてきそうなこの言葉。
「じゃあ結婚すればいいじゃん」
そ、
そ、
それだけは言わないでええええええええ!!!
できたらとっくにしてる。
うん。
以上、独身四十路女のコラムでした。
今後も不定期にて更新予定。
オカダトモコ